2022年7月3日
猛暑の中、敦賀市防災訓練を開催
すっかり日焼けで顔が真っ赤になってしまいましたが、昨日は炎天下のもと、終日屋外での活動。
公務では「令和4年度敦賀市防災訓練」、私用では「敦賀港カッターレース」の準備が重なったということで、それぞれの現場を行ったり来たり、慌ただしくも充実した時間を過ごすことが出来ました。
朝は8時過ぎに、防災訓練のうち避難所開設訓練が行われる粟野スポーツセンターへ、8時半前には川崎松栄岸壁に向かいカッターレース準備の段取り、9時半には岸壁を出て、今度は水防訓練を実施する古田刈公園へ向かい、訓練が終わった後はまた岸壁に戻りカッターの初心者練習対応、16時半頃一旦帰宅した後、この日最後の工程となる宿泊体験訓練のため、再び粟野スポーツセンターへ行き、20時半過ぎに帰宅。
このような工程であったこともあり、書きたいことが沢山あるのですが、カッターレースは大会を開催する7月17日まで続きますので、今日はやはり防災訓練のこともう少し詳しくご紹介させていただきます。。
今年度の市防災訓練は、新型コロナウイルス感染に留意しつつ、敦賀市並びに敦賀美方消防組合が実施主体となり、市及び防災関係機関、粟野地区住民を始め、国交省、福井県、敦賀消防団、敦賀市防災士会、敦賀市土木協会、敦賀FM、北陸コカ・コーラボトリングなど約250名の規模にて開催。
防災訓練と水防訓練を合同で実施する形で開催されました。
8時に発災した想定(大型台風接近による笙の川堤防決壊、土砂災害発生など)にて、市役所に災害対策本部設置(運営訓練)の後、本部指示のもと避難所を開設するため各職員が粟野スポーツセンターに集合(避難所開設訓練)し、各資機材の搬入・設置までが行われたほか、10時15分からの水防訓練では各機関が連携のもと、土のう作成訓練、大型積土のう工法訓練、月輪工法(土のうで貯留池を作りエンビ管で排出)などが行われたほか、最後は福井県防災ヘリによる救助訓練が行われました。
立っているだけで汗が流れる環境の中、各機関の皆さんがキビキビと真剣な姿勢で訓練に臨んでおられた姿が印象に残るとともに、こうした様々な工法を各地域に持ち帰り伝達していくことが重要であると感じた次第です。
【水防訓練の様子】
そして、19時より粟野スポーツセンターにて行われた宿泊体験訓練に関しては、コロナに配慮し、実際に宿泊する人員は限定したものの、玄関前では市上水道課さんによる給水訓練、北陸コカ・コーラボトリングさんからは実体験からの災害備蓄に関する防災講話(とにかく3日を凌ぐ準備)、さらには敦賀市防災士会さんからの講話並びに住環境づくり体験ということで、被災時に自分で出来るトイレや段ボールベッド、ペットボトルを用いたランタン作成などについて、実演を拝見することが出来ました。
ここではやはり、各家庭で出来るローリングストック(食料や飲料を少し多めに買い物をし、日頃からストックしておくこと)や、いざという時の知恵を共有してことが大事と、改めて気付かされた次第です。
遅くまで対応いただいたうえに、この後も宿泊体験された市の職員を始め防災士会さん、市立看護大学の皆さんほか関係者の皆さん大変お疲れ様でした。
【宿泊体験訓練の様子】
空梅雨となり、水不足の方が心配されるこの夏ですが、この乾き切った日本を襲来する「台風4号」の影響はどうなるのか。
過去の事例を思い起こせば、日本全国どこにでも大規模自然災害が発生する可能性のある昨今、「油断大敵」の言葉を念頭に、まずは自分自身の備えである自助、そして共助・公助に加え近助(お隣さん同士で助け合う)の力で、いかなる災害から生命と財産を守る。
そんな気概をもって、今後も真に「災害に強いまち」に向けて取り組んでいきたい。
そう思える訓練の一日となりました。
なお、本日は、北陸初となる次世代型防災訓練(リモート型防災アトラクション)がzoom形式で開催されます。
私も午後の部にエントリーをしましたが、まだまだ予約可能と聞いておりますので、ぜひお時間ある方はご参加いただけますよう宜しくお願いいたします。
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