2022年12月21日
新議長を選出し12月定例会閉会
昨日注目の運転開始から40年を超えて運転している関西電力美浜発電所3号機をめぐり、福井県の住民らが申し立てていた運転差し止めの仮処分について、大阪地裁は住民らの申し立てを却下しました。
大阪地裁は却下した理由について、「運転開始から40年以上経っていることをもって、安全性を厳格、慎重に判断しなければならない事情はなく、関電は耐震補強工事をするなど安全性に問題があるとはいえない」としており、真っ当な科学的判断が下されたものと評価するところです。
当然の結果とは思いつつも安堵した次第ですが、いわゆる「司法リスク」がいつまでも横たわっているようではいけませんので、他の係争中案件についても引き続き注視していきたいと思います。
さて、令和4年第4回敦賀市議会定例会は同じく昨日、最終日を迎え、提出された全議案を可決し閉会しました。
9時より議会運営委員会、9時30分より全員協議会、10時に本会議を開会した後、追加提出された補正予算案「第93号議案」の審査を予算決算常任委員会に付託。
予算決算常任委員会(全体会)では、本議案で挙げられた、国の第二次補正予算で決定したことを受けた伴走型相談支援や妊娠時と出産時にそれぞれ5万円を給付する「出産・子育て応援事業費」(5355万円)、先般下された名古屋地方裁判所金沢支部の判決を不服とし、最高裁判所に上告するための「民間最終処分場搬入団体未納対策事業費」(954万4千円)などについて審査を行い、私は「出産・子育て応援事業費」に関していくつか質疑を行いました。
追加議案については、委員会採決にて「原案通り認めるべきものと決定」し、その後休憩を挟んで本会議を再開。
再開後は、今定例会に提出された各議案に対する委員長報告から採決まで(全21議案可決)、さらには特別委員会からの中間報告を行いました。
一旦休憩を挟んだところで、福谷正人議長より辞任願いが提出されたことから、その後の対応を協議するため議会運営委員会を開催。
再開した本会議で議長選挙を行い、新議長に馬渕清和議員を選出しました。
その後、本会議を休憩し、議長交代に伴う各委員会の委員変更などの手続きがされ、結果、本会議は17時59分に閉会となりました。
ベテラン議員曰く、選挙前の任期途中で議長が交代するのは初めてとのことでしたが、こうしてイレギュラーな手続きを経験できたことは貴重なこと。
なお、前議長の福谷議員におかれては、来春の県議選に挑戦するとのことであり、敦賀の発展に向けご健闘を祈念するものであります。
こうして任期中「ラス前」の定例会が終わりましたが、今議会も議案の作成から審議まで真摯に対応いただいた理事者の皆さん、議会運営をしっかりと支えていただいた議会事務局の皆さんに感謝する次第です。
次の3月定例会は令和5年2月22日から。
このインターバル期間も大切に、活動に励むのみであります。
【いよいよ次は任期中ラストの定例会】