夏本番の大雨に長雨。災害情報に十分ご留意を。

ブログ 防犯/防災

昨日の夕方は、「あの試合をもう一度・スポーツ名勝負」と題してNHKで放送された、1998年夏の甲子園準決勝、横浜vs明徳義塾の試合に見入ってしまいました。
 
この試合は、高校野球ファンなら誰しも知る、「平成の怪物」松坂大輔投手が、準々決勝でのPL学園との再試合450球を投げた翌日、8回表まで0-6の劣勢を跳ね返して、横浜が大逆転サヨナラ勝ちをするという試合であり、結果を知りながらも、当時の興奮を思い出した次第。
 
球児たちの計り知れぬ勝利への執念と球場の雰囲気が重なって起こる「甲子園の魔物」を生む高校野球は、やはり面白いもの。
 
ちなみに、松坂選手を語るうえで、私の最も印象に残るシーンが、この試合で流れを一変させる9回のマウンドに立つ場面であり、以前のブログにも記載しておりますので、宜しければ参考までご覧ください。
 →→→「平成の怪物」引退表明とその原点(2021年7月9日ブログより)
 
そして、2年ぶりの開催となる夏の全国高校野球は、台風の影響で日程が1日順延され、本日10日、甲子園球場で開幕します。
 
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、チーム関係者に最大3回のPCR検査を行うなど徹底した感染対策を講じたうえでの開催となりますが、オリンピック同様、観るものに力を与える熱戦を期待したいと思います。
 
さて、順延の原因となった台風9号は、温帯低気圧に変わって以降、日本海を北東に進み、本日は東北地方を通過する見込みとなっています。
 
ここ敦賀では、昨日23.1m/s(16:41)の最大瞬間風速となったほか、時折強い雨が降りはしたものの大事には至らず、大きな被害は無かったものと認識しています。
 
しかしながら、今朝のこの雨のように、局地的に滝のような雨が降って、北海道から北陸、東海を中心に大雨になるところがあるとの予報となっていることや、この先の週間天気予報を見ると、17日までは傘と雲マークしかないという、梅雨時期かと思うような天候となっています。
 
これだけの長雨、しかもどこかで線状降水帯に掛かるようなことになれば、一気に災害リスクが高まることから、河川の水位上昇や地盤の緩みなどに十分警戒して過ごさねばなりません。
 
なお、河川の水位上昇に関しては、昨日も島根県益田市の高津川で、台風9号の影響で転覆した船を岸に寄せようとしていたところ、団体職員の男性が流され、行方不明になっています。
 
敦賀では、先般全戸配布されたハザードマップに示された河川ということになろうかと思いますが、例えこの先気になるような状況があったとしても、興味本位で近づくことは絶対にされませんようお願いいたします。
 
この雨により、冒頭の甲子園大会へも影響なきよう願うところですが、まずは自分の身を守ること。
 
これからお盆時期となりますが、それぞれの地域の災害リスクを把握のうえ、くれぐれも災害情報にご留意のうえお過ごしくださいませ。
 

【福井県河川・砂防総合情報による笙の川の水位情報。この先、右肩上がりのグラフとならないよう願うばかりです。】