いよいよ「冬将軍」到来

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昨日、テレビを見ていると、アメリカで行われたスノーボードのワールドカップ(W杯)ビッグエア決勝で、日本勢が男女ともに優勝を果たしたとのニュース。
 
女子で優勝したのは北京五輪で銅メダルを獲得した19歳の村瀬選手で、※BS1440(4回転)をビッグエアで女子史上初の成功をさせるなど、ほぼ満点に近い合計197点という脅威の点数で圧倒的実力差を見せつけての優勝となりました。
 
また※CAB1440(4回転)も成功させ、女子で初めて2方向の1440を成功させました。
 
※BS  進行方向に対して背中側(バックサイド)に回すスピンのこと。逆は腹側に回すFS(フロントサイド)。
※CAB 利き足でない方の足を軸にして回転するトリックのこと。正式名称は「キャバレリアル」。
 
一方、男子では、21歳の國武選手がCAB1800(5回転)インディノーズと、FSクワッド1800(5回転)ウェドル(もう解説しません)を成功させ、こちらは念願のワールドカップ初優勝となりました。
 
思えば、北京五輪のスノーボード・ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手が披露した超大技「FSトリプルコーク1440」(縦3回転、斜め軸4回転)を見た時に度肝を抜かれましたが、昨日のお二方のエアも人間業とは思えない、まさに「ビッグエア」。
 
恥ずかしながら、私がスノーボードに熱中していた25年ほど前は、アメリカ、北欧勢がお家芸とばかりに「ぶっ飛んで」いて、日本人は歯が立ちませんでしたが、それから半世紀が経ち、互角どころか先を行くようになったことに、感嘆の声を挙げた次第です。
 
スポーツ界では「1000億円の男」大谷翔平選手の話題で持ちきりですが、こうしてウィンタースポーツでも、世界レベルで競う若い選手たちの姿は、見ている者にとって大いに励みになるもの。
 
ワールドカップ、そして次のオリンピックでのさらなる活躍を期待し、応援するところです。
 
さて、白銀を滑るウィンタースポーツの話題に続き、本題はいよいよ到来する「冬将軍」に対する注意喚起となります。
 
既にご承知置きの通り、本日17日から明日にかけては冬型の気圧配置が強まり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込むことにより、北日本の日本海側や北陸は大雪や吹雪に警戒が必要で、西日本でも雪の可能性があるとしています。
 

【見るだけで寒うそうな予想図(ウェザーニュースより)】
 
現に敦賀では、気温は5時現在で3.9℃まで低下、最大瞬間風速22.6m/s(2時02分)で、福井地方気象台からは波浪警報、雷と強風に注意報が発表されています。
 
雪に関しては、嶺南東部平地で0~3センチ、嶺南東部山地で0~5センチと、うっすら積もる程度の予想とはいえ、シーズン初めはやはり要注意。
 
まずは、この低気温下での体調管理、さらには先般よりお伝えしている「年末の交通安全県民運動」の取り組みを念頭に、視界が悪くなる、制動距離が延びることなど、雪特有のリスクを踏まえた車の運転など、十分注意した行動をよろしくお願いいたします。