「山中しゅんすけ」とともに嶺南一円を街頭演説!

ブログ 政治

「国会による発議が早期に実現するよう、自民党として尽力する」
 
憲法記念日の昨日、憲法改正を目指す団体の集会にビデオメッセージを寄せた石破総理は、「主権者である国民の判断に委ねることが必要」としたうえで、国民投票に向けこう述べたとのこと。
 
これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表はX(旧Twitter)で、「こういう言い訳じみた発言を何年続けるのか。憲法を改正する気があるなら本気で取り組むべきだし、選挙向けパフォーマンスならやめてやめてほしい。」。
 
続けて、「石破総理が本気で憲法改正を目指すなら、少なくとも衆議院では5会派の合意を得た『緊急時における国会機能維持のための改正条文案』について、反対する参議院を説得してほしい。自民党内もまとめられなくて、どうやって憲法改正の発議に持ち込めるのか。自民党総裁としてやるべきことをやってほしい。」と怒気を込めたポスト(投稿)。
 
昨日のブログで衆院憲法審査会での議論をご紹介しましたが、憲法改正の議論を真剣に思い、リードしてきたからこその言葉であり、私もまったくもって同感であるところ。
 
こうやって、国の根幹にある重要な課題を「先送り」し続けてきた結果、「いま」がある訳であり、リーダーがこれではまた「やるやる詐欺」と言われても致し方ないでしょう。
 
「政治家は選挙のことを考え、政治家は将来のことを考える」
 
今夏の参議院議員選挙においてはぜひ、この視点をもって選択いただきたいと思う次第です。
 
そうしたなか、国民民主党福井県総支部連合会(以下、福井県連)では、私たちの掲げる政策を少しでも広く知ってもらおうと、ゴールデンウィーク期間を利用した県内街宣を展開。
 
昨日は、国民民主党参議院福井選挙区第1総支部長の「山中しゅんすけ」氏、同じ敦賀市議会の北條正議員、高浜町議会の小幡憲仁議員と私の4名で、敦賀以西の嶺南地域を回ってきました。
 
福井市在住の山中さんを10時40分に敦賀駅でお迎えし、いざ主発。
 
走行中も街宣をしつつ、演説会のスタートは定番の『アル・プラザ敦賀前』にて。
 
11時00分から開始した演説会には、事前に告知投稿をしたSNSをご覧になってお越しいただいた方もおられ嬉しい限り。
 
山中さんからは、現役医師として「一回のレントゲンを撮ることや、お薬を1種類増やすことを、経済的理由からためらう状況を何とかしたい」、6人の子育てをする立場から、経済や国力が低迷する日本を憂い、「政治批判ばかりで満足しているのは、将来への裏切りだと気づいた」と率直な思いを語り、「誰かがやってくれるではなく、自分が立つ」と決めたと、力強い挨拶がありました。
 

【「アル・プラザ敦賀店」前で熱く語る、山中しゅんすけ氏】
 
なお、昨日の工程は以下のとおり。
 

【ブログでの事前告知を失念していました(汗)】
 
その後は敦賀市内を回り、美浜町に入る際には、ぜひ関西電力の美浜発電所を山中さんに見てもらいたく水晶浜へ。
 
山中さんは、あまりの海の美しさと発電所のロケーションに感嘆の声を挙げつつ、原子力発電所のリプレースなども含めた、現実的なエネルギー・原子力政策を進める考えを話されました。
 

【美浜発電所をバックに語る山中さん】
 
工程を進め、12時30分からは美浜町『はまびより』前(美浜駅前)、13時30分には若狭町『レピア』前、14時30分からは小浜駅ロータリーにて街宣を続けると、小浜では何と、京都からの参加に一同感激。
 
山中さんとも意見交換いただき、一段と熱のこもった街宣となりました。
 

【JR小浜駅前にて】
 
続けて、車を西に進め、おおい町『SEE SEA PARK』へ。
 
ここでは、ワイヤレスマイクが混線し、演説が「ゲンキー」の館内放送で流れるというハプニングがありました。
 
走って知らせに来ていただいた店員の方をはじめ、店舗ならびにお買い物をされていた方には、ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした。
 
そして、嶺南街宣の最終地点は、福井県の最西端「高浜町」。
 
高浜駅前交差点では、地元の県連所属議員である「小幡憲仁」高浜町議から地域医療に関する点を報告いただいた後、山中さんからは、「医療現場を知る自分だからこそ、実効的な意見提起ができる」と力強い挨拶で締めくくりました。
 

【高浜駅前交差点では、通行中の方から多くのお手振りをいただき、期待の大きさを感じました】
 
こうして一連の街宣を17時前に終えましたが、海でつながる福井県嶺南地方。
 
山中さんが誠実で実直な素晴らしい人物であることがより一層分かったことに加え、街宣しながら回った2市4町は、いずれも素晴らしきまちばかりと、あらためて誇りに思う一日となりました。
 
活動の最後は、高浜町の『WAKASA WADA BEACH』にて〝青春”のワンショット。
 

【バックに青葉山が映える最高のロケーションにテンションも上がりました】
 
“アツい夏”にすることを胸に誓った次第です。
 
なお、福井県連街宣は続き、本日は奥越地域から福井市内を回る予定となっています。
 
街宣スケジュールは以下となりますので、お近くにお住まいの方はぜひ耳を傾けていただくことをお願いするとともに、Xを中心としたSNSでも発信していきますのでご覧いただけますようお願いいたします。
 

憲法施行78年 〜必要な憲法改正に向けた開かれた国民議論を〜

ブログ 社会

今日は「憲法記念日」。
 
祝日法によれば、昭和23年の「国民の祝日に関する法律」の制定当初に定められた計9日の「国民の祝日」の一つであり、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日とされています。
 
なお、日本国憲法は、制定から一度も改正されたことがないということもあり、国民も「憲法は不変」のもの、「変えてはいけない」ものという感覚があるのも当然と言えますが、国際的な常識は、実情に合わせて改正すること。
 
因みに、日本国憲法は、世界で成文憲法を保有する188ヶ国中、古い方から14番目(2019年時点)で、改正されてない成文憲法としては「世界最古」だそう。
 
他国が改正しているからということではなく、守るべきは守る、変えるべきは変えることが必要であり、とりわけ、国家の根幹に関わる外交防衛や安全保障に関しては、国際情勢を冷静に捉え、国民の安全と財産を守るための現実的な対応を可能な状態にすべきとの考えが私のスタンス。
 
「憲法 山本たけし」あるいは「憲法改正 山本たけし」で検索いただければ、そうした考えを書いた私の過去ブログがヒットしますので、そちらはまたご覧いただくとしまして、本日の「憲法記念日」は、国民ひとり一人が、自分ごととして考える、そんな日になることを願う次第です。
 
さて、憲法記念日を前に、報道各社が憲法改正の賛否を問う調査を行っており、主要なところを並べると以下のとおり。
 
<産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)>
◉19、20両日に実施した合同世論調査で、5月3日の憲法記念日を前に、憲法改正への賛否を尋ねたところ、「賛成」が59・0%で過半数となり、「反対」の29・9%を大きく上回った。
◉主要政党の支持層ごとにみると、自民党は賛成67・3%、反対23・4%。立憲民主党は賛成34・2%、反対61・7%で、国民民主党は賛成73・1%、反対22・7%だった。「支持政党はない」とする無党派層は賛成56・1%、反対29・2%だった。
 
<読売新聞社>
3~4月、憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施した。憲法を「改正する方がよい」とした人は60%(昨年調査63%)で、4年連続で6割台となった。憲法を「改正しない方がよい」は36%(同35%)で、賛成と反対の差は24ポイントだった。
改憲の必要性は「どちらかといえば」を含め計70%が肯定し、否定は「どちらかといえば」と合わせて計26%。
 
<朝日新聞社>
全国世論調査(郵送)で、いまの憲法を「変える必要がある」と答えた人は53%(2024年調査は53%)で、「変える必要はない」の35%(同39%)を上回った。
 
<毎日新聞>
4月12、13の両日に実施した全国世論調査では、石破茂首相の在任中に憲法改正を行うことについて尋ねたところ、「賛成」との回答は21%で、「反対」の39%を下回った。「わからない」は39%だった。
 
ご覧いただくよう、同じ設問でも、下に行くほど「賛成」の率が低下しているのが不思議なところ。
 
また、産経新聞の調査において、「改正に賛成」の支持者が最も多かったのは国民民主党は、憲法記念日に合わせて次の談話を発表しています。
 

【国民民主党 憲法記念日にあたって(談話)】
 
党としての考えは、お読み取りいただくとおりでありますが、4段落目にある「9条」の点については、令和5(2023)年5月11日に行われた衆院憲法審査会におけるやり取りにより補足いたします。
 
この審査会では、日本国憲法に密接に関連する基本法制などについて議論がされ、「緊急集会」を定めた憲法54条、「戦略の不保持」に関する9条などについて、各政党より発言がありました。
 
これに関し、9条関連の議員間の議論では、自民党と国民民主党とで次のようなやり取りがありました。
 
◉自民党 新藤議員
 自衛隊を憲法に明記すべき。自衛権の行使については、現在の解釈に変更はない。
 
◉国民民主党 玉木代表
 自衛隊という組織を憲法に明記するだけでは、自衛隊の行使する自衛権についての違憲論が残り続ける。自衛権の範囲をある程度憲法に明記すべき。
 
◉自民党 新藤議員
 国防を担う実力組織として自衛隊を憲法に明記する事は、基本法である憲法が掲げる《あるべき国の形を整える事に繋がる》と考える。国防及び自衛隊の規定を設けたとしても、現行の9条1項2項はそのまま維持するので【自衛権の行使は必要最小限度という現在の解釈に全く変更はない。
 
◉玉木代表
 自民・維新の憲法9条改正案は「自衛権の範囲は従来の解釈を維持」としているので、自衛隊という組織の違憲性は消えるが、自衛隊が行使する自衛権の範囲については解釈論争が残り続ける。目的である【違憲論に終止符を打つ事が達成できず、労多くして益少なしの改正になる】ことを懸念する。
 
その上で、玉木代表はこう結んでいます。
 
「憲法9条こそ、軍事的公権力の行使という最大の統治行為に関する規定である。まさに厳格に解釈すべき『ルール』『準則』であるはず。だからこそ、無理な解釈から卒業し、自衛隊を明確に戦力と位置付けることが、憲法の規範性を回復する上でも必要であることを指摘しておきたい。」
 
なお、ここに記載していませんが、玉木代表が発言で引用した、1952年の「憲法改正と再軍備」に関する憲法学者の対談記事での「やはり重要な問題については憲法の無理な解釈をしないで、それを堂々と取り上げて、国民全体の※与論を聞いて、十分論議を盡した上で改正するかしないかを決めるという公明な態度をとる必要がある」との指摘はまさにその通りと思うところ。
 
※与論 ← 敢えてこの漢字を使っていたので間違いではありません
 
皆さんに考えを押し付けることを決してするつもりはありませんが、こうしたやり取りや改憲派・護憲派それぞれの主張はもとより、改憲派の中においても意見の分かれる9条ひとつとっても、前述のとおり、憲法改正論議を自分ごととして捉え、各政党が示す異なる考えの中で、どの考えが自分にしっくりくるのか、国民ひとり一人が思考しておくことが重要と考える次第です。
 
「憲法施行78年「9条」の限界を直視せよ 改正条文案の起草に着手を」のタイトルで掲載された、本日の産経新聞<主張>の結びにはこうありました。
 
改正に前向きな政党は、国民のために憲法があると自覚し、憲法審などで改正条文案起草に進んでもらいたい。
 
私も同感であることを述べ、憲法記念日にあたってのブログを閉じます。

敦賀市✕婚活サポートOHANA企画「異業種交流会」にぜひ参加を!

ブログ まちづくり

まさに「春の嵐」。
 
昨朝から吹き始めた10m/sを超える強風は、未だ止まず。
 
気象庁の観測データによると、5月1日の最大瞬間風速はなんと「25.6m/s」(21時57分)とのこと。
 
今朝は雨も降っており、暴風雨の状況となっていますので、とりわけ児童生徒の皆さんの登校時間帯には十分ご留意いただき、安全への配慮をお願いできればと存じます。
 
さて、新年度に入り1ヶ月が経過するところ、敦賀市のホームページ(HP)を見ると、令和7年度予算に計上された事業に関する情報がチラホラ掲載されています。
 
「第8次敦賀市総合計画」においては、「人口減少」を計画全体の政策課題に置き、各種事業を展開している訳ですが、私自身、賛同し注目しているのは“出会いや結婚”を望む方に対する応援や支援。
 
データによれば、この30年間で「出生数」がほぼ半減するのと見事に同じトレンドを示しているのが「婚姻数」の減少であり、少子化対策の観点からも、まずは出会いの場を創出していくことが、改善に向けた鍵を握ると考える次第。
 
そうした意味合いから、敦賀市が実施する、その名も「結婚応援事業」に期待するところです。
 
同事業は、米澤市長就任後から、これで3年目の取組みとなっており、今年度においても、婚活モチベーション向上や『ふく恋』マッチングシステムの登録料助成、出会いの場創出支援業務などを予算に計上しています。
 
加えて、今年度はその一環として、「職場の出会い」を促進するため、各労働組合・企業との「異業種交流」を促進するとしており、早速、その企画内容が市HPに掲載されていました。
 
説明するよりご覧いただいた方が早いかと思いますので、詳細は以下リンクよりお読み取りください。
 
 →敦賀市HP「異業種交流会参画労働組合・企業の募集について」はこちら
 
取組みの趣旨や現時点で参画いただいている労働組合・企業名、年間のイベント予定が掲載されており、今後、多くの労組・企業が参加をされ、まちぐるみでこの事業を盛り上げていければ良いなと期待する次第です。
 

【年間開催スケジュール。イケメンにしてくれるなら(→12月)私も参加してみたいくらい(笑)】
 
と申しますのも、私自身、原電労組の敦賀分会委員長時代に、以前に先輩方が実施していた企画を再開しようと、「クリスマスパーティー」と銘打って、若手組合員と一緒に市内の他労組にお声掛けし、まさに「異業種交流」を企画した経験があるから。
 
かれこれ15年以上前のことになりますが、この企画を脈々と続け、拡大していれば、人口減少対策の一助になったのではと、この立場になって悔やむところであり、そうした思いもあって、時代を経てリバイバルするこの企画を応援する気持ちが強いものであります。
 
もちろん「望まれる方」というのが大前提であるとしたうえで、市内各労組・企業の皆様におかれましては趣旨ご理解いただき、ドシドシ参画を、そして参加する方への応援をよろしくお願いいたします。
 
(投稿後追記)
幼少期には「パンチDEデート」、高校生から社会人に成り立ての頃は「ねるとん紅鯨団」を観て育ち、自らも一度は、先輩からの紹介や「合コン」などに参加したことがあるのが私たち世代。そうした経験があるからこそ、若い組合員、社員に「行っておいで♬」と背中を押してあげる。
そんな役割が求められていると思う次第です。
 

【ひと目遭ったその日から 恋の花咲くこともある…】

天皇陛下即位から6年

ブログ 社会

スペイン、ポルトガルの全域で4月28日昼頃(現地時間)に発生した大規模な停電。
 
欧州の電力系統運用事業者で構成するENTSO-Eの公表データによると、スペインでは同日午後12時半頃(同)に約3200万キロワットあった供給力が午後1時頃に約1千万キロワットと3分の1に急減し、空港や鉄道など両国の都市機能が停止するとともに、数千万世帯が影響を受けたとあり、29日朝(同)までに両国の大半の地域で停電は復旧したものの、原因はいまだ不明で、ENTSO-Eなどが究明に乗り出しているとのこと。
 
遠く離れた欧州の出来事とはいえ、国民生活や企業活動、そして命にも関わる電力の安定供給が崩れた事態を、「対岸の火事」に思っていてはいけないのが日本。
 
昨日、原子力規制委員会は定例会合で、北海道電力泊発電所3号機(PWR、91万2千キロワット)が新規制基準に適合したとする審査書案を取りまとめ、本日5月1日から30日間行われる意見募集(パブリックコメント)、原子力委員会と経済産業相への意見聴取を経て、正式に原子炉設置変更許可を下す見込みとなったことを喜ぶところですが、2013年7月8日に適合性審査を申請してから、ここまでに要した時間は「11年9ヶ月」。
 
先日述べたとおり、この先の電力不足が確実な状況において、約2000万キロワットの“眠ったままの”原子力発電所を早期に稼働させることが、エネルギー安全保障上の喫緊の課題であり、必ずや国益に叶うものと確信するところです。
 
さて、昨日は自身の議員任期が2期目後半に入ったことを書きましたが、1期目のスタートは「平成最後の日」でした。
 
その翌日の5月1日に、元号を「令和」に改めてから、今日ではや6年。
 
6年前のこの日、第126代天皇として即位された陛下が、雨上がり、東京の空に虹がかかる、どこか神秘的な雰囲気のなか執り行われた「即位礼正殿の儀」、「即位後朝見の儀」で述べられたお言葉は、まさに我が国の歴史と文化の尊さを表しており、国民のひとりとして、この国に生まれたことを幸せに、そして誇りに感じたことを思い返す次第です。
 
即位されてからこの間、陛下は未曾有の新型コロナウイルス感染を始め、令和6年能登半島地震などの自然災害に至るまで、国家と国民の安寧を祈り、さまざまなお務めに励まれてこられました。
 
なお、初代の神武天皇から2600年余を超えて「万世一系」で続く、世界で最も古くから続く国が日本。
 
日本国憲法第1条で、天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と定める日本の立憲君主の立場にあり、こうしたお役目を全身全霊で取り組まれていらっしゃることに、国民の一人として心より感謝申し上げます。
 
これまでの歴史が証明するよう、天皇の祈りと、それに対する国民の感謝は、皇室を軸とする国民の結束につながります。
 
世界情勢や社会の変化がまさに「激動」の時代にある中において、歴代の天皇と国民が守ってきたこの国柄を、私たち世代も守っていくためには、皇位継承の正統性を含め、初代天皇から連綿と続く継承の経緯を思い返すとともに、令和時代スタートの日にあたり、この先も平和で、千代に八千代に日本国家が続くことを願う次第です。
 

【昨日、思わず車を停めて撮影した風景。古より変わらぬ「ふるさとの風景」があることが、平和であることの証かと。】

「熱伝導」の国民民主党福井県連「街頭演説会」

ブログ 政治

本日、4月30日は、私にとって節目の日。
 
敦賀市議会議員として2期目の任期が始まった日であり、今日からは任期後半3年目に入ることになります。
 
初当選からはや6年。
 
「初心忘るべからず」、「継続は力なり」と自分に言い聞かせ活動にあたっているところですが、常々感謝するのは、皆様のご理解やご支援、励ましの声。
 
ここに御礼申し上げますとともに、ご期待に添えるよう、敦賀の持続的発展に向け尽力してまいります。
 
さて、ブログでご紹介したとおり、昨日は「メーデー」から国民民主党福井県連の「街頭演説会」へと、忙しくも大変充実した一日でした。
 
「メーデー」に関しては、日本では1920年5月2日に第1回が東京・上野公園で開かれ、第二次世界大戦中の開催禁止を経て再開。
 
現在では、労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして開催されています。
 
今年で「96回目」を迎える、連合福井主催の「福井県中央メーデー」は、福井・丹南・嶺南の3会場をオンラインでつなぎ、福井会場には杉本知事や西行福井市長、嶺南会場(敦賀:プラザ萬象)には、米澤敦賀市長、杉本小浜市長、二本松若狭町副町長がご隣席のもと開催。
 
私は式典のみの参加となりましたが、各会場には、その後のアトラクションにも大変多くの方が訪れたようで、歴史あるメーデーがこうして盛況裡に開催されたことを嬉しく思った次第です。
 
その後は、スーツから国民民主党ジャンパーに着替え、北陸新幹線にて一路福井へ。
 
11時34分に到着し、12時30分の街頭演説会開始までは、会場設営の陣頭指揮役として間に合うか時間に追われながら対応しましたが、何とか設営を完了。
 
準備の段階から既に多くの方が集まっていましたが、準備した県連号外チラシ300枚もなくなり、結果400名以上にお集まりいただいての演説会となったことに感謝申し上げます。
 

【ハピテラス前を埋め尽くす会場の様子】
 
演説会では司会役を務め、進行。
 
まず主催者を代表し、川畑孝治福井県連幹事長(坂井市議会議員)からの挨拶の後、4月7日に党公認として次期参議院議員通常選挙に擁立決定した「山中俊祐(しゅんすけ)」氏、そして「玉木雄一郎」党代表へとマイクをつなぎ、それぞれより熱い演説がされた次第。
 
「山中しゅんすけ」からは、医師としての実感として、1枚のレントゲン、1種類の薬を増やすことを経済的負担からためらう現状や6人の子育てをする中で、政治批判だけしてどこか満足していた自分、今の政治はダメだと分かっていながら何もしない自分は、子ども達への裏切り行為だと気付き、自分が立つことを決めた。
 

【自身の思いをストレートに訴える「山中しゅんすけ」氏】
 
「玉木雄一郎」代表からは、支持率が視力検査(0点台を意味)の時にあっても、対決より解決、政策主導で日本を変えるとブレずにやってきた。
 
昨秋の衆院選で4倍の議員数となったが、まだまだ力が足りない。この中(聴衆)の誰一人欠けても社会は回らない、だから皆さんの「手取りを増やし」、頑張ったら頑張った分認められる社会をつくっていきたい。
 
などの、まさに「熱伝導」の演説がありました。
 

【熱量高く演説される「玉木雄一郎」国民民主党代表】
 
司会の側から拝見するに、参加いただいた皆様の頷きや拍手、そして真剣な眼差しは、今の政治を変えて欲しいという、国民民主党への切なる期待であり、そのことを胸に刻んだところです。
 
演説会終了後は、玉木代表ならびに山中氏との「ふれあいタイム」と称し、写真撮影などを募ったところ、何とこの行列。
 

 
玉木代表の人気の高さに驚きつつ、予定時間を超過して全員との撮影を何とか終えた次第です。
 
なお、これだけの聴衆、しかも党首が来るということで、福井県警をはじめ警備会社の皆様には大変お世話になりました。
 
安全に何事もなく演説会を終えられたことに、心より感謝申し上げます。
 
結びに、前述のとおり、国民民主党そして「山中しゅんすけ」に対する期待がこれほど大きいことを改めて実感しました。
 
これを意気に感じつつ、福井県連一同、今後も力を合わせて活動を展開してまいりますので、引き続いてのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
 

【福井県連一同、力を合わせて頑張ります!】
 
(おまけ)
半袖で張り切る私を撮影してくれた方がいました(笑)貴重なショットありがとうございました!
 

節目の「昭和100年」〜祝日法に込められた意味を思う〜

ブログ 人生観

最大11連休のゴールデンウィーク(GW)に入りましたが、こちらは月曜朝恒例の週頭街宣。
 
いつもの粟野交番前交差点で話しながら観察していると、車の交通量は普段と変わらず、通学する中高生も通常どおりで、GWの雰囲気はあまり感じられず。
 
なお、自転車通学の高校生が横断歩道を渡る間は、街宣を止め、挨拶をしていますが、徐々に返してくれる学生さんが増えてきて嬉しい限り。
 
対面で信号待ちをしている間は、私の話を少しでも聞いてくれていると思い、次代を担う若い彼ら彼女らに響くよう、今後も熱伝導の街宣活動を続けてまいります。
 
さて、日付は変わり、本日4月29日は「昭和の日」。
 
「祝日法」に定められる祝日の中でも、「昭和の日」は異例とも言える変遷を辿っており、昭和前半は「天長節」(1927〜1947年)、その後は「天皇誕生日」(1948〜1988年)、昭和天皇崩御後は自然の恩恵に感謝する「みどりの日」(1989〜2006年)になり、さらに現在の「昭和の日」(2007年〜)と変わりました。
 
こうして変遷を繰り返してきた4月29日ですが、「昭和の日」は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と祝日法に定められています。
 
この「昭和」も今年で100年。
 
しかも「戦後80年」と重なることから、さまざまな思いが交錯するところでありますが、祝日法に込められた意味合いを今一度胸に刻む日にしたいと思います。
 
また、本日は、私にとって意味合いの大きいイベントがふたつ開催されます。
 
ひとつ目は、今年で「96回目」を数える「メーデー」。
 
連合福井が主催する「第96回福井県中央メーデー」は10時から、福井・丹南・嶺南の3会場をオンラインでつなぎ、嶺南会場は敦賀市のプラザ萬象にて開催されます。
 
式典後は、各種アトラクション、飲食ブースなどもございますので、ぜひ参加いただければ幸いです。
 
二つ目は、12時30分より、福井駅西口で行う国民民主党福井県連の「街頭演説会」。
 
党本部からは、玉木雄一郎代表をお迎えするとともに、4月7日に国民民主党公認で次期参院選福井県選挙区候補予定者に決定した「山中俊祐(しゅんすけ)」からも挨拶する予定となっています。
 
とりわけ、玉木代表の生街宣を聞けるとあって、私自身、既にテンションが上がってきていますが、こちらもぜひ多くの方にお聞きいただきたく、敦賀からは少し遠いですが、足を運んでいただければ幸いです。
 

【支援者さんが作ってくれた告知スライド。X上では既に、多くの「行きます!」の声が挙がっていて嬉しい限り。】
 
なお、私は演説会の司会進行役を務めるため、メーデーの式典終了後、福井へ向かうこととしております。
 
この強行スケジュールも北陸新幹線があってこそ叶うものであり、その恩恵を感じつつ、本日はそれぞれ、しかと対応してまいる所存です。

「敦賀と野球」を愛した大先輩に合掌

ブログ 敦賀と野球 敦賀市議会

これで3週続けて、地方選挙の結果をお知らせする月曜となりますが、昨日は飯能市議会議員選挙(定数19/埼玉県)ならびに鎌倉市議会議員選挙(定数26/神奈川県)の投開票が行われ、国民民主党公認の女性候補がそれぞれ3位、トップで当選を果たしました。
 
応援いただいたすべての皆様に感謝申し上げるとともに、両候補、陣営スタッフ様には、激戦を戦い抜かれた中での勝利をお慶び申し上げます。
 
さて、こうして理念や思いを共有し、政治家としてのスタートを切られることを嬉しく思うところ、悲しいお知らせが。
 
令和3(2021)年6月8日の敦賀市議会定例会本会議の場にて、全国市議会議長会及び北信越市議会議長会の永年在職議員表彰(30年在職)され、計8期、32年に亘り敦賀市議会議員としてご貢献いただいた林正男さんが22日逝去されました。
 
表彰された当時、自分の議員経験がまだ2年であったことから、10年、さらには30年ともなれば、その間にあったご苦労は想像を超えるものであったものと、長きに亘り、市政の発展、敦賀市議会の運営にご尽力いただいたことに、心からの敬意と感謝を申し上げたことを思い出すところ。
 
昨晩はお通夜が営まれ、その思いとともに合掌。
 
享年78歳。
 
静かに眠る姿に、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
林正男さんと私は、議員としては1期の重なりでしかありませんが、よく「山本君なぁ」と声掛けいただき、議員としてだけではなく、人生論などについてもご教授いただいたことを思い返す訳ですが、私の中で林さんといえば「野球」。
 
私が議員になってから、「市営球場」のことを一般質問で取り上げたのは、林さんと私しかいない訳ですが、「とにかく球音の聞こえる球場を目指して」と最後まで粘り強く訴えておられたのが林さんでした。
 
実は、私自身、市営球場のことを質問するにあたり、大正から昭和初期にかけて「北陸では無敵」と呼ばれた敦賀商業野球部、甲子園球場と同時期に市民の手で建設された市営球場のことを調べた際、市議会議事録にあったのが、林さんのこれらに関する大演説。
 
平成27年第3回(6月)定例会にて「敦賀の野球史と市営球場について」と題して質問された内容は以下リンクのとおりですが、とにかく「敦賀と野球」に誇りをもって、話されたことは大変参考になった次第。
 
 →平成27年第3回(6月)定例会での当該質問はこちらから
 
併せて、野球の盛んなまちを意味する「球都」を名乗るまちは日本に4つしかなく、群馬県桐生市、千葉県木更津市、愛媛県松山市、そして福井県敦賀市。
 
こう呼ばれる所以は、前述の当時7年連続甲子園出場(あの早稲田実業と同じ)の敦賀商業学校の歴史、とりわけ市立図書館特別室に保管されている「福井県立敦賀商業学校野球部外史」に残されたリアルな記録を紹介した、私のブログも再掲いたします。
 
 →2019年9月24日ブログ「鉄道と港、そして野球のまち敦賀」はこちら
 

【100年の歴史が詰まった「市営球場」(2019年9月 やまたけ撮影)】
 
なお、林さんは、議員を引退される際の本会議場の最後の挨拶でこう仰っておられます。
 
令和3年6月に全国市議会議長会会長より第97回定期総会において、本会表彰規程に基づき議員在籍30年以上の特別表彰をいただいたのを機に、今期をもって議員を引退することといたしました。
敦賀市政の発展と市民福祉の向上に微力ではございましたが私なりに精いっぱい職責を務めてきたつもりであります。
思い起こしますと、36歳の昭和58年4月に31歳のいとこ河瀬一治氏とともに市議会議員選挙に立候補いたしました。以来、選挙は県議選も含めて10回になります。
おかげさまで市議8期32年間務めさせていただき、その間、平成11年夏には敦賀港開港100周年の大々的なイベント、敦賀きらめきみなと博が開催され、時を合わせるように敦賀高校野球部が県大会決勝で時の王者、福井商業を相手に6対5で勝利し、19年ぶり17回目の甲子園大会の出場を決めたのであります。敦賀のまちは盛り上がり、そして最高潮に達しておりました。
敦賀高校のふるさと紹介では、開催中の敦賀きらめきみなと博がNHKのテレビを通して全国に紹介され、そしてナインは8人が敦賀生まれ、敦賀育ちの選手であります。1人は美浜町の佐田育ちであります。市営球場で練習試合や打撃、守備練習を重ねた優勝でありました。今後、市営球場が元のように使用できることを強く願うばかりであります。
 
近年では、市庁舎が現在の場所に新築、造成されました。敦賀市にとって今後50年、100年先に明かりをともしたと私は思っております。
建設場所については、他にいろいろと候補地が提案されましたが、この場所に決定し、50年前に選定された先人の方々に思いを起こすとき、市民にとって本当によかったなと、このように私は思っております。
 
残られる議員の皆様には、健康には十分に留意をされて、敦賀市のため、市民のために今後も頑張っていただきたいものだと思っております。
今後は、私も一市民として、ふるさと敦賀の発展に陰ながら努めてまいりたいと思っております。
長年にわたり大変お世話になりましたこと、本当にありがとうございました。
 
最後の最後まで、こだわりともって言葉を残され、敦賀愛にあふれていた林正男さん。
 
あらためて、生前のご功績に心から敬意を表するとともに、議場に響く「林正男節」を偲びつつ、安らかに眠られますことお祈り申し上げます。

『敦賀の宝』を磨く「シンボルロードモニュメント清掃」

ブログ まちづくり

平日に休みを取れば、最長で11連休となる今年のゴールデンウイーク(以下、GW)。
 
私の場合、何かと立て込んでいるため、あって無いような期間ではありますが、皆様におかれましてはそれぞれ、有意義な余暇時間をお過ごしいただければと存じます。
 
さて、毎年行っているGW前の恒例行事といえば、原電総連敦賀総支部 青年女性委員会が主催する「シンボルロードモニュメント清掃」。
 
「シンボルロードモニュメント」とは、敦賀商工会議所ホームページで以下のように紹介されています。
 
“かつては東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由して走り、敦賀は「日本でも有数の鉄道と港の町」でした。1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と敦賀市の将来像を重ね合わせて、「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像12体、「銀河鉄道999」のブロンズ像18体の計28体のモニュメントを敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードに設置しました。”
 
なお、全28体それぞれの詳しい説明は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →敦賀商工会議所HPはこちら
 
また、ここで言う「科学都市」には、原子力発電などのエネルギー施設が集積しているとの意味が込められており、「鉄道と港」を合わせ、敦賀のイメージを表現する、故松本零士氏監修のもと設置されたこのモニュメントは『敦賀の宝』と思うところです。
 
そしてこの清掃活動は、原電総連(労働組合)として、地域に根差した社会貢献活動を実践していこうと始めたもの。
 
観光シーズンが本格化するGW前に、シンボルロードモニュメントを磨き上げ、敦賀を訪れる皆様を気持ち良くお迎えしようとの活動は、かれこれ15年以上続いています。
 
実は、当時、敦賀総支部長を務めていた私が発案者ということもあり、自身にとって大変思い入れがある活動であるとともに、こうして若い組合員を中心に継続いただいていることを嬉しく思う次第です。
 
昨日は、20人ほどだったでしょうか、青年女性委員会メンバーや労組役員、親子連れの方などが集まり、青空のもと活動に励んだところです。
 

【ピカピカになったアナライザー】

【佐渡先生を磨く青年女性委員と子どもたち】
 
ブロンズ像のため、正直、ピカピカになったかが分かりづらいのですが、前述の意味が込められた『敦賀の宝』を、今後も大切にしてまいります。
 
また、併せて清掃したのは、敦賀駅前商店街に設置されている「フラワーポット」。
 
同商店街組合の理事長で、「おみやげ処 かわと」を経営する河藤さんが丹精込めて管理いただいている可愛らしい花たちが、観光客を迎える敦賀の玄関口に彩りを添えている訳ですが、実はこのフラワーポット。
 
日本原子力発電株式会社の東海発電所(1998年に運転を停止)の解体工事で発生した廃棄物のうち、放射性廃棄物として扱う必要がないものを「クリアランス制度」に基づき、再利用して作られたもの。
 
※「クリアランス制度」とは、廃止措置などに移行した原子力施設から出る金属製などの廃棄物のうち、極めて放射能レベルが低いものを分別し、原子力規制委員会の厳格な確認を経たうえでリサイクルする制度のことを言います。
 

【フラワーポットを磨いてくれる子ども達】
 
昨日は、子ども達が「フラワーポット」を磨く姿を微笑ましく思ったところですが、今後「原子力リサイクルビジネス」が本格化するに当たり、「クリアランス」で出来た製品が違和感なく、まちに溶け込んでいる風景はまさに「科学都市」の所以と感じた次第です。
 
こうして、さまざまなことを感じながらの「シンボルロードモニュメント清掃」。
 
参加された皆様、大変お疲れ様でした。
 
そして、今後も続けていきましょう。

4月29日(火・祝)国民民主党 玉木雄一郎代表が来福!

ブログ 政治

「面白いね〜。毎週観てるよ。」
 
先日、ある会合で市民の方と話している際に、こう声掛けられたのは、毎週金曜日に行われる国民民主党 榛葉賀津也幹事長の「定例記者会見」のこと。
 
国民民主党のYouTubeチャンネル登録者数は約25万人ですが、昨日の幹事長記者会見の閲覧者は約11.5万人。
 
「榛葉節」とも称される幹事長独特の言い回し、人の心を掴むかのような記者とのやり取りが「面白い」と言われる所以ですが、所属議員の立場から大事と思うのは、ブレたり怯んだりすることなく、党としての考えをストレートに語ってくれること。
 
昨日行われた会見では、自民、公明両党の連立政権に参加する可能性を問われ「政策実現が思うようにならないから『チームに入って』というのはない。今の状況で連立入りはない」と述べたうえで、自公幹事長と約束した「年収の壁」引き上げやガソリン税暫定税率の廃止が実現していないとして「数合わせの前に政策実現だ」と強調しました。
 
また、選択的夫婦別姓制度の導入を巡る党内議論について「方向性が決まっているわけではなく、だいぶ報道が先走っている。しっかりと丁寧に議論をしていきたい」と述べるとともに、立憲民主党が30日に民法改正案(本件に関わる)を衆院に提出することに対しては、「他党と一緒に共同提出する考えはない」と断言しました。
 
加えて、会見では産経新聞記者に「安心してください」と呼びかける場面も(ここが榛葉節)。
 
党内では、最終的に榛葉幹事長や玉木雄一郎代表らが方向性を決定することになりますが、幹事長は「大事なのは家族としての一体性をどう保つかということと、子供の姓の問題だ。国民の家族観に直結するので広範な国民の総意をつくり上げていくことが大事だ」と指摘しました。
 
私もこの考えに同調するものであり、課題が解決されないままの見直しがされないよう留意いただきたいと考える次第です。
 
→【YouTube】国民民主党・榛葉幹事長会見 2025年4月25日(金)はこちら(チャンネル登録もお願いします)
 
さて、国民民主党の話題が続きますが、こちらはぜひ皆さんにお伝えしたいこと。
 
4月29日(火・祝)12時30分より、福井駅西口(ハピテラス側)にて、国民民主党福井県連の街頭演説会を開催します。
 
そして、この演説会になんと、党本部から玉木雄一郎代表が来られることになりました。
 
代表からは、先に党公認として次期参院選に擁立を決定した「山中しゅんすけ」とともに、わが党の政策を熱く訴えていただけることと存じます。
 
祝日のお昼時ではございますが、それぞれの思いや考えをお聞きいただきたく、29日は福井駅西口(出て左手のティラノサウルスがいるところ)にぜひお越しいただけますようお願いいたします。
 

2026年度の電力供給力500万キロワット不足

エネルギー ブログ

4月18日に開催された新潟県議会において、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の是非を県民投票で決める条例案が否決されたことは既に報道のとおり。
 
「賛成、反対の二者択一では多様な意見を把握できない」「原子力は専門分野であり県民投票には適さない」などの理由で、最大会派の自民党が反対に回ったことから「否決」となったとあります。
 
この結果を受け、花角英世知事は県民に「信を問う」と繰り返すものの、23日の記者会見では、自身が再稼働の是非を判断するにあたり、県民の受け止めを確認する方法について、今、手元にあるわけではないとしたうえで、公聴会などを例示し、「できるだけ早く開催場所や方法、時期を示したい」と述べています。
 
なんとも悠長な対応に忸怩たる思いは募るばかりですが、まさか、任期満了に伴う来年6月の知事選まで引っ張ることを考えてはいないか。
 
電力需給ひっ迫の夏は目の前であり、時間軸と国家観をもった早期の判断を求める次第です。
 
さて、そうしたなか、電気新聞の4月24日の記事では、『2026年度、供給力500万キロワット不足/エネ庁、容量市場で追加入札へ』とのタイトルで、経済産業省・資源エネルギー庁が23日開いた有識者会合で、容量市場の2025年度追加オークション(実需給26年度)を全国で実施する方針を示した。
 
22年度メインオークション時点から目標調達量が増える一方、市場退出する電源が一定数生じたことなどで、供給力が500万キロワット程度不足した。追加オークションの開催は2年連続。6月上旬に入札を実施する。
 
とありました。
 
聞き慣れない「容量市場」の言葉に何のことか分からないかと思いますが、まず、ここで言う「容量」というのは「必要な時に発電することができる能力(kW)」のことを意味しています。
 
例えば火力発電のような、電力が必要となった時すぐに発電できる設備を持っている発電事業者は、その能力があるといえるでしょう。
 
こうした発電所の設備を維持するためには、人件費や修繕費など、さまざまなコストがかかることや、新設もしくはリプレース(建替)する場合には長い期間が必要となりますが、電力の市場価格が低下する傾向にあると、卸電力取引市場などでの電力(kWh)の取引や相対契約では、新設やリプレースにかかったコストを将来的に回収できるという予測が立てづらくなるため、新たな投資が進まなくなってしまいます(いわゆる投資回収の予見性)。
 
出力を調整できる発電所の設備が維持できなければ、電力需要に見合った供給ができなくなるおそれが生じ、その結果、再エネの出力が下がったときや需給がひっ迫したときに電力が不足したり、需要に対して供給力が不足することで電気料金の上昇につながったり、最悪の場合、停電するおそれがあります。
 
こうした課題を解決し、電力供給の長期的な安定をはかるために、導入が検討されてきたのが「容量メカニズム」。
 
「容量メカニズム」とは、そのような「容量」に応じて対価が支払われるしくみで、日本では、海外の制度を参考に、2020年に「容量市場」が導入されました。
 
電力に関する市場としては、「電力量(kWh)」を取引する「卸電力取引市場」がありますが、容量市場で取引されるのは、「将来にわたって見込める供給力(kW)」です。
 
つまり、容量市場とは、発電事業者が持っている「容量」に対して、小売電気事業者が、市場メカニズムで決まった額を支払うものであり、具体的には、「4年後の電力の供給力」を取引きすることとなります。
 
さらに具体的に言えば、まず、「電力広域的運営推進機関(広域機関)」が、4年後に使われる見込みの電気の最大量(最大需要)を試算のうえ、その需要を満たすために必要な「4年後の電力の供給力」を算定。
 
その際、「気象や災害によるリスク」も含めながら「調達すべき電力」の目標容量を算定したうえで、次に、その調達量をまかなうために、「4年後に供給が可能な状態にできる電源」を募集。
 

【容量市場のしくみ(資源エネルギー庁HP「くわしく知りたい!4年後の未来の電力を取引する『容量市場』より引用)
 
これはオークション方式でおこなわれ、価格が安い順に落札されるというのが、一連の「容量市場」の説明となります。
 
こうしたしくみの中にあって、今回、資源エネ庁が示したのは、来年度の供給力の話。
 
電力需要に見合った供給ができなくなった際のリスク、しかも不足分は「500万キロワット」。
 
なお、再稼働を今かと待つ、柏崎刈羽原子力発電所7号機の電気出力は135.6万キロワット。
 
すぐに使える、大きな供給力を使わずして、電力の供給力不足や需給ひっ迫への対応を議論している日本。
 
先に「国家観」と申し上げましたが、こうした状況も踏まえ判断していくのが政治家の役割であり責任と、なお強く思う次第です。

« 古い記事 新しい記事 »