2021年8月5日
「悲しみなんて笑い飛ばせ」を口ずさみ、前へ!
毎週恒例の辻立ちからスタートした昨日。
本格的な暑さとなる前の朝方とはいえ、敦賀湾を照らす朝日の反射具合、空の青さ、浮かぶ雲、すべてがいつもと違うと感じていた訳ですが、辻立ちを終えた8時過ぎには既に気温は30度。
その後もグングン上昇し、お昼には35.2度(この日の最高気温)となりました。
【昨朝の敦賀湾。海面のギラギラ感が「熱中症警戒アラート」の暑さを物語っていました。】
また、福井県内でも感染拡大が続いている新型コロナウイルスについては、28人が新規感染と発表。
敦賀市でも9人、学校関係者も含まれるということですが、夏休み中ということもあってか、学校から保護者への連絡が上手く伝わっていないなどとの声も耳にした次第。
以前にもあった市内の小中学校クラスターで得た経験は活かされているとは思いますが、この点については改めて確認しておきたいと思います。
いずれにしても、暑さに関しては、本日も「熱中症警戒アラート」が発表されており、引き続き、コロナとの二重リスクに警戒となりますが、ここは踏ん張りどころと一層気を引き締めて、敦賀の市民力で乗り越えていかねばと思うところです。
さて、気温の熱気とは別に熱戦続くオリンピック。
昨日もスケートボード女子の金銀、しかも史上最年少12歳のメダリスト誕生の快挙などがあった訳ですが、ここ数日の競技で本当に凄いと感じているのは陸上。
以前に49年ぶりに決勝進出をした男子3000m障害の三浦龍司選手のことを書きましたが、その三浦選手は、2日に行われた決勝で並み居る世界の選手、とりわけこの競技では常勝ケニヤ選手相手に食らいつく、というより堂々と渡り合っての7位。
この種目での7位入賞は、何と日本人初。
トラックのクロスカントリーと呼ばれる3000m障害が、いかに日本人にとって壁の高いものであったかが分かります。
【世界と互角に渡り合う三浦選手】
また、同じく49年ぶり決勝進出の男子走り幅跳びの橋岡優輝選手は、同じく2日に行われた決勝で、表彰台ラインの3位まで11センチという激戦を繰り広げての6位入賞を果たしました。
こちらは1984年ロサンゼルス五輪7位の臼井淳一選手以来、日本勢37年ぶりの入賞とのこと。
そしてさらに、度肝を抜かれる驚愕の走りで、テレビの前で思わず声を挙げてしまったのが、陸上女子1500mの田中希実選手。
予選で自らの日本記録を1秒75更新する4分2秒33をマークし、準決勝に進んだ田中選手。
※ちなみに、私の高校時代のベスト記録は4分5秒ですので、完全にぶっち切られています。
予選後のインタビューでは、勝負の準決勝に向けて「燃え尽きるようなレースがしたい」と気を引き締め直していた言葉通り、昨日の準決勝では、スタート直後からトップに躍り出、強者揃いの海外勢を従え、レースを引っ張るという堂々の走り。
声を挙げて応援したラスト、前を行く選手を猛追しての3分59秒19、4分を切る日本新記録とともに、この組5着で決勝進出を決めました。
オリンピック史上、この種目に日本勢が出場すること自体が初めてであり、そう思えば尚のこと、この決勝進出は、先に書いたよう「驚愕」の言葉がピッタリな訳であります。
決勝は6日。
田中選手はレース後、「うれしい気持ちが強すぎて、(決勝を)走るのが信じられない。五輪の空気に助けられているかな。今のような気持ちに次、いつ巡り合うか分からないので大切にやっていきたい」と前をグッと見つめていました。
【準決勝でレースを引っ張る田中選手】
周りで「日本人選手何年ぶり」などの言葉が踊る中、三浦選手も橋岡選手も、そして田中選手もオリンピック出場で満足するのではなく、体力面で劣る陸上競技で、目指すはメダルの気持ちで「日本人ここにあり」とばかりに戦う真の強さ、誇らしさを感じた次第。
こうして思えば、私を含め、大概の人は身近なことも然り、「自分はここまで」、「自分には無理」と限界や壁を自分自身で作ってしまっている訳ですが、それは自分の可能性を自分自身で潰してしまっているということ。
心の中の壁を取り払い、「自分ならできる」と思ってあげないと自分が可哀想だなと、ふと思った次第。
好きな歌、FUNKY MONEKY BABYの「悲しみなんて笑い飛ばせ」の歌詞にこうあります。
越えられない高い壁は
ぶつかってぶっ壊して
前に進んでけばいいさ oh oh oh oh
(中略)
不可能なんてないよ、可能だらけさ
絶望なんてないよ、希望だらけさ
オリンピックで奮闘する選手に自分の姿を重ねながら、今日もこの歌詞を口ずさみ頑張っていきます。