「敦賀市津波ハザードマップに関する説明会」に参加願います

ブログ 防犯/防災

21日に能登半島を襲った記録的豪雨から1週間以上が経過。
 
9カ月前の地震で緩んだ地盤に大量の雨が降り注ぎ、土砂災害が相次いで発生した状況に対し、被災地では寸断した道路を中心に復旧を進めるなか、土砂災害の対策工事が本格化する前に起きた水害に、復興が抱えるジレンマを感じざるを得ないところ。
 
重ねて、「災害はいつ、どこでやってくるか分からない」の言葉を嫌というほど思い知らされる訳ですが、元日に津波警報が発表された敦賀市では、その経験を振り返り、「津波ハザードマップ」を改訂。
 
8月末には全戸に配布のうえ、沿岸部、内陸部に関係なく、市内10地区にて説明会を開催しています。
 
本件に関しては、自身が令和6年第1回(3月)定例会で、令和6年能登半島地震を踏まえて一般質問した際に以下のやり取りをした経過があります。
 
<やまたけ質問>
敦賀市の地域防災計画、津波災害対策編におきましては、津波災害対策の基本は、市民等の避難行動が基本となるとしています。今回、津波警報、予想津波高さ3メートルということで発表されました。市民の方は、よく正常性バイアスと言いますけれども、自分だけは大丈夫という考えを捨てて、まさに避難していただいたということかと認識しております。
一方で、例えば粟野とか海抜が高いところの方も逃げているということもございまして、やはりここは自分が住むエリアの海抜とか地域特性、地形特性というのを把握して、正しく恐れるということが重要なのかなと思っております。
そうした観点から、次年度の一般会計予算にも計上されております津波ハザードマップについて、全戸配布、市内全戸にいつ頃配布されるのか。それから、あわせまして市の広報媒体を通じたハザードマップの趣旨や概要に関する周知も求めますが、お考えをお伺いします。
 
<市民生活部長答弁>
まず、敦賀市の津波ハザードマップについてですが、令和5年3月に作成をしておりまして、ホームページに掲載するとともに、防災ハンドブック2023に盛り込んでいるところです。改めまして、別冊のハザードマップとして市民の皆様に配布することで、津波などに対する防災意識の醸成と適切な避難行動の促進を図りたいと考えております。
その配布につきましては、令和6年8月中を目途に、各区の区長さんを通じて全戸配布したいと考えております。
また、この配布に併せ、RCNや広報つるがによる周知を行うとともに、沿岸地域での説明会や避難訓練の実施により、さらなる啓発に努めてまいりたいと考えております。
 
こうした意味合いを込め、答弁の通り計画的に、災害対策への思いも込めて対応いただいていることに敬意を表するところ。
 
説明会に関しては、9月8日の東浦地区(@被害裏公民館)を皮切りに開催中。
 
私のほうは、参加するなら地元でと、昨日は粟野公民館で開催された説明会に参加しましたが、冒頭、市危機管理対策課長から、元日の津波対応や先に述べた趣旨、課員からはハザードマップ改訂の意図やポイント、さらには「まちの防災研究会」の松森和人代表からは、津波の基礎知識や避難行動などについて、能登半島地震や先日の豪雨のリアルな動画も織り込みながらご説明いただきました。
 
これに、参加された皆さんは熱心に聞き入っており、粟野地区のような内陸部に住んでいても、津波発生時にどこにいるかは分からないことからも、そうした際にどういう行動をとれば良いか、元日にあった避難渋滞なども考えれば、津波災害警戒区域などを把握し「正しく恐れる」ことが重要であることを、改めて学んだ次第です。
 

【約50名が参加された粟野公民館での説明会の様子】
 
なお、危機管理対策課からの説明の最後には、個々人が行う大事なこととして以下の呼び掛けがありました。
 
①避難行動(いつ、どこへ、どうやって)を考えておくこと
②情報を手に入れられる方法を確認
③自宅周辺の災害リスクを知る
④災害時に備えた備蓄
 
自助、共助、公助に加え、最近ではご近所同士で助け合う「近助」がありますが、上記4点のポイントを押さえるとともに、何をおいても災害対策において重要なことは、皆で意識を高め「次に備える」こと。
 
津波ハザードマップ説明会は明日(10/1)以降、市内6地区で開催されます。
 
以下に説明会スケジュールをリンクいたしますので、配布されたハザードマップをご持参いただき、一人でも多くの方に参加いただきますようお願い申し上げます。
 
 →敦賀市HP「津波ハザードマップに関する説明会」(スケジュール含む)はこちら
 
 →敦賀市HP「敦賀市津波ハザードマップ(令和5年3月作成 令和6年8月改訂)」はこちら

日本の成長のためには3Eと電力需要増ヘの対応が必要

エネルギー ブログ

父方の叔父が27日に逝去され、一昨日はお通夜、昨日午前中に葬儀が営まれました。
 
お通夜の際は、裏方のお手伝いをしていた訳ですが、葬儀には参列をし、最後のお別れから出棺までお見送りすることができました。
 
幼少期からお世話になった、97歳で逝かれた叔父が安らかに眠られますことをお祈りするとともに、生まれ育った大比田区の皆様を始め、葬儀に参列いただいた皆様のご厚情に、親戚の一人として心より御礼申し上げます。
 
なお、こうして人の死というものに立ち会うたびに、人は生まれた時、ろうそくに火が灯されるとの言葉を思い返します。
 
生の瞬間に、死に向かっていることを意味する言葉であり、しかも、このろうそくには太くて長いのもあれば、細く、短いものもある。
 
ろうそくは選べなくとも、灯火が消えるまでどう生きるかが人生であると、教えていただいている気がしてなりませんが、昨日、安らかな表情で逝った叔父もそう言っているかのように思えた次第です。
 
さて、冒頭、身内話から人生観の如くなってしまいましたことご容赦いただき、別の話題に。
 
昨日14時から敦賀市民文化センターで開催された、福井県原子力平和利用協議会主催の「2024エネルギーフォーラムin敦賀」に参加。
 
本フォーラムについては、27日のブログでご案内したところですが、「第7次エネルギー基本計画の展望と原子力への期待」をテーマに、エネルギー・環境政策の第一人者である秋元圭吾氏(地球環境産業技術研究機構)のお話を拝聴した次第。
 
トークセッション式で行われ、内容は以下のとおりで構成されました。
 
1.エネルギーと気候変動の現状
2.カーボンニュートラルに向けた各種対策技術の役割と課題
 2.1.再生可能エネルギーの役割と課題
 2.2.CCUS・CDR・水素系エネルギーの役割と課題
 2.3.原子力の役割と課題
3.第7次エネルギー基本計画の展望
4.まとめ
 

【フォーラム会場の様子】
 
基礎知識的な部分も多く、内容はほぼ理解するとともに、「まとめ」にありました、第7次エネルギー基本計画では、改めてS(安全・安心)+3E(①エネルギー安全保障・安定供給、②経済性、③環境)のバランスが強調されるのではないか(第6次では環境のEが強調され過ぎていた)など、現実路線の考え方を共有しました。
 
また、エネルギーにハンディキャップがある日本は、原子力の活用によって相対的なエネルギー価格の上昇を抑制し、産業の競争力を維持してきたことからも、成長のためには3Eと電力需要増ヘの対応が必要とも。
 
まさに私の考えと合致する秋元先生が、今後も国内外の中枢で、冷静且つ科学的な視点から意見提起いただくことをお願いする次第です。
 
結びに、貴重な機会を設けていただきました福井県原子力平和利用協議会の皆様、運営対応にあたられた方々に感謝申し上げます。

手取りを増やす。インフレに勝つ。 〜国民民主党が「2024重点政策」を発表〜

ブログ 政治

9月12日のブログで、「変身の時は攻めないのがマナー」とし、ウルトラマンや仮面ライダーでは変身する時に悪役は攻めないことを例に、自民党総裁選、立憲民主党代表選をやってる時に、他の政党が「あーだこーだ」言うべきではないとお伝えしたところ。
 
この考えに基づき、選挙期間中は一切、このブログでも触れることなく、見守ることに徹しましたが、結果、立憲民主党代表には野田佳彦氏、自民党総裁には石破茂氏が選ばれました。
 
一方、石破茂氏が選出された直後、為替は急速に円高に、日経平均先物は急落するなど、市場には経済政策に懸念が広がっており、また、立憲民主党の経済政策にも期待が集まっていないように見えます。
 
また、日本再生の鍵を握るとして、私が注目しているエネルギー・原子力政策に関しては、石破新総裁は総裁選中、原子力は「限りなくゼロに近づける」こと、以前から主張している「再エネの一段の拡大」を述べており、真剣に仰っているのかと不安が高まる次第です。
 
ちなみに、石破氏のお膝元の中国電力は26日、島根原子力発電所2号機(松江市)の再稼働を12月に予定しており、電源の調達コストが下がるため、法人向けの電気代を2025年4月から値下げすると発表しています。
 
工場や大型の商業施設、事業所など向けの特別高圧と高圧が対象となり、10月の電気代と比較して1%ほどの値下げ率となるとのこと。
 
関西や九州を見てもお分かりの通り、原子力発電稼働が果たす役割、効果は明らかであることを申し上げておきます。
 
そうしたなか、国民民主党は9月20日に「2024年重点政策」を発表。
 
これまでの「給料を上げる経済の実現」からさらに踏み込み、「手取りを増やす。インフレに勝つ。」を掲げ、減税・社会保険料の軽減・生活費の引き下げで、みんなの手取りを増やす政策を示しました。
 
これは、賃上げがされても、物価やエネルギー価格高騰に加え、所得税など税金が増えて、実質賃金が上がっていかない状態を打開するための政策であり、「みんなの手取りを増やす」手段として以下(主なもの)を挙げています。
 

【国民民主党の政策スライドより】
 
「(税金を)集めて配る(補助金等)くらいなら集めない」との従来からの考えそのままに、明確に「減税」中心の政策としていることが分かります。

なお、政策の大項目は次の4点。
 
1.給料・年金が上がる経済を実現
2.自分の国は自分で守る
3.人づくりこそ、国づくり
4.正直な政治をつらぬく
 
詳細は、以下リンクよりご覧いただきたく存じますが、2.では「原子力発電所のリプレース(建て替え)・新増設で輸入に頼らない安価で安定的なエネルギー確保」と、極めて現実的なものとなっていることをお分かりいただきたく。
 
 →国民民主党「2024重点政策」はこちら
 
結びに、自民党、立憲民主党との立ち位置の違いを分かりやすく、玉木代表がご自身のYouTube「たまきチャンネル」で述べられていました。
 
以下の写真は、その一場面ですが、右上、つまりは「現実的なハト派」に位置します。
 

【「たまきチャンネル」の一場面】
 
私自身、この立ち位置を胸に、結党時に掲げた「現実路線の改革中道政党」が、今の日本には必要であると思い、今後も活動してまいります。

「2024年 エネルギーフォーラムin敦賀」が開催されます

エネルギー ブログ

「ここまで電力需給は逼迫している」
 
改めて、厳しい状況を認識したのは、昨日、経済産業省・資源エネルギー庁が、広域予備率が低下した場合に一般送配電事業者が講じる追加供給力対策に関し、現在、広域予備率で「8%未満」としている実施の判断基準を「5%未満」に引き下げる旨見直すとしたこと。
 
理由は、電力の需給運用において、需要の増加等により需給の状況が厳しくなることが見込まれる場合には、一般送配電事業者が広域予備率の状況に応じて追加供給力対策を実施するとなっているところ、このうち、広域予備率8%未満が実施の判断基準となっている「発動指令電源の発動」は、容量市場のリクワイアメントに基づき、12回/年度の発動上限が設けられていますが、東京エリアにおいては9月24日時点で既に10回、中部エリアでは9回発動している状況にあり、発動指令電源の発動回数が年間上限に迫っていることから、2024年度内は基準を広域予備率5%未満に引き下げるとあります。
 
揚水リソースの運用切り替えなど、その他の対策も基準を厳格化する方向で検討するとのことですが、暑さ寒さの程度はあるにせよ、恒常的な供給力不足に陥っていることを露呈するものであり、審査を終えた原子力発電所を速やかに稼働させるなど、「今できること」を政治判断で速やかに実行いただかねばならないと強く思う次第です。
 
そうしたなか、電気料金の国民負担を含め、「エネルギー危機」にあることを国民皆で課題認識することが重要と思うところ、明日は、今後のエネルギー政策を考えるフォーラム」が敦賀の地で開催されます。
 
それは、福井県原子力平和利用協議会が主催する「2024年 エネルギーフォーラムin敦賀」。
 
開催日時やテーマに関しては以下のとおりとなっています。
 
◉日 時: 2024年9月28日(土) 14:00 ~ 16:00
◉場 所: 敦賀市民文化センター 大ホール
◉テーマ: 「カーボンニュートラルに向けて日本のエネルギーのこれからを考える」
          ~第7次エネルギー基本計画の展望と原子力への期待~
◉トークセッション 
・(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)システム研究グループ グループリーダー  東京工業大学 科学技術創成研究院 特任教授 秋元圭吾氏
・エネルギー広報企画舎 代表 高木利恵子氏
 

【福井県原子力平和利用協議会作成のチラシ】
 
ここで登壇される秋元圭吾先生は、誰もが認めるエネルギー・環境分野における日本の第一人者であり、これまで多くのエネルギー・環境システムの分析・評価や地球温暖化対応戦略の政策提言をされている方。
 
略歴を以下にリンクしますので是非ご覧いただきたく存じますが、「エネルギー基本計画」の検討を行う総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会委員はもとより、世界気象機関(WMO)及び国連環境計画(UNEP)により1988年に設立された政府間組織である気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)委員も務められるなど、国内外でご活躍されています。
 
 →秋元圭吾氏の略歴はこちら
 
なお、秋元先生のお話は、以前に何度か拝聴したことがありますが、東日本大震災・原発事故を受けて、政府がエネルギー・環境政策を白紙から見直すことを決めた際に、内閣官房ホームページのあるコーナーにあった、先生の思いが印象に残っています。
 
<以下、秋元先生の言葉>
 
エネルギー・環境問題は複雑であり、広範かつ深い理解が必要です。コスト等検証委員会委員としても、客観的にデータを読み、より蓋然性が高いことは何かを追究してきました。エネルギー・環境戦略の選択肢については、経済分析を行う1研究機関としてこれに取り組みました。その分析でも、専門性を発揮し、客観的、論理的にデータを扱い、蓋然性が高い分析に努めました。原発への畏れ(おそれ)を覚えます。しかし同時に、各選択肢によって異なって表れる経済的なリスク、気候変動リスク、エネルギー安全保障・安定供給リスクなど、多くのリスク、その裏表となる便益を冷静に見つめることが重要です。一面的な判断、感情的な判断では、将来にわたって社会を幸福にすることはできません。多くの方々が一歩踏み込んだ理解をし、政治家の方々も、一層、広く深い理解に努められ、大きな判断がなされることを望みます。
 
震災、そして福島第一原子力発電所事故の後にあって、このように冷静に科学的な思考を持たれ、今もそのままのスタンスで意見提言を続ける秋元先生。
 
ぜひ明日のフォーラムには多くの方にお越しいただき、これからの日本のエネルギーを考える機会にしていただければと存じます。

敦賀発電所2号機の審査書(案)に対する「パブリック・コメント」を提出

ブログ 原子力

9月24日のブログでご紹介した、ひばりケ丘町の「町界町名地番整理事業」に伴い、土地の名称及び地番号変更が行われたことについて。
 
実施日当日の24日には、これに伴う「本籍」の変更に関する通知と家族分の証明書、続く25日は「住所」の変更に係る同書類が届き、スピーディーな周知に驚くところ。
 
区としては、届いた証明書をもって、まずはマイナンバーカードや運転免許証など、本人確認に必要なものから順次、変更手続きを行なっていただく旨呼び掛けているところですが、市の担当部署におかれては、おそらく3連休返上で作業いただいたこと、さらには郵便局員の皆さんも、より早く届けるべく配達いただいたことに感謝するところです。
 
なお、令和5年度に「町界町名地番整理事業」を議決した“ひばりケ丘町”と“萩野町”の事務作業(町の区域設定や新旧地番対照表の作成等)に係る費用は、それぞれ「1,298万円」、「1,727万円」となっており(令和5年度決算資料より)、それだけの作業ボリュームを伴う事業であることも参考までご紹介しておきます。
 
さて、話しは変わり、現在パブリックコメントを募集している敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)の審査書(案)。
 
原子力規制委員会が発出した意見募集の正式な名称は、「日本原子力発電株式会社敦賀発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書(2号発電用原子炉施設の変更)に関する審査書(案)に対する科学的・技術的意見の募集について」とあるものですが、9月28日0時の締切を前に、昨日私も提出した次第。
 

【原子力規制委員会HPから展開される「e-GOV パブリックコメント」の意見提出ページ】
 
 →上記「e-GOV パブリック・コメント」意見提出ページへのリンクはこちら
 
意見募集ページにある、原子力規制委員会が示した敦賀2号審査書案(案)に対し、論点の第一にある「K断層の活動性」に関する評価について4項目、審査のプロセスに対しては、①広く第三者の専門家の評価を受けるべき、②申請者の追加調査の申出を認めるべき の2項目について意見しました。
 
技術的な部分は、これまでの審査会合などでの議論を確認したうえで、また原子力規制委員会が自ら掲げる「活動原則」や審査の指針となる「審査ガイド」などと照らして意見書を作成した次第ですが、文字にして約6,000字(A4で6ページ)となったことから、ここでは意見のみご紹介し、それぞれの理由については割愛いたします。
 
※審査のプロセスに関しては、要約が難しいため全文掲載します
 
以下、提出したパブリック・コメント
 
1.審査書(案)に対する意見について
 
意見1
<該当箇所> P.14 9行目〜22行目
2.D-1トレンチ内におけるK断層の分布と性状
(3)D-1トレンチにおけるK断層の変位・変形
ii.原電道路ピットにおけるK断層の変位・変形
 規制委員会がK断層の活動性を評価することはできないとするa〜cの理由すべて。
 
<意見>
申請者の評価に対する規制委員会の考えを記載するとともに、一度途切れたK断層が、存在しない地層に再び現れていたかもしれないとする可能性の妥当性を記載すべき。また、上載地層が消滅している場合の手法として有効な鉱物脈法による評価についても関連づけて記載することに加え、申請者が8月2日開催の第24回原子力規制委員会 臨時会議の場で申し出た、上載地層が存在しない場合の追加調査を受け入れなかった明確な理由も付すべきではないか。
 
意見2
<該当箇所> P.15 1行目〜2行目
3.K断層の活動性
(4)K断層の活動性の評価
規制委員会は、K断層の活動性の評価について、以下のことから、K断層は後期更新世以降(12~13 万年前以降)の活動が否定できないと判断した。
 
<意見>
「活動が否定できないと判断した」を「活動を十分に否定できていないと判断した」に修正すべきではないか。
 
意見3
<該当箇所> P.15 14行目〜17行目
3.K断層の活動性
(4)K断層の活動性の評価
ⅱ.K断層の変形・変位
a. D-1トレンチでは、全体的に連続して分布する地層が存在しておらず、活動性の評価に用いる③層について、浸食で形成された溝(チャネル)に堆積した地層により連続性が断たれ、面的な広がりがなく局所的な地層で構成されているなど、活動性を評価する地点として妥当とはいえない。
 
<意見>
「D-1トレンチでは、全体的に連続して分布する地層が存在しておらず、活動性の評価に用いる③層について、浸食で形成された溝(チャネル)に堆積した地層により連続性が断たれ、面的な広がりがなく局所的な地層で構成されているなど、活動性を評価する地点として妥当とはいえない。」とする科学的根拠・妥当性について、上載地層法を用いて活動性評価を行っている他の地域での評価実績も考慮しつつ、客観的データを用いて示すこと等により、規制者としての説明責任を果たすべきではないか。
 
意見4
<該当箇所> P.15 24行目〜28行目
3.K断層の活動性
(4)K断層の活動性の評価
ⅱ.K断層の変形・変位
c.原電道路ピット及びふげん道路ピットにおけるK断層について、K断層は、上方に向かって断続的に出現する特徴を有していることを踏まえると、既に除去され、現在は存在しない地層で再び現れていた可能性があるが、現状では上位の地層におけるK断層の変位・変形の有無が確認できないため、K断層の活動性を評価することはできない。
 
<意見>
このような評価は「科学的な判断」といえず、申請者からの追加調査の申出を認めることなく結論付けた根拠を含め記載すべきではないか。
 
 
2.審査のプロセスに対する意見について
 
意見1 広く第三者の専門家の評価を受けるべき
 
本件審査の過程においては、第22回原子力規制委員会(令和6年7月31日)の場で委員からは、「明確な答えは分からないんだっていうのが科学技術的な限界なのかなっていう印象を持ちました」との発言があったことに加え、第27回原子力規制委員会(令和6年8月28日)では、規制庁からの審査書案説明の後、意見を求められた同委員からは、「専門的なことに踏み込んだ判断を私ができる訳ではないんですけれども、元々この分野の判断がシロクロつけることが簡単にできる分野ではないと認識しております。」とあった。
このように、高い専門性が求められる地質構造等に関わる審査に対し、委員自らが、本来追求すべき科学技術や自らの能力に限界を感じるような発言があったところであり、規制委員会は「高い専門性を伴う科学的・技術的な審議」を経ずに非専門家間で重要な判断を行ったことが明白である。
こうした状況や本件審査書案においても、明確な活動性を言うのではなく、「可能性を否定できない」や「不確かさ」などをもって判断されようとしていることを踏まえれば、まさに原子力規制委員会の活動原則にある、「国内外の多様な意見に耳を傾け、孤立と独善を戒める」ことが求められているものと考える。
また、原子力規制委員会「敷地内及び敷地周辺の地質・地質構造調査に係る審査ガイド」の「5.調査及び調査結果の信頼性」では、以下の記載がある。
 
基準地震動及び基準津波の策定等に関する調査に当たっては、調査手法の適用条件及び精度等に配慮し、目的に応じた調査手法により実施されることが必要であり、可能な限り、最先端の調査手法が用いられていることが重要である。また、立案段階の調査計画を含め調査結果・評価に係る全てについて公表されることが望ましく、広く第三者の専門家の評価を受けることによって調査結果の信頼性と精度が向上する。その際、一部の整合していないデータについても、その整合しない理由とともに公開されることが重要である。
なお、外部の学識経験者等に評価を依頼する場合には、中立性の確保が必要である。

 
ついては、原子力規制委員会が自ら定める「活動原則」、「審査ガイド」に照らせば、本件審査にこそ、広く第三者の専門家の評価も踏まえたうえで調査、評価すべきであったと考えるが、それを行わないとした規制委員会の考え方、あるいは第三者の意見や評価を求める基準について明らかに説明すべきである。
 
意見2 申請者の追加調査の申し出を認めるべき
 
令和6年7月24日に行われた原子力規制委員会の定例会見において、地層・地盤審査に関し問われた山中伸介委員長は、「非常に証明が困難で時間がかかったサイトもあるが、丁寧に評価をしていけば、事業者はキッチリとそれを証明することができるという問題なので、あくまでもこれは悪魔の証明ではないという、私はそういう見解です。」と述べている。これは、原子力規制委員会と申請者との間で丁寧なコミュニケーションを図り、申請者が重ねる追加調査から得られた最新知見や科学的データをもって、審査が進められてきたことを示すものと認識する。
一方、敦賀発電所2号機の審査に関しては、現申請書の範囲内か否かはあるにせよ、第1272回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(令和6年7月26日)においては、追加調査の実施を申し出た申請者に対し、「そちらで将来やられるのはご自由」との発言がされている。
また、第24回原子力規制委員会 臨時会議(令和6年8月2日)では、「新しい立論方法に関して具体的に乏しい、期間が非常に不明確、多少データが付け加わったところで審査チームが出した技術的な評価というのが変更になる可能性というのは極めて乏しい」などとの見解が示され、結果して原子力規制庁の確認結果に基づき、審査書案を取りまとめることが指示されている。
前述の山中委員長の考えと今回の取扱いを比べるに、まずは、評価に関わる新たな科学的技術的データが得られる可能性のある追加調査を自ら否定をしていること、根拠を示すことなく、データが付け加わったとて評価が変更になる可能性は極めて乏しいと予断していること、さらには、申請者への「ご自由に」との発言は規制側と被規制側相互のコミュニケーションの観点から看過できないものと考える。
ついては、山中委員長曰く「丁寧に評価」するために不可欠な、科学的技術的データが補完される追加調査の申し出(現申請書の範囲内のものまでも)を、本件審査に限って何故求めなかったのか、あるいは受け入れなかったのか。
活動原則にある「孤立と独善を戒める」とする「透明で開かれた組織」として追加調査を認めるべきと考える。
 
 
以上が、私の提出した意見の概要です。
 
意見提出の締め切りは9月28日0時までとなっておりますが、より多くの意見が提出されることを期待するとともに、原子力規制委員会殿におかれては、集まった意見に真摯に耳を傾けていただき、修正をお願いする次第です。

祝!「SAGA2024 国スポ」のグラウンド・ゴルフ競技で3位入賞

ブログ

石川県を襲った豪雨の影響により、21日には輪島市と珠洲市、能登町の約6200戸で停電が発生していたところ。
 
北陸電力送配電では、電源車による避難所などへの送電を順次行うとともに、一刻も早く電気を届けるべく、安全を確保しながら早期復旧に取り組まれており、今朝現在の停電軒数は約2100戸。
 
元日の能登半島地震の時と同様、復旧するにも道路の寸断などにより、思うように進まない状況が浮かぶところでありますが、欠くことのできない電気をお届けすべく、とにかく安全第一での作業を願う次第です。
 
さて、話しを変え、本日はお年寄りのスポーツのことで、敦賀市にとっても私にとっても嬉しい話題をご紹介。
 
これまで「国体」の名で馴染みのある「国民体育大会」については、「スポーツ基本法の一部を改正する法律(平成30年法律第56号)」の施行(令和5(2023)年1月1日)に伴い、令和6(2024)年開催の第78回大会から「国民スポーツ大会」に名称変更(略称「国スポ(こくすぽ)」されたことはニュースで知るところでしたが、初の「国スポ」開催地となるのが佐賀県。
 
言わば「国体」が「国スポ」に生まれ変わる、そのはじまりの地となる佐賀県では大会名を『SAGA2024 国スポ・全障スポ』とし大会運営にあたっており、すでに会期前競技が9月21日から始まっているところ(本会期は10月5日から)。
 
この会期前競技で、公開競技のひとつである「グラウンド・ゴルフ」が鹿島市の会場にて、9月21日(土)〜22日(日)に行われました。
 
1チーム男女各6人計12人で行われる競技に、福井県チームは、県大会を勝ち抜いた男子はおおい町、女子は敦賀市の合同編成で出場。
 
そしてなんと「全国3位」の好成績をおさめられたとのこと。
 
身内話しで恐縮ですが、実は私の母が女子チームの一員として出場させていただいたこともあり、この成績と喜びをご紹介したかった訳でもありますが、こうして良きメンバーに恵まれたことに息子として感謝するとともに、素晴らしい成績をおさめられたことを大変嬉しく思う次第です。
 

【帰宅後に見せてもらった3位の盾。全国大会だけに重みが違いました。】
 
なお、母はこれで「国体」は3度、「国スポ」1度と計4度も出場したことに驚く訳ですが、さらに敦賀市女子チームの最高齢は何と「88歳」と聞き、一層驚いたところです。
 
おおい町の男子チームの皆さんあってのこの成績に敬意を表するとともに、こうしていつまでも健康でプレーできるのは、やりがいや目標があること、そして何といっても笑顔で一緒にプレーできる仲間の存在があることではと改めて思う次第です。
 
結びに、「SAGA2024」のホームページにはこうありました。
 
“体育からスポーツに変わる、今だからできることは何か。みんなで、高い志で、知恵と力を出し合っていけば、新しい大会、そしてスポーツ文化の新時代をつくることができる。そう信じています。すべての人にスポーツのチカラを届ける、新しい大会へ。ぜひ一緒に。”
 
グラウンド・ゴルフの皆さんが証明するよう、スポーツのチカラに年齢は関係なしですね。

「ひばりケ丘町」が本日、新たなスタート

ブログ 地域コミュニティ

気持ちの良い青空に恵まれた昨日は、敦賀市総合運動公園へ。
 
敦賀市で進めている「アーバンスポーツ施設整備検討事業」の第2回ワークショップの様子を拝見してきました。
 
市ホームページによれば、アーバン(urban)スポーツは都市型スポーツともいわれ、広いスタジアムやアリーナを必要とせず、街中の広場など小さなスペースでも始めることができるとあり、代表的な競技としてはスケートボードやBMX、インラインスケート、3×3(3人制バスケットボール)などが挙げられるとあります。
 
8月には、市民の方を対象とした第1回ワークショップが行われ、ディスカッションにより、懸念事項などの共有や施設整備候補地を検討したところですが、昨日は運動公園の駐車場に特設パークを設け、初心者講習から一般参加まで、小さなお子さんや市内外のプレーヤーの方が楽しまれる様子を伺うことができました。
 
青空のもと、周囲にはキッチンカーが数台、音楽に乗せてというアーバンスポーツ独特の開放的な環境のなか、BMXなどのプレーヤーさん達とお話するに、全国では作ったは良いが、規模感やトリックができるレベルの関係から、すぐに使われなくなったパークが沢山あることや、パークの中でスケートボードとBMXは共存(共有と言ったほうが良いか)できること、屋外の場合、床はアスファルトよりコンクリートが望ましい(転けても滑るので)などなど、実経験からのお話しを興味深くお聞きした次第です。
 
検討事業はこの後、ワークショップの結果なども踏まえ取りまとめられますが、お伺いしたお話しに加え、小さなお子さんと大人のプレーヤーが融和し、笑顔で楽しまれていた雰囲気も頭に置き、今後示される施設整備の方向性に期待するところです。
 
さて、本日は長年の悲願であった、わが町「ひばりケ丘町」の新たなスタートの日。
 
「悲願」の意味合いは、過去のブログをご覧いただければと思いますが、簡単に申せば、住所表記の「カッコ( )書き」を外すこと。
 
 →ひばりケ丘町の「悲願」が一歩前進(2023年6月6日ブログ)
 
敦賀市外の方は頭に疑問符が付くかと思いますが、市内には、例えば「ひばりケ丘町」で言えば、同じ町でありながら、住民票など正式な住所表記が、
 
◉砂流○号○番地○(ひばりケ丘町)
◉櫛林○号○番地○(ひばりケ丘町)
◉野坂○号○番地○(ひばりケ丘町)
 
と3つにまたがっており、こうした区がまだまだ多くあるところ。
 
そうした中、わが町においては、住所表記のカッコを取り除き、「ひばりケ丘町○○○番地」へと町名を明確にし、新たに地番を振り直す、いわゆる「町界町名地番整理事業」を行うことを昨年4月の総会で決議し、その後、市長へ要望。
 
議会の議決を経て、およそ1年の期間を掛けて準備いただいたところですが、いよいよ本日、カッコ書きが外れ、晴れて「ひばりケ丘町」としてスタートする運びとなったことを大変嬉しく感じる次第です。
 

【鳥のひばりの姿が町名を表す、わが町のシンボルマーク(町内会館に掲示)】
 
昨夕は、今日からのスタートを前に、主に高齢者向けの説明会を開催し、手続きの流れや行政が職権で変更してくれるものとそうでないもの、本人確認証明となるマイナンバーカードや運転免許証は極力早めに変更手続きを行うことや、それらを含めた個人で行うもの(不動産や銀行など)に関する各種手続き方法について説明したところです。
 
なお、この説明会には65名を超える方に参加いただき、関心・不安の高さを感じたところですが、説明と質疑を通じ、少し安心いただけたのではと感じた次第です。
 

【多くの皆さんに参加いただいた、昨日の説明会】
 
また、本事業にあたっては、総会前の町民向け説明会の段階より、市の総務課の皆様には大変丁寧に対応いただいたことを始め、この後のマイナンバーカードなどの手続きに関しては、市民課の方では休日も開庁いただき対応いただくなど、円滑な変更手続きに向けてご尽力いただくことに心より感謝申し上げます。
 
こうして、新たなスタートを切る「ひばりケ丘町」。
 
1年前に町内の「ふるさと祭り」で描いていただいたチョークアートの如く、澄み切った空に羽ばたく「ひばり」のように、活気と団結力あるまちとして発展することを祈念するとともに、町民の一人として私自身もお役に立てればと存じます。
 

【チョークアートで描かれた、羽ばたく「ひばり(ケ丘)」】

土俵から地元にエールを送る「大の里関の優勝」

ブログ 人生観

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、一気に涼しくなった昨日。
 
窓を開けていると夜は寒いくらいで、締め切って寝ましたが、朝方にサッと降った雨で一段と過ごしやすくなった気がします。
 
なお、今朝の散歩中、昇る朝日とともに出会ったのは見事な虹。
 

【見事な半円を描くレインボー】
 
ふと、記録的豪雨に遭った能登半島でも、この虹が架かっているといいなと思ったところ。
 
この豪雨に関しては、報じられる目を覆うような光景に、改めて自然の恐ろしさを感じるとともに、不安な生活を余儀なくされている住民の方々の心中を察するところであり、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げる次第です。
 
さて、そうした状況の中で、地域外の者が軽々に申し上げるべきではないのかもしれませんが、石川県の皆さんを元気づける出来事は、大相撲の関脇大の里の優勝ではなかったかと。
 
大の里は同県津幡町出身。
 
元日に発生した能登半島地震に心を痛め、初土俵から所要7場所での最速初優勝を遂げた夏場所後の6月2日には金沢市内の避難所を訪問した際には、「(優勝と大関昇進の)明るい話題で元気になってほしい」と話していました。
 
さらにこの秋場所では、14日目の21日に2度目の優勝を果たし、直近の3場所で2度の優勝を含む計34勝を挙げ、大関昇進を確実にするとともに、初土俵から所要9場所での新大関は、昭和以降で最速の記録とのこと。
 
優勝を決めた取組後、地元の石川県が能登地方を中心に記録的豪雨に見舞われたことについて、大の里関は「暗いニュースで大変な状況。自分の優勝が力になって、少しでもいい報告ができたら」と思いを述べており、まさに土俵から地元にエールを送っており、被災された皆さんにとっては、落胆の中にもひとつの元気や勇気になったのではと思った次第です。
 
なお、大の里の四股名(しこな)は大正から昭和にかけ、小兵ながら大関を7年務めた大ノ里に由来し、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が、角界を背負える弟子が現れたときに授けようと温めてきたとあります。
 
出世に髪の伸びが追いつかない大の里関は、角界の大器。
 
これも軽々に言ってはいけないのかもしれませんが、今後綱取りへと向かう大の里関の活躍が能登を始め石川の皆さんの力となり、復旧・復興も出世と同様、スピードを上げて進むことを願ってやみません。

石川県に初めて大雨特別警報を発表

ブログ 防犯/防災

昨日午前中は、秋から冬にかけての風物詩、金ヶ崎緑地で行われるイルミネーションイベント「ミライエ」に向けた廃油回収作業に参加。
 
LED点灯に用いる発電機は、ここで集めた廃油を精製したものを燃料として利用しており、市内の各公民館を中心に、ボランティアの皆さんで回収作業にあたっているもの。
 
人手不足との状況をお聞きし、私は初めて、最寄りの粟野公民館で参加しましたが、年に一度の回収作業には、このために1年間集めたという方や、毎年「ミライエ」を楽しみにしており、少しでもお役に立てればと持ってこられたお婆ちゃんもおられ、そうしたお気持ちに感動を覚えたところです。
 
市民の有志が、ボランティアで続けてこられた「ミライエ」は今年で11年目。
 
11月からの開催に向けて、早い時期から準備を始めるボランティアの方々のご努力と、こうした市民の皆さんのお気持ちも込めて開催される「ミライエ」が、今年も多くの皆さんの心に癒しと感動を与えられますこと祈念する次第です。
 
さて、回収作業中は曇天と強い風が吹くコンディションでしたが、お隣の石川県ではまたもや大きな災害が発生。
 
石川県能登地方に9月21日朝、線状降水帯が発生し、気象庁は、石川県に初めて大雨特別警報を発表。
 
石川県によると、大雨の影響で石川県内では1人が死亡、3人の行方が分からなくなっている(ブログを書いている22日朝現在)ほか、珠洲市と輪島市、それに能登町を流れる合わせて16の河川が氾濫したことにより、各地で住宅や施設の浸水被害が発生しているとのこと。
 
また、何とも辛いのが、元日の能登半島地震後に設置された、輪島市と珠洲市の仮設住宅の団地で、床上まで浸水する被害が出ているとあり、改めて「なぜまた能登地方なのか」と愕然とした次第です。
 

【河原田川の氾濫で冠水した輪島市の市街地(毎日新聞WEB版より引用)】
 
新聞記事には、地元の方の「地震からやっと少し生活が落ち着いてきたところだったのに、どうしてこんなことになるのか。涙が出そうだ」、「正月に地震があり、また災害が来るとは。言葉にならない」と落胆する様子に、掛ける言葉も見つからないところ。
 
敦賀からは昨日15時過ぎに、緊急消防援助隊として消防車が石川県に向けて出場したとの連絡がありましたが、本日午前6時現在、石川県能登北部には大雨特別警報が発表されているほか、この後も北陸では大雨が続き、風も強まる見通しとなっています。
 
今日は奇しくも「秋分の日」ですが、一刻も早く雨が落ち着き、これ以上の被害拡大とならぬことを祈るとともに、救助にあたる皆様が安全に任務を遂行されることを願う次第です。

文教厚生常任委員会での議案審査を終える

ブログ 敦賀市議会

「ど肝を抜かれる」とはこういうこと。
 
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が19日、前人未到の「50本塁打、50盗塁(50-50)」を達成。
 
しかもこの日は、3打席連続ホームラン、6打数6安打10打点でメジャー史上初の偉業を「ど派手」に飾り、記録は「51ー51」に。
 
ここぞという時に想像を超えるプレーで見せるところが、世界のスーパースター「オオタニさん」の所以ですが、日本人として誇りに思う次第です。
 
なお、大谷選手に関しては、花巻東高時代に目標達成のために必要なことを書き出したシート(マンダラチャート)が有名であり、この計画的な行動力は小学校教科書にも紹介されるほど。
 
多くの子どもたちに「夢を実現するにはどうすればいいのか」を伝えるモデルとなっていますが、大人も見習わねばと自身を恥じるところです。
 
さて、こうした偉業のニュースがあった昨日、敦賀市議会では各常任委員会が開催し、今定例会に提出された条例改正案などについて審査。
 
所属する文教厚生常任委員会では、付託された条例改正案2件、契約案件2件に加え、請願第2号「訪問介護の基本報酬の引き下げ撤回と介護報酬の引き上げの再改定を早急に行うことを求める請願」について審査しました。
 
また、所管する福祉保健部、教育委員会が管轄する指定管理者の事業報告も受け、質疑を交わした次第。
 

【文教厚生常任委員会で配布された審査順序】
 
積極的な質疑、討論を心掛けるものの、条例の審査で一部、条文を勘違いした問いを投げてしまったことはご容赦を。
 
各議案の詳細は割愛しますが、質疑、討論の後、採決では、各議案についてはすべて「原案のとおり認めるべきもの」と決定、請願については、賛成少数により不採択とする旨決定しました。
 
最終的な採決は、10月9日の本会議となります。
 
委員会終了後は、福井市へ。
 
北陸電力労働組合福井県支部「ユニオン研修」に出席のうえ、推薦議員である(写真左から)山本優 南越前町議会議員、堀川秀樹 福井市議会議員に続き、私からもご挨拶。
 

【研修会での挨拶の様子】
 
昼夜を分かたず、北陸管内の電力安定供給にご尽力いただいていることに感謝申し上げるとともに、主にエネルギー政策に関わる自身の考えや、先の6月定例会にて、敦賀市議会として「エネルギー基本計画見直し」に対する意見書を提出したことなどをご紹介しました。
 
同労組とは、今後も引き続き連携を図ってまいります。
 
こうして一日を終え振り返ると、日程をこなすだけで先のマンダラチャートにある「計画的な行動力」には程遠いなと反省。
 
日々の活動を大切にすることは当然として、自己を高める時間を捻出せねばと思うところです。

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