「悲願」の「国道8号敦賀防災」が起工!

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私が議員になって3年が経過をしましたが、この間だけでも、道路関係では、日本海さかな街の交差点から粟野交番までをつなぐ「岡山松陵線」、浦底から白木をつなぐ「敦賀半島トンネル」、白銀交差点から氣比神宮前までの国道8号2車線化、さらに本年3月には手から色浜までの「鈴ケ崎トンネル」が完成し、地域の安全や防災、利便性の向上に直結する姿を実感してきたところ。
 
そうした中、昨日は「国道8号敦賀防災」の起工式が執り行われました。
 
いわゆる「一桁国道」の国道8号は、新潟市から北陸地方を経て京都市に至る長さ約600kmの道路ですが、このうち、福井県の南越前町から敦賀市にかけての区間は地形が険しく、並走する鉄道のJR北陸本線は長い北陸トンネル(延長1万3870m)で、高速道路の北陸道も敦賀トンネルをはじめとする複数のトンネルと上下線別ルートでもって越える、言わば屈指の「難所」。
 
国道8号もこの区間は道幅が狭く、急勾配・急カーブが続くため事故が多く、特に冬期には積雪や路面凍結で立ち往生や渋滞が発生し、県内南北の大動脈が寸断されるほか、途中には津波浸水想定区間や市町境をまたぐ10.7kmは異常気象時(大雨時)の通行規制区間に指定されています。
 
このような課題を解消するため、国土交通省近畿地方整備局は2018年度、海沿いの敦賀市挙野~田結(たい)間をバイパスする長さ3.8kmの敦賀防災事業に着手し、調査・設計などを進めるとともに、敦賀市においては懸命の用地交渉にあたってこられるなどの努力があって、昨日起工式を迎える運びとなった次第。
 

【赤色の実線が現国道8号、点線が「敦賀防災」ルート】
 
 →→→詳しくは、こちらの「国道8号敦賀防災」のパンフレットをご覧ください(国土交通省近畿地方整備局HPより)
 
起工式の会場となった赤崎小学校(現在は廃校)の体育館には、杉本福井県知事や地元からは渕上敦賀市長、岩倉南越前町長、ご来賓として高木毅衆議院議員、滝波宏文参議院議員ほか、さらには東浦地区各区長の皆さんを始め、多くの関係者が集う中、盛大に開催されました。
 
式典のご挨拶・祝辞の中で度々発せられた言葉「悲願の道路」とはまさにその通りと頷くとともに、高木議員が仰った、「一桁国道が家の軒先を走るなんて、21世紀の道路環境としてあり得ない」との考えに共感した次第です。
 
また、ご挨拶に続き、角鹿小中学校児童(東浦地区から通学する児童と推測)、敦賀美方消防組合敦賀消防署(この区間で多発する事故等に対応)、杉津郵便局(市内から東端の郵便局に通勤)と国道8号のこの区間に深く関係する皆さんから、実感の込もった「敦賀防災」への応援メッセージ(ビデオ)が寄せられ、期待の大きさを感じざるにはいられませんでした。
 
さらには、角鹿小中学校吹奏楽部、氣比太鼓保存会の皆さんの演奏が華を添え、その後は「鍬入れ」、「万歳三唱」で幕を閉じた訳ですが、凜とした雰囲気の中にあって、この事業に懸ける会場に集まった関係者の熱意と決意を感じた次第です。
 
この「敦賀防災」3.8km区間の起工はもちろん喜ばしいことではありますが、我々の目指すゴールは南越前町大谷までの区間(10.7km)であり、この先も切れ目なく着実に事業化をし、一日も早い全線開通に向けた「始まり」の日であるとの思いだったからではなかったかと、私自身は認識したところです。
 
私ごとになりますが、実は父が東浦の大比田出身であることから、幼少期は国道8号の行く先には婆ちゃんが居て、夏には海水浴、秋はみかん狩りに行ける、楽しい思いばかりが記憶を蘇る訳ですが、海岸線を走る道路からの眺め、特に夕日の見える時間帯は最高のロケーションであり、大人になってからもドライブコースとしても利用してきた大好きな道路。
 
そんな思い出の詰まった国道8号ですが、生活道路として利用する東浦地区にお住まいの皆さんにとっては、渋滞や事故などで度々苦い思い、痛い目に遭ってきた道路であり、この計画に込める「悲願」の思いは脈々ならぬものがあると受け止める次第であり、引き続き、その思いとともに微力ながら尽力する所存です。
 
最後に、「国土強靭化」と検索すると、内閣官房のページにこうありました。
 
国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)、防災・減災の取組みは、国家のリスクマネジメントであり、強くてしなやかな国をつくることです。また、日本の産業競争力の強化であり、安全・安心な生活づくりであり、それを実現する人の力を創ることです。国民の命と財産を守り抜きます。
 
国におかれては、この考えに基づき、「超リスクの高い一桁国道」の改善に向け、最大限の取り組みをいただきますよう切にお願いする次第です。
 


【(上)阿曽付近から夕日を望む(下)赤崎付近でスタックする大型トラック。良きも悪きも国道8号のリアルな姿。】