南越前町災害ボランティアへ

ブログ 防犯/防災

昨日は、先週の大雨で被災した隣町「南越前町」へ。
 
6日から同町社会福祉協議会が募集している災害ボランティアに個人で参加してきました。
 
これから参加しようという方、関心のある方も多いと思いますので、本日は活動の一端をご紹介したいと思います。
 
まず、敦賀からは10日に通行止めを解除した国道365号線を通り現地に向かいましたが、大雨から6日経ってなお濁流、大木横たわる河川、大量に土砂が流出したであろう山肌の痕跡に被害の大きさを感じざるを得ませんでしたが、この短期間で、よくぞ通行可能なまでに復旧いただいたと、改めて復旧作業にあたられた関係者の皆さんに感謝した次第です。
 

【仮復旧された国道365線(上流に横たわる大木あり)。こうした箇所がいくつもありました。】
 
普段良く利用するこの道は、清流のせせらぎを感じながらの峠道、徐々に視野が広がり、日野川を横目に走る、私の好きなドライブコースでもありますが、先の状況に加え、道路や家屋まで茶色に染まり、一変してしまった隣町の景色に、運転していて思わず涙が溢れてきました。
 
8時過ぎにボランティアセンターが開設されている旧今庄中学校に到着すると、まずグラウンドに運び込まれた災害ゴミの多さに驚きました。
 

【家電や家具など綺麗に分類された災害ゴミ】
 
8時30分の受付開始を前に、既に多くの方が参集していましたが、開始の合図の後、Googleフォームで事前申込みした列と当日申込みの列に分かれ受付、活動にあたってのオリエンテーション、資機材の補充(基本、皆持参ですが)などを済ませ、活動場所へ向かうバス待ちをしていると何と、敦賀の同級生、そして元福井県電力総連会長の同志と出会い、とりわけ同じ半日コースに並んでいた元会長とは再会を喜びつつ、その後の行動をともにしましたが、こうして同じ思いでこの場所に集ったことを頼もしく感じました。
 


【受付の状況。私は、Googleフォームで事前登録しておりましたので左の列へ。】
 
活動は、5人1チームで行いますが、私は先の元会長、3人で参加の親子の方と編成をし、リーダー役を務めることに。
 
ボランティアセンターで説明を受けた活動指示書に基づき、バスで活動先のそば道場近く大門地区に送っていただき、そこからは徒歩にて、活動場所のお宅に伺い、そちらでご挨拶。
 
老夫婦がお二人で暮らすお宅で、家屋の浸水は免れたものの、周囲の側溝や納屋が泥で埋まったとのことで、そちらの泥かきをお願いしたいと依頼内容を確認し、親子の3人組とそれぞれ分担のうえ作業を開始。
 
9時過ぎの時点で33℃の暑さに加え、ぬかるんだ足場、スコップ一杯でも重い泥は堪えましたが、こまめに休憩を取りつつ、3時間掛けてやっと側溝の泥かきを完了。
 
次に降雨があってもこれで排水可能と、小さな達成感がありました。
 

【ようやく泥を取り除けた側溝。写真は、元会長に撮影いただきました。】
※被災された方のお気持ちに配慮し、被災状況の写真は撮影しておりません。
 
途中、被災宅のご夫婦とは様々なお話しをしましたが、大雨が降った当時の危機迫る状況や抱えている不安はやはり直接聞かねば分からぬもの。
 
不安事項はボランティアセンターに伝えることや、最後、ご夫婦には「近いのでまた来ます」とお声掛けをしお別れしました。
 
その後は、迎えの依頼、ボランティアセンターに戻ってからは、リーダーが活動報告(事故の有無や活動継続の必要性など)をし、一連の活動を終了。
 
行動をともにしたチームのメンバーとは、互いに労い合うとともに、とりわけパートナーの元会長とは思いをともに、今後も連携を図ることを誓い合い、別れた次第です。
 
ここまでが、活動のご報告となります。
 
結びに、自分が行ってもいない間は控えておりましたが、福井県民の皆さん(コロナ禍を考慮し、ボランティアは県内限定としているため)にお願いです。
 
昨日の状況を見る限り、支援の手は長期に亘り必要なことは明らかと認識しました。
 
決して無理の無い範囲で結構ですので、南越前町への支援にご協力をお願いするとともに、ボランティアに参加可能な方におかれましては、以下のリンクよりお申込みいただければ幸いです。
 
 →災害ボランティア活動の詳細・申込みはこちら(南越前町社会福祉協議会HPより)
 
以上、ひとつでも参考になればと、長々ご報告させていただきましたが、今こそお互い様の「助け合いの精神」発揮。
 
福井県民の団結力で、ともに立ち上がりましょう。