2022年6月17日
街頭活動に出会いあり 〜街角で伺ったリアルなご意見〜
14名が登壇した一般質問が終わりました。
最終日の昨日は2名の議員が質問され、トップバッターの和泉明議員が取り上げた「市立図書館空調設備の配管破断に伴う漏水について」では、5月にあったこの配管破断により、図書館蔵書総数の4.5%にあたる4033冊が除籍処分、金額に引き直すと6,272,700円(購入価格ベース)、うち3263冊は5年間1度も貸出なしとの被害状況であったこと、破断した配管の調査や修繕費用を本定例会での補正予算に挙げていることなどを確認。
市民の学びの場であり、貴重な財産である蔵書がこうした事態になったことを受け、空調システム自体の見直し(エアコンタイプへ)をする時期に来ているのではないかとのご意見でしたが、この報に触れた際、和泉議員は現場に足を運び、その状況まで確認されたとも。
片や私はといえば、全議員に周知されたこの報を受けたのみに留まっており、質問を聞きながら、先輩議員のような行動に及ばなかったことを恥じた次第です。
図書館の本に限らず、起きたことを「仕方ない」と思うのではなく、市民の財産に影響を及ぼすものとして捉え、今後は丁寧に確認するよう改めたいと思います。
一般質問が終わり、今日は総務民生、産経建設、文教厚生に分かれての常任委員会。
引き続き、議会として慎重審査にあたる所存です。
そうして議会対応を終え、夕方定時以降の時間帯は、地元地区の粟野交番前交差点にて街頭活動報告を行いました。
不定期ながら、週1〜2回ペースでの街頭活動となっていますが、この日は大変嬉しいことが。
自身の一般質問の内容などを話し始め、10分くらい経った頃でしょうか、私より随分若い主婦の方が目の前に現れ、「ちょっといいですか?」と話し掛けられました。
「もちろん大丈夫です」とマイクを切り、お話しを伺うに、街頭を行っているすぐ近所に住むというその女性は、「日頃思っていることをどこに話せばいいのか」と思っていたとのことで、車で買い物に出た際、私を見掛けたため、わざわざ帰りに寄っていただいたとのこと。
私の名前や政党について尋ねられた後は、ご自身の家庭環境や、教育費に関すること、悲しい虐待をなくすためには望まれない出産を無くすべきであり、そのためには特に若者の緊急避妊薬使用、さらには性教育の重要性などについてご意見を伺いました。
少子化に関しても、無理やりペアリングをするより、結婚されている夫婦が一人より二人、二人より三人産もうと思える環境にする方が効果が高いのではなど、こちらもディスカッション。
私の考えや、そのために国民民主党は高校生までの教育無償化や教育国債の法的整備を求めていることなどをご説明し、賛同を得た次第。
10分以上お話ししていたでしょうか、のぼり旗を立てた横で話し込んでいる姿は通行される方からは奇異に映ったかもしれませんが、私にとってこうした主婦の方のリアルな考えをダイレクトに伺う機会というのは、大変貴重でありがたいもの。
最後、感謝の気持ちとまた答えを返すことをお約束し別れ、街頭報告を再開した訳ですが、回答するにも連絡先を聞かなかったことに気づきました。
女性には申し訳ありませんが、街頭で見掛けましたらまた、お声掛けいただけますよう宜しくお願いいたします。
以前に「意を決して」始めた街頭活動報告ですが、こうしてどこに挙げてよいか分からない政治に対する声を聞けたこと、またこの時間、下校中の高校生や中学生たちが手を振ってくれること(冷やかし半分かもですが)だけでも、「政治への関心を高める」との実施目的に近づくもの。
地方議員である私が行うべきは、地域にある声なき声を丁寧に伺い、ひとつでも政治の場に反映すること。
昨日感じた感謝の気持ちを忘るることなく、今後も引き続き「現場第一主義」で活動にあたりたいと思います。
【街頭活動報告はソロ活動ですが、さすがに交差点で自撮りは恥ずかしい。。。ですので、街頭で立ている「のぼり旗」の写真だけ掲載させていただきます。】