高校生たちの集大成の場、夢舞台を皆で支えよう

ブログ 新型コロナウイルス

コロナ感染対策の観点から、出来るだけ電話やZOOMなどオンライン手法を使ってのヒヤリングなどで対応をしてきているところですが、やはり肌感覚で思いが伝わるのは「FACE TO FACE(対面)」。
 
昨日のブログで記載しました日本原子力発電(株)敦賀発電所2号機の審査の取扱いに関し、内容が複雑であるが故に、書面だけでは伝わらないであろうとの思いのもと、ある方とお会いしてお話しさせていただきました。
 
その甲斐あってか、お相手の方にはしっかりご理解いただけた訳ですが、やはり書面の行間にある意味合いや背景、とりわけ思いや肌感覚をしっかりお伝えするには、対面に勝るものはないと改めて痛感した次第。
 
繰り返しになりますが、事柄の程度に応じて、アナログとデジタルを使い分ける「ハイブリッド型」で今後とも活動を進めていきたいと思います。
 
あと、余談になりますが、昨日報道のあったほぼ全ての新聞では、「日本原子力発電敦賀原発2号機」と表現されていますが、正しくは、「日本原子力発電敦賀発電所2号機」でして、トータル文字数で言えば、1文字足すだけで正式名称となるのに、なぜ略称で表記するのか。
 
以前にも説明しましたよう、「原発」という呼称自体、「原爆」とイメージを重ねる左翼用語であることを知ってか知らずか、敢えて使っている新聞社も勿論あるのでしょうが、せめて原子力立地県の地元紙くらいはそれに惑わされず、地元企業の発電所名は正式名称で表記いただきたいものです。
 
さて、話しは変わり、新型コロナウイルス感染判明による2校の出場辞退、雨による順延と異例の大会となっている夏の甲子園。
 
本日は、地元の敦賀気比高校が第4試合で、日本文理(新潟)と対戦することとなっています。
 
新型コロナウイルス感染に関しては、一回戦を突破した東北学院に続き、初戦(2回戦)手前で宮崎商が、陽性者13人、濃厚接触者8人と判定され、試合での甲子園の土を踏むことなく、途中出場辞退を申出、受理されました。
 
昨日19日に予定されていた初戦の対戦相手、智弁和歌山は不戦勝となった訳ですが、宮崎商の選手は言うまでもなく、この対戦相手校の心中を思うとやるせなさ、無念を思うと痛堪まれなくなります。
 
また、雨による順延は、これで史上最多を更新する7度目となり、開幕前は25日だった決勝が29日にずれこむ予定となり、31日にはプロ野球の阪神戦が入っていることや、各校とも2学期を控える時期となることから、もう後が無い状況に。
 
こちらも心配が募るところです。
 
高野連に対しては、日程消化優先ではないかと懸念の声も上がっていますが、何せ相手は天気、そして何よりグランドキーパーの阪神園芸が球児のために必死に整備してくれていることもあり、こちらは批判を避け、何とかこれ以上の出場辞退、順延なく日程が進むことを願うばかりであります。
 

【必死の整備を行う、阪神園芸のグラウンドキーパー】
 
一方、夏の甲子園ばかりが取り上げられますが、甲子園と同時期に開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)でも、コロナ感染による出場辞退が相次いでおり、主催する全国高等学校体育連盟(全国高体連)によると、11~17日の1週間で空手やハンドボールなど8競技15校が出場を辞退、それ以前にも柔道で辞退校が出ているとのこと。
 
昨年は大会史上初の中止となっただけに、全国高体連の担当者は「2年連続中止だけは避けたかった。対策を徹底した上で何とか継続したい」と対応に苦慮しているとの思いを述べられていますが、その気持ちは十二分に理解するもの。
 
長距離移動や集団生活を伴う全国大会で感染リスクをゼロにすることはできないものの、目標を持って厳しい練習に励んできた高校生たちに集大成の場を用意したいとの思い、全力プレーで悔いのない戦い、競技をして部活生活を終えて欲しいとの思いは、関係者でなくとも誰にも共通する願いかと思います。
 
こうして思えば、感染リスクと向き合いながらの試行錯誤が続いている選手、関係者の皆さんをサポートできることは、私たちひとり一人が感染対策に留意をし、そのリスクを少しでも低減すること。
 
これは何も甲子園やインターハイなど全国の舞台のみならず、地方の大会であっても共通することであり、少しの不注意で中高校生たちの夢や努力の成果まで壊してしまうことのなきよう、皆で認識を持って支えていきたいと強く思う次第です。
 
最後に、本日の甲子園。
 
まずは予定通り試合が行われること、そして地元代表、敦賀気比高校が勝利することを祈念しています。