令和5年6月定例会は本日「最終日」

ブログ 敦賀市議会

定着した月曜朝の街頭演説。
 
昨朝は、安倍晋三元首相がテロリストの糾弾に倒れてから1年を経過して初の街頭活動ということもあり、改めて、暴力で命を奪い、言論を封じる行為は民主主義への挑戦であり、断じて許されるものではない旨述べ、今後もこの場に立つ決意をお伝えました。
 
総理大臣と一地方議員では格が違うといえ、私は、街頭でマイクを持つ以上、民主主義国家に生きる権利と覚悟をもって立っておりますので、引き続き、魂込めて活動してまいる所存です。
 
さて、言論と言えば議会。
 
早いもので、6月20日に開会した令和5年第3回(6月)敦賀市議会定例会も今日が最終日となりました。
 

【市役所入口のデジタルサイネージ。残すは本日のみとなりました。】
 
本日は、9時より議会運営委員会、その後全員協議会を開催したうえで、10時に本会議を再開する予定としています。
 
本会議では、各常任委員長から審査経過報告がされた後、順次、討論、採決へと進みますが、事前に市民クラブ内で調整をし、我が会派としては以下、議案1件と請願2件について討論を行うこととしています。
 
※ちなみに私は文教厚生常任委員会の審査報告をさせていただきます。
 
<市民クラブの討論通告3件>
◉第35号議案 令和5年度敦賀市一般会計補正予算(第4号) → 豊田耕一議員
◉請願第1号 日本政府に「核兵器禁止条約」への参加・署名・批准を求める意見書の提出に関する請願書 → 山本武志
◉請願第2号 保育士配置の最低基準引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願 → 今川博議員
 
既に各会派とも討論通告済みでありますが、とりわけ、米澤新市長が敦賀の「あたらしいステージ」の実現に向けて、今定例会に提出された補正予算案(肉付け予算)に対し、それぞれどういう視点で評価をし、賛否を明らかにするのかに注目が集まるところ。
 
また、請願については、当会派では2件とも、「請願を不採択」とする委員長報告に「賛成」(すなわち請願の採択に反対)の立場で討論するものですが、賛否それぞれの立場から、考えを明らかにし、より論点を明確にすべきとの思いをもって、会派を代表して討論するもの。
 
いずれの討論も、議会が「言論の府」であることを強く意識したうえで、市民の皆さんにとって分かりやすく、さらには後世のため議事録に残すということも念頭に主張するものであることから、そうした思いを含め、ご理解いただければ幸いに存じます。
 
いつもの告知となりますが、本会議の模様は、嶺南ケーブルネットワーク議会チャンネル(CH093)、敦賀市議会インターネット中継からご覧いただけますので、お時間許す方はぜひご視聴いただけますようお願いいたします。
 
 →敦賀市議会インターネット中継はこちらから

カッターレースに向けた練習会終了

ブログ まちづくり

今日7月10日は「納豆の日」だそう。
 
元々は、「なっ(7)とう(10)」という言葉の語呂合わせから、関西地方で納豆の消費量を増やすことを目的として、1981年に関西納豆工業協同組合が関西地域限定の記念日として制定。
 
その後、1992年に全国納豆協同組合連合会が改めて、全国の記念日として制定したとのこと。
 
ほぼ毎朝、納豆を食べている私ですが、今日は記念日の意味を感じながら、この後戴くこととにします。
 
さて、ご紹介の頻度が多くなっている敦賀港カッターレースですが、昨日は「市議会議員チーム」の練習会。
 
11時から約1時間、新人議員を中心としつつ、経験者も混じってのメンバー編成にて、心地良い?汗を流しました。
 
要領を得た後半は、徐々に櫂(かい)のタイミングも揃い、艇がスーッと進むように。
 
短い時間ではありましたが、議員間の距離も近づき、一体感が得られたことが何より良かったと感じた次第です。
 
また、同じ時間帯には、敦賀市職員労働組合の皆さんや原電労組のチームも練習されていて、それぞれ手応えを掴んだよう。
 
レースでは、同じ2部で競う相手となりますが、出場するからには良い意味で張り合いながら、楽しんでいただければと思います。
 
こうして、全チームの練習を終えたのは17時頃となりましたが、心配していた雨もそこまで降らず、予定通り進められたことに安堵したところです。
 

【すべての練習を終え、係留されたカッター。当日は晴れますように。】
 
レース本番は、7月16日(日)。
 
実行委員会一同で、しっかりと事前準備を行い、当日を迎えたいと思います。
 
その前に、明日は大事な市議会6月定例会の最終日。
 
こちらは既に、討論原稿などの準備を整えたところですが、本日は今一度、委員長報告などの再確認などを行い、明日に臨む所存です。

社会を明るくする運動「第23回敦賀大会」

ブログ まちづくり

昨日午前中は、カッター練習会の運営補助のため、川崎・松栄岸壁へ。
 
ここ5年、7月に入ってからの週末は、カッターレース実行委員の皆さんとこの岸壁で過ごす時間が多くなっていることから、自分の中では次第にホームグラウンド化しているもの。
 
粟野の田園風景、辻立ちの名子では敦賀湾、そして「みなとまち敦賀」を表すかの川崎・松栄岸壁と、ひとつ一つ心のオアシス的場所が増えていることに幸せを感じるところです。
 
練習のほうは、気象情報に留意をしつつ、時折強く降る雨の中、計11チームが参加。
 
今日は練習最終日ということで、敦賀市議会チームを含む10チームがエントリーしていますので、この後また、ホームグラウンドに出掛けてまいります。
 
さて、昨日のことに話しを戻しますが、カッター練習にて雨で濡れた衣類をスーツに着替え、午後は、第73回 社会を明るくする運動「第23回敦賀大会」に文教厚生常任委員長として出席。
 
敦賀市が主催、敦賀地区保護司会が主管するこの大会は、敦賀更生保護女性会や敦賀警察署を始め、プログラムを見ると23もの協賛団体の記載があり、様々な市民団体の方が関心高く、この運動に取り組んでいることを感じた次第。
 

【多くの参加協力団体が名を連ねる大会プログラム】
 
大会では、岸田総理大臣からのメッセージ上映に始まり、主催者を代表し、池澤副市長よりご挨拶(米澤市長は他の公務のため代理)、来賓では中道恭子・敦賀市議会副議長、力野豊・福井県議会議員らからのご挨拶を受けました。
 
その後、「社会を明るくする運動」作文コンテスト優秀作品の発表があり、「地域のつながりを大切に」と題した高校1年生、「再犯者にしないために」の中学校2年生が演台に立ち、堂々と朗読をされました。
 
いずれも女子生徒でしたが、作文の内容はもちろんのこと、高校1年生女子に至っては、ほぼ内容を暗記しているかのように、前をしっかり向き、一言ひとことに思いを乗せて話す姿に、正直感動し、涙が滲んだ次第。
 
中村珠里さん、三輪琴葉さん、本当に素晴らしい作文と発表をありがとうございました。
 
来賓はここで一旦退席となりましたが、私は会場に戻らせていただき、第二部の講演を拝聴。
 
青少年保護委託自立支援施設「はぐるまの家」代表の坂岡嘉代子氏より、「大人の役割」をテーマに約1時間、ご自身の豊富な実体験をもとにした貴重なお話しを伺うことができました。
 

【大会、講演会会場の様子。多くの方が熱心に耳を傾けておられました。】
 
坂岡氏を紹介するプログラムには、「『一人ひとりに光がある。おちこぼれなんて一人もいない。』そのような信条で青少年育成や法を犯したとされる人々のため、再び生き直しをする支援にご尽力されてこられた。」、「様々な運命を背負ってきた子供達との共同生活から見えた親子の絆。そして大きな人間愛。地域の子供に寄り添う大人たちの役割について一緒に考えてみましょう。」とありましたが、まさに私にとってそのことを考える、貴重な機会となりました。
 
先に述べた中高生の皆さん、会場にお集まりの関係団体の方々を始め、これだけ多くの皆さんが、関心高く取り組まれていることに改めて敬意を表するとともに、タイトルの通り「社会を明るくする」ために、取り組みの輪をさらに広げていくことの重要性に気づかせていただけたことに感謝。
 
今後は、私自身もより一層関心をもって、運動に参画していきたいと思います。

【お知らせ】「代表・一般質問」の模様が録画配信されています

ブログ 敦賀市議会

6月28日から30日に掛けて行われた、令和5年第3回定例会の「代表・一般質問」の模様がインターネット録画配信されています。
 
敦賀市議会ホームページよりリンクしますと、質問者全員の質問の様子がご覧になれます。
 
ついては、関心のある議員やテーマに応じてご覧いただければと思いますので、宜しくお願いいたします。
 
 →録画配信のページはこちらから
 

【こんな感じで選択できますので】

「海洋放出」開始に向けた設備・保安上の準備が整う

ブログ 原子力 政治

安倍晋三元首相がテロリストの凶弾に倒れてから今日で1年。
 
志半ばでこの世を去った安倍氏を改めて追悼いたします。
 
また、暴力で命を奪い、言論を封じる行為は民主主義への挑戦であり、断じて容認できない旨、私たちが今一度思いを強めることが、安倍氏の死を無駄にしないことと認識するところ。
 
規模は違えど、私も同じ街頭に立つ者として、そのことを胸に置き、今後も言論を大事に活動していく所存です。
 
さて、話題を変え、7月4日に国際原子力機関(以下、IAEA)より日本政府に対し包括報告書が提出された福島第一原子力発電所※ALPS処理水の海洋放出について。
 
※ALPS処理水
トリチウム以外の放射性物質が、安全に関する規制基準値を確実に下回るまで、多核種除去設備(ALPS)等で浄化処理した水(トリチウムを除く告示濃度比総和1未満)のこと
 
今度は、原子力規制委員会(以下、規制委)が7日、東京電力に対し、同ALPS処理水の海洋放出に係る移送/希釈/放水の各設備について、使用前検査終了証を交付しました。
 
これにより、ALPS処理水の海洋放出設備について、規制委による使用前検査はすべて完了したこととなります。
 

【海洋放出を待つ、ALPS処理水を貯留するタンク群】
 
ALPS処理水の海洋放出設備は、2022年8月に設置工事が開始され、2023年4月26日には放水トンネル(長さ約1km)が完成。
 
6月26日にすべての施設の設置が終わり、同30日に最終の使用前検査が実施されていたところ。
 
なお、ALPS処理水の処分に関する関係閣僚会議は2023年1月に、「海洋放出設備工事の完了、工事後の規制委員会による使用前検査、IAEAの包括的報告書等を経て、具体的な海洋放出の時期は、本年春から夏頃を見込む」との見通しを示しています。
 
つまり、ALPS処理水の安全性レビューに関するこの包括的報告書は既に日本政府に提出されており、今回、使用前検査が終了したことから、海洋放出開始に向けた設備・保安上の準備は整ったこととなります。
 
後は政治判断のみ。
 
先般、公明党代表から「海水浴シーズンは避けるべき」との発言がありましたが、政府はいつ、どう判断するのか。
 
条件が整ったのに実行しないのでは、結果、言われもないデマを流して海洋放出を批判する中国の圧力に屈しているのと同意であり、今こそお墨付きをもらった「科学的根拠」をもって、然るべき判断を下していただくことを強く求める次第。
 
冒頭述べた民主主義とは、大衆迎合でもデマに怯むことでもなく、客観的事実をもってリーダーが判断し、国家的課題を解決することでもあると考えます。
 
それができるかどうか、国内はもとより、国際社会に対しても、毅然とした態度で日本が前に進めるか否かは、この海洋放出の判断に掛かっているといっても過言ではありません。
 
(参考)ALPS処理水のことを詳しく知りたい方は、以下、東京電力HPの「処理水ポータルサイト」をご覧ください。
 →「処理水ポータルサイト」はこちら

「小暑」を合図に「猛暑」到来

ブログ 防犯/防災

昨日の敦賀市議会は、10時より予算決算常任委員会を開催。
 
補正予算案に対する分科会長報告から採決までを行い、結果、全ての議案について「原案通り認めるべきもの」と決しました。
 
次は11日の最終日、本会議での採決となります。
 
また、その後は議会運営委員会、午後は広報広聴委員会に出席。
 
議会運営委員会では、「議会のタブレット化」や以前、広報広聴委員会での検討結果を踏まえ、当時委員長でもあった私から提案した「常任委員会のインターネット配信」などについて、今後、本委員会として検討していくことを確認しました。
 
議会として取組むべきことは多くあろうかと思いますが、議会力を高めるため、少しでも議会改革が進むよう、今後も積極的に議論に参画してまいります。
 
さて、七夕の今日は、二十四節気のひとつ「小暑」。
 
小暑は、「梅雨明け」が近付き、夏らしい暑さが始まる頃という意味ですが、天気予報では今日、猛烈な暑さとなるよう。
 
内陸部を中心に35℃以上の猛暑日となるほか、福井市では36℃にも達するとあり、熱中症対策が必須となることから、屋外で活動される方のみならず、室内であっても油断せず注意してお過ごしいただければと存じます。
 

【猛暑日を示す天気予報(ウェザーニュースより)】
 
なお、小暑は梅雨の終わり頃であり、集中豪雨が発生しやすい時期でもあるとされています。
 
その由来の通り、一転、明日は大雨の予報ともなっていますので、体調管理と危機管理意識をもって、暑さにも雨にも対応していきましょう。
 

【同じくウェザーニュースの晴れマーク。見るからに暑い!】

またもや民間企業経営への政治介入

ブログ 政治

昨日、水曜日の朝はホームグラウンド「名子」での辻立ち。
 
曇天、やや風が強い天候ながら、原電労組の役員1名とともに元気に活動しました。
 
通行される方々へのお手振り、ご挨拶をしながら、役員の方とは子育て家庭のことや職場のことなど、様々お話しできることが「辻立ち」の楽しみでもあり。
 
仲間から伺ったことを頭に置き、今後、自身の思考や活動にも反映していきたいと思います。
 

【役員と同様、一緒に活動してくれる「こくみんうさぎ」。徐々に定着しつつあります。】
 
さて、ここ数日は敦賀市議会のことを書き綴ってきましたが、並行して開催されているのが福井県議会。
 
代表質問や一般質問では、エネルギー・原子力政策などを始め、敦賀市政とも直結する事項が多々取り上げられることから、時間を見つけ、インターネット録画や会議録速報版などをチェックするところですが、中には「おいおい」と言いたくなる質問があるもの。
 
その質問とは、7月4日に行われた福井県議会一般質問(2日目)に登壇した斉木武志議員。
 
北陸電力が先に行った電気料金の値上げを捉え、以下の通り質問(会議録速記版より抜粋)。
 
◉北陸電力さん、(電気料金を)上げるのはしようがないけど、42%、全国一上げる理由は何なんだというところがまだ県民にも腑に落ちていない。
◉北陸電力の(燃料)調達価格をいかに下げるかということが重要だと。この電力供給を下げるために化石燃料を※JERAと、でかいとこと組んでやらないんですかということを、知事から私は、政治の側からね、税金をいっぱい使う側として、こういう公的企業には言う必要があると私は思うのですが、知事の御所見を伺いたいと思います。
 
※JERAとは
東京電力と中部電力との包括的アライアンスに基づき、日本に国際競争力のあるエネルギー企業を創出することを目指して設立され、燃料上流・調達から発電、電力/ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンが当社に一元化された国内火力発電の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社
 
これに対し、杉本達治知事は、
◉今までが非常に水力中心で火力は安かった、石炭火力がですね。こういったメリットも生かして、今まで(電気料金が)低かった。こういう歴史もあるわけですので、一体、その中でどういう価格帯、どういうやり方でやっていくのが北陸電力として、我々、利用者に対してしっかりと低い価格を出していただけるのか、こういうことも含めてしっかりと経営判断していただきながら進めていただきたい。今後とも、北陸電力に対して我々としても合理化、効率化について要請を続けていきたいと考えております。
 
斉木議員はさらに、
◉(北陸)3県知事で御会談をされて、やっぱり北陸電力と、やっぱり燃料調達価格を下げるためには分社化も視野に、燃料調達価格を劇的に下げなさいという申入れをすべきだと思うのですが、知事の御覚悟を伺いたいと思います。
 
これに杉本知事は、
◉おっしゃられるとおり、まさに北陸電力にとっても極めて経営的、経営上の重要な課題だというふうに認識をいたしますし、(中略)今後とも北陸電力に対して徹底した合理化、効率化、さらに国に対してもですね、全ての政策的な手段を使いながら電気料金の抑制に対してさらに力を尽くしていただくように要請をしてまいります
 
この質問を聞いて、斉木武志議員が衆議院議員時代の2022年5月の衆議院 経済産業委員会にて「日本原電」をテーマに質問された時のことを思い出しました。
 
この時の質問では、
◉日本原電は、定款により原子力で手足を縛られている企業であり、原子力発電所を何としてでも動かそうとしており、敦賀2号審査での書き換え問題の「改ざん」(後に「改ざん」のようなものではないと規制委員会も認めている)のような、どんな手を使ってでも、リスクを犯してでもという話しになる。これは原子力でしか生き残る道がない企業として当たり前のことかも知れないが、縛りとなっている定款を変えて柔軟な選択肢を与えることが大事であり、経産省からも指導してはどうか
 
◉電力需要は既に低下し、今後もその低下傾向が進むという中で、敦賀3,4号の電気は受電会社である関西電力も北陸電力も「買わない」と言っている。コスト感のない増設は止め、1,600億円を投じて出来た「空き地」には「水素発電所」を建ててはどうか
 
◉日本原電は、国策民営として原子力をやってきた会社、国策としてリニューアルを促し、今度は電源開発や日本原燃と合併も視野に入れるべき。
 
当時の梶山大臣は、「仮定の話に考えを述べることは避ける」、「民間会社の経営に関わることであり答弁を控える」とのことで、明確な答弁はほぼなく、つまりは相手にしなかった訳ですが、一民間企業の経営に口を突っ込む、ましてや分社化や合併までを政治が介入して、公的な場で発言して良いものかと、再び同じ気持ちが蘇ってきた次第です。
 
北陸電力に関して言えば、これまで40年以上も規制料金の値上げをせずにやってきました。
 
ましてや電力の全面自由化やシステム改革が進み、電気料金を論ずる上においても重要な「志賀原子力発電所」の長期停止を余儀なくされる中、乾いた雑巾をさらに絞るかの経営効率化を行いながら、この北陸の地の電力安定供給を守ってきてくれたのが北陸電力であり、そうした血の滲むかの努力など無かったかのような発言に、私は憤りを感じる次第です。
 
連合や政党の関係も全く無い斉木議員が何を質問しようと、私には関係のないことからも知れませんが、日本原電の時もそうでしたが、今回も北陸電力で働く人の話しは聞いたのか、昼夜を問わず、必死で安定供給を守る現場最前線の人の気持ちを考えたことがあるのかとだけは言いたい気持ちであります。
 
先ほど申し上げたよう、北陸電力においては、血の滲むような経営効率化をした上でのギリギリの判断が今回の料金値上げとなっていることを、このブログをご覧になられた皆様にはご理解いただきたいですし、斉木議員におかれては、この後、衆議院解散があれば、県議会議員の任期中であっても、国政に再チャレンジされると公言されておられますので、その際はぜひ、経営側の声だけではなく、現場で働く方が大事にしている「信念」とは何かまでを把握いただき、ご健闘されますことご祈念申し上げます。

第39号議案「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会設置条例制定の件」について継続審査を終える

ブログ 敦賀市議会

国際原子力機関(以下、IAEA)の調査団が複数回の現地調査を経て、2年近くかけてまとめた包括報告書。
 
昨日、岸田首相はIAEAのグロッシ事務局長と官邸で面会し、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出計画への評価を盛り込んだ、この包括報告書を受け取りました。
 
海洋放出に関し、私としては以前より、科学的見地から当然のことと捉えていましたが、IAEAは報告書で、放出は「国際的な安全基準に合致する」と結論付けており、政府は、科学的な安全性の裏付けとなる報告書の内容を国内外に発信するとともに、「夏頃」とする放出開始時期の検討に入るとしています。
 
先般、公明党代表から(処理水の海洋放出を)「海水浴シーズンは避けるべき」との発言がありましたが、こういった発言こそが「風評加害」となることが何故分からないのか。
 
「科学が風評に負けてはならない」との思いをもって、政府においては、科学的根拠をもって説明責任を果たすことはもちろんのこと、国内外に対しても毅然とした態度で、予定した時期での放出実施に進んでいただきたいと考える次第です。
 
さて、話しは変わり、敦賀市議会は昨日から特別委員会。
 
午前中は原子力発電所特別委員会、午後は新幹線対策特別委員会が開催されました。
 
また、一昨日の文教厚生常任委員会で継続審査とした、第39号議案「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会設置条例制定の件」(教育委員会)については、新幹線対策特別委員会が終わった後、16時より委員会を開催。
 

委員会では、修正動議を提出した委員からまず、動議撤回の申し出があり、委員会としてこれを承認。
 
その後、同じ委員より、さらに新たな修正案が提出され、これに対する提案者からの説明、質疑を行った上で、討論、採決へと進みました。
 
結果、修正案は賛成少数で否決、原案を賛成多数で「原案の通り認めるべきもの」と決しました。
 
児童生徒のいじめ等による重大な事案について、事実関係の確認及び再発防止を図るための調査委員会と教育委員会との関係性、内容の公表の点に論点が集まった訳ですが、ひとつ、こうして委員会審査の中で深掘りの議論となったことは有益であったと思います。
 

【委員会を終えて。委員長として、ひとつ経験させていただきました。】
 
一方、本会議での委員長報告と採決を残すものの、原案通りとなった場合においても、条例に付随して策定するとある「ガイドライン」がどのような内容で作成されるのかなどについては、今後しっかり確認していくべきものと考える次第です。
 
こうして日程は進み、今日の午前中は廃棄物対策特別委員会、明日は補正予算案の採決を行う予算決算常任委員会(全体会)となります。
 
中盤から終盤へと進む中において、会派においても各議案、請願に対する賛否、討論の実施などについてはしっかりと共有していきたいと思います。
 

【市役所入口にある案内サイネージ。会期は7月11日まで。】

文教厚生常任委員会は継続審査に

ブログ 敦賀市議会

週初めの昨朝は、恒例の街頭活動からスタート。
 
いつも駐車させてもらっている「つるが薬局」さんに到着すると何と、原電労組の役員1名がスーツ姿で現れ、活動を手伝ってくれると。
 
先週は県外から、国民民主党支持者のお三方にお手伝いいただき感謝感激の朝でしたが、2週続けて同じ気持ちになった次第です。
 
街頭演説のほうは7時半から約30分間、照りつける日差しに負けず、先週行った一般質問の内容を中心にご報告しましたが、通勤されるお車の中から激励などいただき、こちらも感謝。
 
3ヶ月目に入った「マンデーモーニング街宣」ですが、今後も政治への関心を高める意味で、思いをもって続けていく所存です。
 

【粟野交番前での街頭演説の様子】
 
昨日の敦賀市議会は、3つの常任委員会を開催。
 
私が所属する文教厚生常任委員会では、以下の条例制定案2件、一部改正案4件、今定例会に提出された請願1件について審査を行いました。
 
◉第46号議案「敦賀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正の件」(敦賀市立病院)
 敦賀市立病院の医療の一層の充実を図るため「病理診療科」の新設を行うこと。
 
◉第43号議案「敦賀市個人番号の利用に関する条例の一部改正の件」(福祉保健部)
 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置に関する事務について、独自に個人番号を利用する事務に定めること。
 
◉第39号議案「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会設置条例制定の件」(教育委員会)
 児童生徒のいじめ等による重大な事案について、事実関係の確認及び再発防止を図るため、教育委員会の附属機関として、「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会」を設置すること。
 
◉第40号議案「敦賀市柴田氏庭園の設置及び管理に関する条例制定の件」(教育委員会)
 柴田氏庭園を国の名勝指定を受けた文化財として、その保存と活用を図り、市民の文化教養の向上に資するための施設として管理すること。
 
◉第44号議案「敦賀市学校使用条例の一部改正の件」(教育委員会)
 敦賀市立学校における屋内施設の利用料を改定すること。
 
◉第45号議案「敦賀市ハートフル・スクールの設置及び管理に関する条例の一部改正の件」(教育委員会)
 現在、鋳物師町にある「敦賀市ハートフルスクール」の位置を旧赤崎小学校に変更すること。
 
◉請願第2号「保育士配置の最低基準の引き上げと、保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願」
 
委員会では、担当する部局ごとに審査を進めましたが、第39号議案に関しては、原案に対する質疑を行ったうえで、委員の一人から「修正動議」が提出され、その後、提出された「修正案」に対する質疑を行いました。
 
修正案を提出した趣旨は主に、調査委員会が行う調査内容の記録や「公開」、「公表」の取り扱いを条例上で明確にしておくべきということでしたが、他の委員より、討論・採決に進むまでに、修正案の内容を詳細に確認する時間が欲しい旨の意見があり、結果、継続審査とし、日を改めて協議することとしました。
 
他の議案については全会一致若しくは賛成多数で「原案どおり認めるべきもの」と決したうえ、請願1件については、賛成少数で「不採択」となった後、継続審査扱いとした第39号議案については、本日16時から委員会を開催し、改めて質疑以降の審査を行うこととしました。
 
なお、もちろん議案の修正はあって然りのことではあるものの、敦賀市議会においては中々経験が少ないものであり、委員長としての委員会運営に緊張感をもってあたったところですが、本日も引き続き、事前のシュミレーションをしつつ、円滑でより良き協議となるよう、委員長としての責務を果たしていきたいと思います。
 
委員会のほうは、嶺南ケーブルネットワークなどでの中継はないものの、委員会室での傍聴は可能ですので、お時間ある方はぜひ、どのような雰囲気で審査がされているのかご覧いただければと存じます。

6月定例会は今日から中盤戦

ブログ 敦賀市議会

昨日は、町内の清掃奉仕作業の後、出たり入ったりではありましたが、カッター練習会のお手伝いに。
 
原電労組のチームや福井大学生、米澤市長も参加される市役所チーム、毎度優勝候補の常連さんなど、各チームがそれぞれに和気あいあいと漕ぐ姿を微笑ましく思いました。
 

【青空のもと練習する各チーム】
 
練習を終えた川崎・松栄岸壁(通称:コの字岸壁)は夕陽に照らされ、また違った雰囲気に。
 
2週間後は、敦賀の「夏の風物詩」の舞台となるこの岸壁。
 
こうした風景があるのが敦賀の良さと、より多くの皆さんに感じて欲しいと思う次第です。
 

【光る海面と係留されるカッター。絵になります。】
 
さて、議会のほうは今日から中盤。
 
本日は常任委員会、明日、明後日と特別委員会、6日には補正予算案の分科会報告から委員会採決までを行う予算決算常任委員会(全体会)が開催される予定となっています。
 
私が委員長を務める文教厚生常任委員会においては、第39号議案で「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会設置条例制定の件」及び第40号議案「敦賀市柴田氏庭園の設置及び管理に関する条例制定の件」など、条例の設置2件、一部改正4件を審査することとしており、ボリュームも内容も盛り沢山となっています。
 
過去の経緯から、多数の質疑となることが予想される案件もありますが、冷静且つ客観的視点をもった審査となるよう、委員会運営に務める所存です。
 
委員会に関しては、嶺南ケーブルネットワーク(以下、RCN)やインターネットでの中継はありませんので、関心のある方はぜひ、議場フロアの委員会室にて傍聴いただければ幸いです。
 
なお、遅ればせながら、RCN議会チャンネルでは、先週行われた代表・一般質問の模様が再放送されています。
 
以下に、再放送スケジュールを掲載しますので、関心のある会派、議員の部分だけでもご覧いただければ嬉しく思います。
 
また私に関しましては、質問の内容などなど、お感じになられたことは遠慮なく、ビシバシご指摘いただければと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
 

【RCN議会チャンネルの再放送スケジュール。開始はいずれの日も19時からとなります。】

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