2020年12月6日
カプセルは地球に、探査機は次のミッションへ
来週8日に登壇する一般質問。
原稿校正はほぼ終えつつありますが、関連することで少し調べたいことがあり、昨日は市立図書館へ。
受付カウンター近くの郷土コーナーで調べ物をしていた訳ですが、私がいる間も様々な年代の利用者が続々と訪れ盛況。
老若男女問わず、「学び」や「知」に励む姿を見ると、こちらも何か嬉しい気持ちになりますね。
こうして多くの方々が図書館に訪れる光景を見ると、今後駅西に整備する「知育・啓発施設」の存在も楽しみになってきます。
施設を担当する丸善雄松堂曰く「図書館でも本屋でも無い、新たな知の空間を創る」とのコンセプトを示されていますので、市民の皆さんの新たな知識、発見につながる場所になればと切に思うところです。
さて、新たな発見つながりで話しを続けますと、何といっても興味が高ぶるのは探査機「はやぶさ2」の話題。
平成26年12月に地球を出発。地球と太陽の距離の35倍に当たる計52億キロの往復距離を無事に飛行、小惑星リュウグウでは2回の着地に成功し、地表の物質のほか、人工的なクレーターを作製して掘り出した地下の物質も採取を試み成功を治めたのは既に知るところ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、小惑星リュウグウの試料が入ったカプセルは6日、「はやぶさ2」から分離され、日本時間6日午前2時半ごろ、高度約120キロで地球の大気圏に突入したと発表。
大気圏に突入すると1万度を超える超高温にさらされ、明るく輝きながら飛んでいく姿は「火球」と呼ばれるとのことですが、写真を見るとまさに光り輝く「流れ星」。
【地球に帰還する「はやぶさ2」の試料カプセルの光跡(JAXA提供)】
計画ではその後、高度約10キロでパラシュートを開いて降下速度を落とし、オーストラリア南部の砂漠に着陸。
カプセルが発する電波などを手掛かりに、ヘリコプターやドローンで捜索し回収するとのこと。
試料を詳しく分析することで、太陽系の成り立ちや生命の起源を探る研究に役立つと期待されており、興味は尽きないところです。
分離した相手方の「はやぶさ2」はというと、カプセル分離後、既に地球を離れ、別の小惑星1998K26(何のことか理解してませんが)に向かい、何とその惑星には11年後に到着し、上空から観測する探査を行うとのこと。
「はやぶさ2」が、次のミッションに挑む時、私は何と60歳…。
そう思えば、まさに天文学的数字と時間で想像にも及びませんが、夢や責任を持って役割を果たすとの意味においては、「はやぶさ2」も「私」も同じ。
本日の結びは、かなり飛躍した話しとなりましたが、決して着地点を見失った訳ではありませんのでご容赦のほど。
11年後のミッションに向け進む「はやぶさ2」の姿に負けぬよう、私たちも1日1日チャレンジ精神を忘れず頑張りましょう!