足は職場に 胸には祖国を 眼は世界へ

ブログ 政治

新年あけましておめでとうございます。
 
皆様方におかれましては、新たな年を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
 
本年が、皆様にとって穏やかで、一層飛躍の年となりますよう祈念いたします。
 
さて、今年の干支(十干十二支)は「甲辰(きのえたつ)」。
 
「甲」は、十干の一番目の文字で、物事の「はじまり」を象徴し、「辰」は万物が成長して動きが盛んになる象徴とされていることから、2024年は「物事のはじまり」と「大きな成長」の年になると言われています。
 
ここ敦賀においては、歴史の転換点ともなる北陸新幹線敦賀開業を3月16日に控え、開業効果から新幹線効果にいかにつなげていくか、まさに「はじまり」と「成長」の起点になる年であると認識するところです。
 
なお、金沢-敦賀間の工事で最大の難所と言われたのが敦賀駅工区ですが、時を明治に戻し、当時も難局を極めた柳ケ瀬トンネル(滋賀県と福井県の県境)を完成させ、長浜-敦賀間全線開業したのが1884(明治17)年。
 
それからちょうど140年にあたるこの年に、新たな鉄道網が拓かれることを感慨深く思うとともに、明治そして令和と難工事を完遂させた関係者の皆様には心より、感謝と敬意を表する次第です。
 
話しを変え、国際舞台に目を移すと、今年はフランスのパリにて100年ぶりに開催されるオリンピックイヤーであり、華やかなスポーツの祭典が行われる一方、政治の世界では重要選挙がめじろ押しの年でもあります。
 
1月には台湾総統選、3月のロシア大統領選、4月の韓国議会総選挙に11月の米大統領選など。
 
また、選挙以外では、ロシアのウクライナ侵略とイスラエル対イスラム原理主義組織ハマスの紛争が続いていることも強く認識しておかなければなりません。
 
とりわけ、米大統領選の行方は不透明であり、強烈な個性のトランプ前大統領が当選すればウクライナでの戦いがロシア優位へ一気に傾くかもしれないとも言われています。
 
先般、中国では尖閣諸島周辺における海警局強化を示唆する発言もありましたが、いわゆる「台湾有事」に関しても次期米大統領が台湾防衛の強い意志を示すのか、日本や台湾が前面に立ち防衛するよう促す「オフショア・バランシング」に傾くのかによって、日本の安全保障環境が激変する可能性があります。
 
もちろん私は、日本が中国に従属することなどあり得ないとの立場であり、「自分の国は自分で守る」という至極当たり前の考えのもと、自衛隊の位置付けや体制、さらには憲法における規定整備など、丁寧な国民理解のもと進めていかねばと考える次第です。
 
一方、国内においては、昨年末に自民党派閥による政治資金のキックバック問題が発覚し、政治への信頼が大きく揺らぐところでありますが、安全保障はもとより、深刻さを増す人口減少に少子高齢社会など、国難とも言える局面を乗り越えるに、問われるのは「政治力」であることは言うまでもなく、裏を返せば「政治力」を発揮するために欠かせないのが「政治への信頼」であります。
 
私自身は地方議員の一人でしかありませんが、労組役員時代に教えを請うた故宇佐美忠信先生(元富士社会教育センター理事長)の言葉、「足は職場に 胸には祖国を 眼は世界へ」を胸に、掲げるモットー「まっすぐ 誠実に 粘り強く」の思いをもって今年も活動にあたる所存です。
 
皆様方におかれましては、このブログを通じ、少しでも政治に関心をもっていただくこと、さらには私に対しては遠慮なく叱咤叱咤、たまに激励いただけますようお願い申し上げ、令和6年年頭のご挨拶といたします。
 
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 

【「至誠天に通ず」。今年も貫くのは「正直な政治」。】