アフガン自爆テロ。他人事ではない日本。

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ベスト4進出ならず。
 
昨日の甲子園は「最も面白い日」と言われる準々決勝。
 
ここまでの2試合、強烈な先制パンチからの逃げ切りで勝ち上がってきた福井代表の敦賀気比は第1試合に登場し、京都国際(京都)と対戦。
 
リアルでは見れませんでしたが、終盤まで0-0のままの投手戦から8回に2点を先制するも、その裏に同点に追いつかれ、最後は惜しくもサヨナラ負けを喫しました。
 
元横浜高校監督の渡辺氏をもってして、「マシンガン打線」と例えたよう、鮮やかな連打、つなぐ野球の敦賀気比の強さを見るに、悲願の夏の全国制覇もあり得るのではと期待していただけに、ここでの敗退は大変残念な訳ですが、地元敦賀から甲子園の土を踏み、コロナの影響もなく試合が出来たこと、2試合の勝利で元気付けてくれた勇姿に拍手を送りたいと思います。
 
開幕直後から連日の雨により心配された大会日程も残すところ、準決勝、決勝のみ。
 
天気予報を見ると大阪もお天気が続くようで、ひとまず安心。
 
ここにきて暑さがぶり返すという、皮肉な夏ではありますが、最後までの熱戦を期待したいと思います。
 
さて、同じ戦いでも甲子園とは次元の違う話しですが、昨晩入ってきたニュースでは、米軍が撤退を決めたアフガニスタンの首都カブールの国際空港ゲート付近で爆発があり、複数の死傷者が出ていることが明らかになりました。
 
爆発は何者かによる自爆テロとみられ、米中央軍のマッキンジー司令官は、この爆発により米兵12名が死亡したと発表。
 
バイデン米政権は、アフガニスタ国内で活動するイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系武装勢力がカブール空港周辺を標的とする自爆テロを画策しているとの情報を入手していたようで、25日にはアフガニスタンに滞在する米国民向けにテロの脅威が迫っているとの警報を出し、ゲート周辺から離れるよう呼びかけていた矢先の出来事となったとのことですが、米軍の撤退はこの後どうなるのか。
 

【火花マークが爆発箇所。カブール空港は、北側が軍用、南側が民航用に別れていて、多くの群衆が押し寄せている南側で爆発が起こった模様(佐藤正久参議院議員Twitterより)】
 
これを受け、アメリカのTwitterでは既に「#BidenMustResign」(Resignは辞任を意味する)がトレンド入りしており、騒然とする米国内の様子が浮かび上がってきます。
 
これまでの経過を思えば、米軍の報復は必至かと思いますが、実権を掌握したタリバンの動きなど、本当にどうなっていくのか。
 
そして、日本にとっても決して他人事でありません。
 
既に邦人退避のため、自衛隊のC2輸送機1機とC130輸送機2機が、アフガニスタンの隣国パキスタンの首都イスラマバードに待機しているものの、空港周辺は治安が安定せず、外務省や防衛省の職員らが、現地での情報収集や米軍との調整をしているともありますが、まさに命懸けの救出が成立するかどうか。
 
現地邦人ならびに自衛隊員の安全はさることながら、無事を祈るご家族の心中を思うと胸が苦しくなりますが、日本人の一人として無事の帰還を願うところであります。
 
コロナで世界が混沌とする中でのこうしたテロ行為は断じて許されないのは言うまでもありませんが、昨日記載したのと同様、こうした有事に政治がどう対応するかで、国民の生命と財産にも影響する訳であり、政局ではなく、菅首相のトップリーダーとしての対応を注視したいと考えます。
 
それにしても、一番の被害は、逃げるも地獄、残るも地獄のアフガニスタン国民。
 
平和とは何か、現実的に平和を守ることの意義を思って止みません。