「ひな祭り」の日に思う少子化問題

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令和6年度予算案は2日、異例の「土曜国会」で与党の賛成多数により可決され、衆議院を通過。
 
予算案は憲法の規定により参議院送付後30日で自然成立するため、5年度内の成立が確実となった訳ですが、引き続き、参議院側の審議にも注視するところ。
 
一方、敦賀市議会においては、今週3月6日(水)から8日(金)に掛けて「代表・一般質問」が行われますが、先刻締め切った発言通告一覧が議会ホームページに掲載されました。
 
今回は、代表質問に5名(5会派)、一般質問に12名の計17名が通告をしており、以下リンクよりその項目をご覧いただければと存じます。
 
 →「代表・一般質問」の発言通告一覧はこちら
 
なお、私の場合、通告書自体が「シナリオ」に近い作りとなっているため、通告書提出以降に何か大掛かりに作成し直す作業はなく、6日に予定される自身の質問に向けては、補完するデータや資料の整理や想定QAなどの準備をして過ごすところですが、新聞にある米澤市長の予定を拝見するに、昨日、そして今日と「庁内打ち合わせ」。
 
休日返上で答弁対応にあたっているものと推察され、会期日程上仕方ないとはいえ、国会のことを言えないな(働き方改革という観点で)とやや胸が痛む次第です。
 
ただ、こうして対応いただいているのも、議会と真摯に向き合う姿勢があるからこそであり、同時に市勢発展、より良い市民生活のため建設的に議論せねばと思う所存です。
 
さて、そんな3月初めの日曜日は「ひな祭り」の日。
 
我が家の長女は今年24歳を迎え、県外の大学から東京で就職したこともあり、すっかり雛人形を飾ることもなくなってしまいましたが、改めて「ひな祭り」の由来を調べてみると、実は古代中国の「川で身を清めて邪気を払う上巳(じょうし・じょうみ)節」が日本に伝わり、日本古来の「人形(ひとがた)流し」という厄払いの風習と結びつき、さらにそれが平安時代の貴族のおままごとである「ひいな遊び」と組み合わさって、徐々に今のような形になったといわれているそう。
 
ちなみに上巳とは、3月上旬の巳(み)の日のことで、当初は3月に入って最初の巳の日に行われていた上巳節は、3世紀ごろ3月3日に固定されたといいます。
 
子どもが生まれると人形を作って保管しておき、3歳ごろになってから流すという時代もありましたが、時を経て人形が豪華になっていくにつれ、流さずに素早く片付けるようになったとのこと。
 
また、日本で現在のような人口動態調査が始まった明治32(1899)年でも、生後1年未満の子どもの死亡率は15.38%だったとあり、それ以前の子どもが3歳まで生きられる確率はかなり低かったと推測されることから、厄払いの行事が、いつしか子どもの健康と成長を祈る行事になったのも自然な流れかもしれないと言われています。
 
時代は流れ、今や晩婚化や非婚化などの影響により、子どもの数自体が減少し、深刻な少子化を迎えています。
 
今日の「ひな祭り」。
 
「子は宝」をひしひしと感じる昨今にあって、子ども達の健やかな成長を願うとともに、本来趣旨とは異なりますが、その子ども達が将来背負う負担をいかに小さくするか、つまりは少子化の問題を我がこととして捉え、ここ敦賀市でも何を講じていけば良いのか。
 
自身の代表質問項目にも挙げているテーマについて、今一度考えを整理する日にしたいと思います。
 

【我が家のひな人形。来年は飾りますのでお許しを…。】