予算決算常任委員会にて補正予算案を審査

ブログ 敦賀市議会

今日から12月。
 
先日記載した通り、師走入りを合図に気温はグッと下がり、本日の最高気温は10℃を下回る予報。
 
電気代は気になるところですが、室内でも重ね着をするなど節電も行いながら、この冬を乗り越えたいものです。
 
さて、開会2日目の敦賀市議会は、今定例会に上程された補正予算案(6議案)を審査する予算決算常任委員会を開催。
 
午前中は「全体会」にて、事前通告のあった13件について基本質疑を行いました。
 
私は、昨年度の寄附額77億円を上回る85億円に上方修正された「ふるさと納税事業費」について、寄付額に対する返礼品事業費(約50.7億円)割合の考え方や新たな中間事業者を選定する理由等を質疑しました。
 
昨年、敦賀市のふるさと納税寄付額は全国8位であり、驚きとともに感謝しかなかった訳ですが、今年度はこれをさらに上回る額で推移しているとのことで、寄附者の皆さんには重ねて感謝。
 
返礼品事業費については、契約実績を反映したため寄附金に対する割合が低下したことや、新たな中間事業者選定に関しては、オンライン化など、さらなる業務の効率化を図るべく、公募型プロポーザルで選定していくとの説明がありました。
 
これだけの事業を所管する担当部署のご苦労は相当なものがあろうかと思いますが、より多くの市内の方々が返礼品事業に参加することにより、広くメリットが享受できることを期待するところです。
 
また、4名の質疑が重複した事業は「金ヶ崎周辺等デザイン計画策定事業費」(556万4千円)。
 
こちらは、今年度当初予算で計上した「金ヶ崎周辺等デザイン計画」策定に当たり、JR貨物用地の取扱いを検討するため、当該用地(金ヶ崎のコンテナ置き場から北陸本線までの廃線敷)の不動産鑑定及び予備的な土壌調査(廃線敷を除く)を行うというもの。
 
先日、三重県のヴィソンなどを視察してまいりましたが、現在、県とアクアイグニス、前田建設工業が同エリアで検討を進めるオーベルジュ計画を踏まえ、さらに広めにエリア計画をする必要があるとの実施理由のもと、本調査については敦賀市にて今年度中に実施し、以降、県とも協議を進めるとのことでした。
 
以前より、JR貨物が廃線敷との切り売りはしないとの考えであることは把握していましたが、この調査によって取得費用が明らかとなったとしても、用地取得の範囲、費用負担や代替用地をどうするのかといった課題があり、極めて難しい交渉となることは必至と認識するところ。
 
とはいえ、この辺りがクリアにならなければ、元々の金ヶ崎周辺施設整備計画自体が実現に向かわないことから、市には一層精力的に対応いただくことをお願いするものであります。
 
上記以外の質疑を含め、午前中に全体会を終え、午後は3分科会に分かれ、所管する事業について審査しました。
 
自身が所属する産経建設分科会では水道部、産業経済部、建設部、都市整備部、観光部の各事業について審査しました。
 

【産経建設分科会では分科会長を務めました】
 
なお、分科会終了後は、10月の「訪米カナダ使節団派遣」について観光部より報告を受け、ニューヨークではAJC(米国ユダヤ人委員会)本部や在ニューヨーク総領事・大使、杉原サバイバーご令嬢など、カナダでは在カナダ日本国大使館や初代駐日ポーランド大使(タデウシュ・ロメル氏)ご令嬢などを訪問し、一層強固なネットワーク拡充が図られたものと認識した次第です。
 
こうして、定例会も2日目を終え、本日13時は一般質問の通告締切。
 
市長の辞意表明を受け、質問に取り上げる内容に悩んだところですが、首長がどなたになろうと、行政として考えねばならないと思うベーシックなテーマについて質問する所存です。
 
内容についてはまた、通告の後、ご紹介したいと思います。