2023年1月13日
受験生を守るためにも「同時流行」回避を
変異をしながら生き延びるのがウイルスということは、新型コロナで嫌というほど経験していますが、今度の型は「XBB・1・5」。
「第8波」が続く新型コロナウイルス感染にあって、今度は米国で急拡大しているオミクロン株の新たな派生型「XBB・1・5」の感染が昨年12月、東京都内で15件確認したと報告され、専門家は警戒を呼び掛けたとのこと。
昨年夏の「第7波」で感染の主体となったオミクロン株派生型の「BA・5」以降、同じく派生型の「BA・2・75」や「BQ・1」などへの置き換わりがあり、次は「XBB・1・5」と、もはや何が何だか覚えてられない訳ですが、ウイルスも生き延びるのに必死ということの証であり、それぞれの特性を把握しておくことは大事なことと認識するところです。
一方、福井県では昨日、新たに1213人が新型コロナウイルスに感染したとの発表。
1月10日には一旦、426人まで減少したものの、ここ最近は1000人台が続いており、昨日も年末年始を療養で過ごした方や正月明けに家族全員が感染したなどのお話しを伺うなかで、これだけの数が続いていると、感染経験のある割合の方が多くなってるのではとの会話がありました。
そこで、一体県内ではどれだけの方が感染しているのか計算してみると、福井県の人口「751,761人」(令和4年12月時点)に対し、福井県新型コロナウイルス情報「コロナビ」による福井県の累積陽性者数は「182,949人」で、「24.3%」の方が既に感染しているとの結果となりました。
【福井県新型コロナウイルス情報「コロナビ」の福井県、全国データ(令和5年1月12日)】
ちなみに私を含む家族はまだ感染してませんが、どこか「感染するのは仕方ない」との風潮が漂うように感じるところ、後遺症で苦しんでらっしゃる知人の姿や、何といっても医療従事者の負担を少しでも軽減するため、ここまで来たらパーフェクトを目指して、引き続き注意して過ごしたいと思います。
そうしたなか、福井県は昨日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
県内でインフルが流行期となるのは、新型コロナ拡大前だった2019~20年シーズン以来ということを思えば、マスクや手洗いの意識が低くなっているものと推測されます。
これからは受験シーズンとなります。
大事な受験生を守るためにも、懸念されるコロナとインフルの同時流行を回避すべく、改めて感染対策の基本行動に留意いただけますようお願いいたします。