一般質問の発言通告を終える

ブログ 敦賀市議会

原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場を巡り、昨日、長崎県対馬市議会が文献調査の受け入れ促進を求める請願を賛成多数で採択しました。
 
賛否が拮抗する中での採択でしたが、先送りせず、議会の意思を明確に示されたことに敬意を表するところです。
 
近く市長が判断するとのことですが、最終処分場は廃棄物を安全な形で地層処分するとともに、国が原子力政策の柱として使用済み燃料を再利用する「原子燃料サイクル」を継続的に回すため不可欠の施設であることを踏まえ、前向きな意思表明を期待する次第です。
 
さて、話しは変わり、敦賀市議会は昨日13時に、19日から行われる一般質問の発言通告を締切り、15名が通告。
 
前回の質問者17名から2名減ということですが、私が通告した質問項目は以下のとおり。
 
1.次期総合計画について
(1)計画策定に向けた基本的考え方等
(2)検討体制、スケジュール
2.保育士のより良い職場環境づくりについて
(1)人員体制
(2)業務の負担軽減
 
今回は、市長が交替されたこと、国の地方版総合戦略やデジタル田園都市構想とも相まって、今年度内に策定する(見直す)としている「総合計画」について、社会的な課題ともなっている「保育士のよりよい職場環境づくり」の2項目を取り上げました。
 
ご参考まて、質問者全員の通告一覧は以下リンクよりご覧ください。
 
 →発言者15人の発言通告一覧はこちら
 
また、通告書の全文までは掲載しませんが、私が質問する両項目の発言趣旨(通告書原文のまま)を以下に記載いたします。
 
【発言趣旨】
 
<次期総合計画について>
令和5年第3回(6月)定例会において、本市の総合計画を見直すことを明らかにするとともに、新たな計画においては、環境の変化に柔軟に対応できる機動性を持たせるとともに、市が何を目指し、そのために何をするのかが市民や現場の職員にも分かりやすい計画にするとの考えが示されています。
また、具体的な進め方に関しては、市民とのワークショップやプロジェクトの関係者に直接意見を伺う機会を設けることを予定するなど、より幅広い方々との対話や意見集約を充実させていきたいとしています。
こうした考えを踏まえつつ、市の最上位にある総合計画の見直しは、今後の敦賀の羅針盤ともなることから、国の総合戦略との整合性の観点を含め、この断面での進め方等について確認すべく、以下質問いたします。
 
<保育士のよりよい職場環境づくりについて>
近年の社会経済情勢やライフスタイルの変化によって、小学校就学前の教育・保育に対するニーズが多様化するなか、本市においては、子どもを持つすべての家庭が、子育てに対する不安や負担を抱え込むことなく、ゆとりを持って子育てができるよう、よりニーズに沿った幼児教育・保育環境の充実を図るとしています。
その一方、これを支える保育士に関しては、全国的に慢性的な人手不足や高い離職率が叫ばれており、本市でも同様の課題があるものと認識するところです。
より安心して子育てができ、子どもを預けられる保育環境を構築するためには、保育士の処遇改善をはじめ、地域の実情を勘案した大所高所から総合的な施策を講じなければならないと考えますが、まずは子どもと最も近い場所にいる保育士がより、ゆとりとやりがいをもって業務に従事できる環境を構築することが不可欠との思いのもと、改善に向けて以下質問いたします。
 
なお、2項目に関しては、お盆明け以降、計4回実施した保育士(主任クラス、若手)との意見交換をもとに、現場実態を踏まえた内容としています。
 
こうして通告を終え、恒例のガラポンで決めた質問順は「11番」。
 

【恒例のガラポン。さすがにドキドキ感はありませんが、初心忘るべからずです。】
 
一般質問は、9月19日(火)から21日(木)に掛けて行われますが、私の出番はおそらく、20日(水)の夕方あたりになろうかと思います。
 
自身18回目の質問となりますが、従前と同様、是々非々且つ建設的な議論を心掛けて臨む所存です。