2020年9月18日
初のオンライン座談会「離れていても心はひとつ」
議会の会期日程上は「休会」の昨日。
今9月定例会は32日間の日程となっておりますが、数えてみると本会議や委員会がある日が12日、休会と書かれた日が20日ということで、中には「休みばっかりやん」と思われる方もいらっしゃるでしょうね。
実は、会議の種類としては「休会」、内容には(調整日)となっておりまして、一般質問などの事前通告締切りやこれらに対する理事者側の答弁準備に充てるなど、テレビ中継はなくともフル回転で「実働」している訳であります。
昨日は、来週行われる予算決算常任委員会(全体会)における「決算基本質疑」の通告締切日となっており、私も午前中のうちに通告を済ませました。
締切りを終え、議会事務局さんから届いた「通告一覧」のFAXを見ると、質問件数は「74件」。
昨年は確か60件くらいだったことを考えると1割増しとなっておりますが、全体会と分科会それぞれ1日づつとした目的は時間を掛けてしっかり審査するということにつき、23日・24日と続く決算審査にあたっては心して臨みたいと思います。
さて、話は変わりますが、昨晩は以前から楽しみにしていたことが実現。
それは、茨城県東海村の吉田充宏(みちひろ)議員、寺門定範議員、両村議会議員とのオンライン意見交換会。
この企画は吉田村議の後援会である「明日の東海村を創る会」が主催され、「オンライン座談会 第1弾」と題し、zoomの利用により議員からの考えをを伝えるとともに参加者との意見交換により、政治を身近に、そして今回はエネルギーのことを考えようという企画。
この日は創る会としても初めての試みということもあり、3名の議員と約15名の参加者のもと開催され、1時間半の大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
【zoomの画面はこんな感じ。それぞれの雰囲気が出るのも良いものです。】
【今回のテーマと流れのこの画面も共有出来るという…。実はこの機能に驚いてました。】
最初の各議員10分づつで与えられたテーマは大変大きいものであり、普段から考えていることを事前に整理したうえで順にお話しさせていただいたのですが、やはり本番は熱が入ってしまうもの。。。
やや言葉の乱れた部分や時間を超過してしまった点に関してはお許し願いたく。
事前の打ち合わせにて、話す順番は年の順ということで決めておりました関係で、寺門議員、吉田議員のお話しを先に聞かせていただいた訳ですが、同じエネルギー、原子力に携わる議員同士ということで根底にある考えや思いは一緒だと感じつつ、東海村と敦賀市の置かれた環境や情勢の違い、そして風土・文化から来る「違い」も認識することが出来ました。
地球温暖化や低炭素社会に向けて目標値を掲げ取り組んでいくことは勿論重要なことでありますが、資源が少なく、近隣諸国とも陸続きでない我が国としては、安全を大前提に、経済性、エネルギー安全保障、環境の3つの条件を成立させていかなければならず、これに向けては、今使えるエネルギー源に加えあらゆるオプションも総動員していかなければなりません。
「原子力発電」は「今使えるエネルギー源」のひとつな訳ですが、一方、主力電源化を目指す再生可能エネルギー導入に向けては約3兆6千万円もの国民負担(皆さんも毎月、再エネ賦課金を電力会社に払ってるんですよ)を強いている訳であるのも事実。
再生可能エネルギー導入を否定するものでは決してありませんが、そうした導入コストをいつまで払い続けるのかなどの課題も踏まえたエネルギーミックスを考えていかなければなりませんし、一般の方にはあまり知られていないこうした部分についても知っていただくことも我々の役割でもあると、改めて認識共有を図りました。
その後は、ホスト役の事務局さんの進行で、参加者のおひとりお一人から感想やご意見を頂戴しました。
新たな視点や気づきなど、いずれの方からのお話も大変参考になるものでした。
夜の貴重なお時間に参加いただけましたこと、このような機会にお声掛けいただきましたことに改めて感謝申し上げます。
東海村と敦賀は距離にして約700km、電車移動では約5時間の位置関係にありますが、オンラインではまったくそのことを忘れてしまいました。
ある先輩議員が仰ってましたが、まさにzoomなどのオンラインは「どこでもドア」ですね。
「離れていても心はひとつ」
大局的視点を忘るることなく、引き続き同じ志を持つ仲間とともに頑張ります。