2023年8月21日
スポーツ選手からもらう「壁を越える」チカラ
メジャーリーグの大谷翔平選手を始め、日本のスポーツ選手が世界と対等に競うことは驚くことではないのかもしれませんが、昨日夕方、ブダペストで開催されている陸上の世界選手権女子1万メートルを見ていると、広中璃梨佳選手(日本郵政グループ)がケニヤやエチオピアの選手に混じり、先頭集団で必死でくらいつく姿に思わず興奮して応援してしまいました。
結果、31分35秒12で7位に入り、日本勢として2013年大会以来、10年ぶりの入賞を果たしたことを喜んだところです。
喜びは続き、その後に行われた男子100メートルでは何と、サニブラウン・ハキーム選手(東レ)が2大会連続で決勝に進出し、10秒04で6位に入ったとのニュース。
前回大会は7位ということでしたが、世界の100メートルで日本人選手が入賞することなど、以前は到底考えられなかったこと。
ちなみに、サニブラウンは選手は、準決勝で自己記録に並ぶ9秒97を出し、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)も突破するなど、安定した実力をまざまざと世界の舞台で証明したことに「なるほど」と納得した次第です。
さらに、男子400メートル予選では、佐藤拳太郎選手(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立。
これは、高野進氏が1991年に作った日本記録を0秒01更新し、五輪のトラック種目で最古の日本記録を打ち破ったものであり、私が高校の陸上部時代に「すり足走法」で確か世界選手権の準決勝まで進出した、あの高野進氏の記録を「32年ぶり」に更新したことはまさに、「壁を超えた」もの。
さぞかし、高野氏も喜んでいらっしゃることと存じますが、イチ陸上ファンとしても、30年以上前の情景が重なる日本記録更新を祝福する次第です。
そして最後は、サッカーに話題を変え、「キングカズ」こと三浦知良選手。
ポルトガル2部リーグのオリベイレンセでプレーするの三浦知良選挙(56)が20日、ビラベルデンセ戦の後半ロスタイムに出場し、今季初出場。
昨季、ご自身が打ち立てた同国リーグの最年長出場記録を更新しました。
日頃の鍛錬の賜物としか形容できませんが、シンプルに言えば、「サッカーが好き」だから続けられることであり、そうした意味からも、名実ともに「キングカズ」の称号がふさわしいと敬服する次第です。
【今季プロ38年目を迎え、はつらつとプレーする三浦知良選手(2023年4月 JIJI.COMより引用)】
こうして、スポーツ選手からもらうのは、速さもパワーも年齢も、「自分で壁をつくらず」、常に「チャレンジ」するということ。
つまりは、「壁を越える」チカラ。
お笑い芸人の言葉ではありませんが、「やればできる」。
この思いのもと、自分自身にも喝を入れて、議員活動も人生も頑張っていく所存です。