定例会閉会。約半世紀の歴史に幕を下ろす。

ブログ 敦賀市議会

令和3年第4回定例会が昨日閉会しました。
 
10時に開会した本会議ではまず、追加提出された第97号議案「敦賀市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件」、第98号から102号議案「敦賀市職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求める件」の計6件の人事案件について、即決にて可決。
 
また、同じく追加提出の第96号議案「敦賀市一般会計補正予算(第11号)」(非課税世帯等&子育て世帯臨時特別給付金」(非課税世帯は10万円、子育て世帯は残り5万円を現金支給)については予算案件につき、予算決算常任委員会に付託する旨決定。
 
その後は予算決算常任委員会(全体会)を開催し、「非課税世帯等臨時特別給付金(事務費含む)」、「子育て世帯臨時特別給付金(事務費含む)」について、それぞれ支給対象者の要件などに関し詳細質疑を行い、結果委員会として原案通り認めるべきと決しました。
 
ここまでが午前中で、午後からは1時30分に本会議を再開。
 
各常任委員会の審査報告の後(私も産経建設常任委員長として報告)、討論のない議案17件について一括採択を行い、可決。
 
第78号議案「敦賀市一般会計補正予算(第10号)」及び第94号議案「敦賀市一般廃棄物最終処分場建設工事(土木)請負契約の件」については討論があり、第78号議案では、反対の立場で日本共産党敦賀市会議員団の山本貴美子議員、賛成の立場で私が討論を行い、採決の結果、委員長報告の通り賛成多数で可決されました。
 
討論は、反対から先に行われるため、後に行う賛成討論では反対とされる理由を反証する必要がありますが、今回も3点あったうち1点(知育・啓発施設の書籍購入費)しか自身の考えを打ち返すことが出来ませんでした。
 
議会は「言論の府」であり、この討論こそ「決定権者の責務」であると考えることから、この点は今後も重きを置いて対応していきたいと思います。
 
その後、請願1件の審査報告(私より報告)から討論・採決、特別委員会からの中間報告があり、最後は議員提出のB議案第6号として「敦賀市議会議員の定数を定める条例の一部改正の件」について提案。
 
提案者を代表し、市政会の和泉明議員より提案理由説明の後、2名の反対討論、採決が行われた後採決を行い、結果、賛成多数で可決されました。
 
これにより、議員定数は「2名減」、即ち24名から22名となり、次の一般選挙(おそらく令和5年4月の統一地方選挙)からこの定数が適用されることとなります。
 
議員定数に関しては、長きに亘る議員間協議の末、明確な理由を添えて「議会自ら」が出した結論であり、私自身、この考えを提言した立場からも、今後これ以上定数を減らすことは、相当な理由がない限りすべきでないということは、ここで申し上げておきたいと思います。
 
一連の昨日の流れを述べさせていただきましたが、最後まで審査・審議にあたるべく、自分なりのベストは尽くせたかと思う次第です。
 
そして閉会後は、議長席をバックに議員一同で記念撮影。
 
写真をお見せできないのが残念ですが、皆笑顔のナイスショットでした。
 
こうして現庁舎最後の定例会を終え、約半世紀に亘り敦賀市議会の議論を見守り続けてきた本会議場に感謝。
 
年が明ければ新議場でのスタートとなりますが、両方の議場を経験できるタイミングで議員をさせていただいていることにも感謝をし、残りの任期1年4ヶ月を全力疾走する所存です。
 
北陸新幹線敦賀開業を控え、変換点を迎えようとする敦賀ですが、引き続き「敦賀の歴史を誇りに、今ある資源を最大限生かす」とのスタンスのもと活動していきますので、皆さまにおかれましては、今後とも叱咤激励のほど宜しくお願いいたします。
 

【見納めとなる本会議場。約半世紀の歴史に感謝。】
 

【おまけの記念撮影。マスクを外すと太ったような?】