2021年10月19日
衆議院選は「政権選択選挙」であることを肝に銘じ
気づけばもう何ヶ月続いているでしょうか。
起床して、このブログを書き終えた後の朝散歩。
散歩といっても、本格的ないわゆるウォーキングではなく、犬との散歩なので偉そうなことは言えませんが、それでも近所を暫し歩くだけでも新鮮な風景、すれ違う方との挨拶など、爽やかなひと時であることは間違いなく、一日の元気の源の時間となっています。
ひとつ一つ紹介すれば切りがないのですが、ここ最近の注目は「朝顔」と「ルコウソウ」。
意外や「朝顔」は秋の季語であることは以前にもご紹介しましたが、それにしてもこの冷え込みの朝も元気に、しかも連なって花を咲かせる姿とそれに彩りを添えるかのように可愛らしく咲く「ルコウソウ」(赤い星形の花)を見ると、どこか「さぁ今日も頑張ろう!」との気持ちになるもの。
こうして元気に、季節の移り変わりも知らせてくれる植物を見ているとコロナ禍であることを忘れるところですが、今日もこの後、素敵な出会いに期待をし出掛けたいと思います。
【写真は先日のものとなりますが、散歩道に咲く朝顔とルコウソウ。ここ最近の元気の源です。】
さて、話しは変わり、本日19日は第49回衆議院議員選挙の公示日。
10月31日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入ります。
新型コロナや経済への対策を主な争点とし、総定数465の議席に対し、1000人超が立候補を準備しているとしています。
この選挙に先立ち、昨日も与野党党首による討論会が開催されていましたが、有権者の一人として期待するのは、現実的な政策論で戦って欲しいということ。
そうして見た時に、主な争点として挙げた新型コロナや経済対策は勿論ですが、夫婦別姓やLGBTなどの対応が取り上げられながら、喫緊に迫る脅威としてある中国が強硬姿勢をとる台湾情勢や南シナ海、とりわけ我が国固有の領土である尖閣諸島の問題は出ませんでした。
また、先日、立憲民主党の生方議員による許されまじ発言のあった北朝鮮による日本人拉致問題や人道の面から言えば、これまた中国のウイグル人などへの人権侵害や香港弾圧への日本の対応についても語られなかったことは、個人的に大変残念と感じた次第です。
残念と感じた理由は、この衆議院選挙が「政権選択選挙」であるからに違いありません。
であるが故、日本国内のことばかりでなく、外交防衛然り、混迷極める世界の中で、今後も日本が主権国家としてあり続けるために、どのような立ち位置、態度をとっていくのかを示してもらわなければならないとの考えによるものであります。
そうした点から言えば、選挙協力している立憲民主党と共産党は「限定的な閣外協力」で合意していますが、これに対し、岸田首相(自民党総裁として)や日本維新の会の松井代表は、自衛隊や日米安保などの基本政策で立憲民主党、共産党が不一致である点を挙げて疑問を呈したのに対し、立憲民主党の枝野代表は、合意事項以外の日米同盟をめぐる政権の判断を共産は批判しないことになっていると反論しました。
私はこれひとつとっても、国家の根幹に関わる基本政策の根本的相違を放置し、閣外協力とはいえ連立政権を作ろうなどというのは、全く理解できるものではないと受け止めた次第です。
ここ福井二区では、自民党候補と立憲民主党候補の直接対決となりますが、こうした国家の根幹に関わる問題として「エネルギー」があります。
とりわけ、客観的に見ても原子力立地自治体に住む者にとって、「将来に亘り原子力を活用していく」のか「原子力に将来なしとして別の産業に切り替え」るのかは最大の焦点といっても過言ではないと考えるところです。
先に述べた外交防衛や北朝鮮拉致問題などを含め、この選挙が「未来選択選挙」(岸田首相の言葉)というのであれば尚のこと、世界の荒海の中で我が日本丸はどこに向かい、どう舵取りしていくのかという「現実的な道標」を正々堂々と論じ合い、勝敗を決する、そんな選挙にしていただきたいと切に期待いたします。
繰り返しになりますが、この選挙は「政権選択選挙」であり、すなわち「政党を選ぶ」選挙であることから、その辺りを十二分に勘案のうえ、皆さまにおかれては、貴重な一票を無にせぬよう、必ず投票に行っていただくよう、こちらも切にお願いいたします。