2020年7月21日
変化を静かに見守る「気比神宮の大鳥居」
天気予報によると、北陸地方の梅雨明けは例年より遅いとのことですが、本当かな?と思うほどの晴天続き、しかも暑い。。。
それもそのはず、気象庁データによると、昨日の敦賀の最高気温は33.2度(11時38分)、それだけでなく最低気温が25.5度(0時08分)、湿度は65〜80パーセント近くであったとのこと。
気温30度を超える「真夏日」に加え、夜間の最低気温が25度を超える「熱帯夜」になっていることにも念頭に、屋外は勿論のこと、室内でも起こる熱中症に留意し過ごさねばなりませんね。
そう言って、本日のデータを確認すると、既に最高気温が29.2度(0時25分)、最低気温が27.8度(5時)となっていますので、より一層のご注意を。
さて、話しは変わりまして、このうだる暑さと湿気の中にあっても、着々と市内の大型工事が進められています。
これまでも何度かご紹介してきているのですが、今日ご覧いただくのは「国道8号空間整備工事」。
アルプラザから気比神宮(正確には郵便局本局)までを2車線化するとともに、景観を整えつつ歩道を拡張するというもの。
北陸新幹線敦賀開業を見据えた受け皿づくりの一環として、8月末までの完成を目指し工事が進められておりますが、いよいよその姿が目に見えて現れてきました。
既に通行の際にご覧いただいている方も多いかと思いますが、このような感じになっています。
【本町通り側から気比神宮大鳥居を望む】
【大鳥居前から神楽通り側を望む】
【本町通り(秋吉前)のバス停付近】
事前に確認していたイメージ図とほぼ同じ(当たり前か)ですが、思ったより下敷きのレンガの色が明るく感じられるような。
本町通りの車線整備はほぼ完了しており、車で通行すると余り変化や違和感はないのですが、実際歩いてみると車線減少した分、横断歩道を短時間で渡ることができ、狙いのひとつである、お年寄りなどの安全対策につながるものと感じたところです。
気比神宮前の交差点に関しては、視覚的に見ても歩道部分が大きく張り出していることから、「交差点をあんな狭めてバスが曲がれるのか」、「敦賀まつりに影響があるのでは」などの声も頂戴しておりますが、ご心配なく。
交通の妨げにならない設計は当然のこと、神宮前で行われる敦賀まつりの諸行事に関しても関係者と協議のうえ決定しています。
そして、そもそも、交差点を小さくするというのは気比神宮と神楽通りの接続をスムーズにするとの狙いもありますので、そういった視点でご覧いただければと存じます。
コロナの影響により今年は中止となりましたが、例年9月に開催される敦賀まつりまでに間に合わせるよう、8月末までに完了させるとの工程は変わらず進められてきている工事。
以前のブログにも書きましたが、正直、批判の声を受けることの方が多いこの整備工事ですが、こうして現場を歩き眺めながら、特に拡張する歩道エリアをどうやって活用するか、自分なりのアイデアを考えてみるというのはワクワクするものです。
また、この工事の状況や徐々に姿を変える交差点の様子を、「気比神宮の大鳥居」が静かに見守ってくれているようにも感じます。
【変化を見守る大鳥居】
このまちの課題でもある、アーケード街からいかに敦賀のシンボル「気比神宮」までつないでいくか、大鳥居も喜ぶような賑わい創出のためには、このエリアを「市民の皆さんが楽しめる場」としていくことが何より重要です。
皆さまにおかれましても、大きく変化を遂げつつある場所に創造を巡らせていただき、プラス思考のご意見を是非とも頂戴できればと存じます。