産経建設常任委員会にて議案審査を行う

ブログ 敦賀市議会

敦賀市議会は昨日から後半戦。
 
総務民生、産経建設、文教厚生の3つの常任委員会による議案審査が行われました。
 
私の所属する産経建設常任委員会では、第29号議案「市道路線の廃止」、第30号議案「市道路線の認定」に関わる2件の議案と1件の陳情(請願扱い)について審査。
 
市道に関しては、道路改良事業や橋りょう維持修繕事業などに伴い獺河内葉原線など計4路線を「廃止」すること、西浦2号線整備事業及び開発行為による道路の帰属に伴い5路線を「認定」することに対し、活発な質疑がされた後、全会一致で原案通り認めるべきと決しました。
 
道路は市民生活や安全に大きく関わるものであることは言うまでもありませんが、今回認定される市道のうち、私自身思い入れがあるのが「市道西浦2号線」。
 
敦賀半島の手ー色浜間にある峠道をショートカットするトンネルが今月末に開通することを踏まえ、県道のうちこのトンネル部分(396.3m)を市道認定するというものですが、このトンネル整備は西浦地区にお住まいの皆さんの悲願でもあり、今回こうして開通の運びとなったことへの喜びはひとしおかと思うものであります。
 
私自身、半島の先にある日本原子力発電(株)敦賀発電所に勤務していた際は社有バス、時にはマイカーで通勤(許可をもらって)していましたが、特に雪が降る冬季の難所は、既にトンネル化された「鷲崎」の峠と今回認定するこの峠部分。
 
今思えば、あの急傾斜、細く曲がりくねった道路を大型バスで通勤していたことを懐かしく感じますが、これで敦賀半島の峠部分はいずれもトンネル化されることとなり、地域住民の皆さんの安全性、利便性向上につながることは非常に生きた道路開発と評価するところです。
 

【敦賀発電所50年を機に開催(2020年8月)された「げんでんふれあいギャラリー」の写真。下段2枚が「鷲崎の峠」への取り付け道路。道なき道を開発した歴史が分かります。】
 
こうして議案審査を終えた後、本委員会に付託された陳情第1号「シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出について」審査を行い、こちらも各委員から積極的な意見、討論がされた後、全会一致で採択することと決定しました。
 
全会一致での採択となったため、委員会として意見書提出の議案を提出する運びとなりました。
 
提案者は、委員長である私になろうかと思いますので、しかと対応にあたりたいと思います。
 
さて、常任委員会による議案審査が終わり、今日明日は特別委員会が開催されます。
 
今度は、原子力発電、新幹線対策、廃棄物対策の3つに分かれての調査となります。
 
私は所属する新幹線対策特別委員会にて、今度は委員の立場として、こちらも地域の暮らしにつながるインフラ整備との認識をもって慎重調査にあたることといたします。