2022年10月19日
北陸電力敦賀火力発電所の皆さんに活動報告
昨日も衆議院予算委員会で論戦が繰り広げられた国会ですが、国民民主党は同日、議員立法「総合的経済安全保障施策推進法案」(総合経済安全保障法案)を参議院に提出。
同法案は2022年の第208回通常国会でも参議院に提出していたもので、国際情勢の複雑化、社会経済構造の変化等に伴い、我が国の安全保障を確保するため、経済分野の施策の推進を図るもの。
208回国会で成立した政府案は、経済安全保障に関わる技術情報や特許の扱いなどを限定的に定めるものである一方、国民民主党案は、政府案に付加して、生産設備、エネルギー、食料、医薬品等、国民生活と日本の経済を守るために必要な事項も総合的に定めるものとしています。
また、政府案より深くセキュリティクリアランスについても一考しており、より現実的な対応を図る観点から、本法案の成立を求めるところです。
※セキュリティクリアランスとは?
先端技術の流出を防ぐため、重要な情報を取り扱う研究者などの信頼性を事前に確認する制度で、経済安全保障の強化に向け経済界などから導入を求める声が出ているもの。
自身が所属する政党中心とはなりますが、テレビや新聞に取り上げられなくとも、こうして重要な政策提言が行われていることなど、引き続き状況把握に努めたいと思います。
さて、そうした中、私のほうは9月定例会後の「活動報告会」をスタート。
皮切りの昨日は、お昼休みに日本原電の建設準備事務所、夜は北陸電力敦賀火力発電所へお伺いしました。
敦賀火力での報告会では、発電所に隣接するビル内にあるホールを会場にしていただいたほか、組合執行委員さんに加え、敦賀在住の方にもお声掛けいただいたと聞き、大変ありがたく感じたところ。
報告会では冒頭、日頃のご支援に対する感謝を述べた後、いつものパワーポイント形式にて約30分、議会の構成や市政のトピックス、9月定例会、政党の関係までをお伝えさせていただきました。
【報告会の様子】
その後の意見交換においては、防災や道路・河川の維持改修、交通安全に関することなど、率直且つ活発に声をいただき感謝。
要望として承ったこともありましたので、しかとメモに残し、今後確認、対応していきたいと思います。
以前から親しくお付き合いさせていただいている敦賀火力の皆さんですが、この日もお休みのところわざわざ聞きに来てくれた方、同じ時期に労組役員をしていた方も顔を出してくれるなど、報告会終了後も暫し談笑することができ、何とも心安らぐ時間となりました。
また、発電所に関しては、敦賀火力2号機では15年前から石炭よりも発電に伴う二酸化炭素の排出を抑えられる、木材由来のバイオマス燃料を混ぜて発電を行っていますが、脱炭素化に向けた世界的な潮流があるなかで、さらにバイオマス燃料の比率を高めるべく、活用に向けた工事を安全最優先で着実に進めており、安定供給に加えてこうした技術開発の取り組みにも敬意を表するところ。
電力需給が厳しい折、屋台骨の火力発電所を支える皆さんのご苦労は相当なものとお察しいたしますが、引き続き安全第一での取り組みをお願いするとともに、私自身は現場で汗して働く皆さんの代弁者として、市政とをつなぐパイプ役に徹することを胸に置き、夜の正門を後にした次第。