6月は「男女平等月間」 〜互いに尊重、思いやり〜

ブログ 社会

早や5月が過ぎ、6月に入りました。
 
本日は、市内でも東浦や東郷地区で体育大会、気比の松原では「クリーンアップふくい大作戦」などが開催されることもあり、何とか雨が降らずに済んで欲しいと願うところ。
 
また、徐々に花開く紫陽花が楽しみな季節でもありますが、そんな6月は「男女平等月間」
 
連合福井では、「連合福井男女平等推進計画」に基づき、男女問わず、すべての働く仲間が平等で、生きがい・働きがいを持てる社会の実現をめざし、その活動が次世代にもつながっていくよう、組織一丸となった取組みを展開するところであり、一昨日はこの月間を前に、各地域協議会にて街頭行動が行われ、私も嶺南地域協議会(嶺南地協)の皆さんとともに活動してまいりました。
 
街頭では、連合福井嶺南地協の役員、女性委員会の皆さん、推薦議員団として北川博規・福井県議会議員、そして私へと順にマイクリレー。
 
日本の※ジェンダーギャップ指数の低さに表れるよう、まだまだ男女平等社会の実現に至っていない日本の現況を共有した上で、職場において、女性特有のマタニティ・ハラスメントや嫌がらせ、働き方に関しては解雇や雇い止め、休憩時間や年次有給休暇の取得などで男女間の不平等がないか問い掛けた次第です。
 
※ジェンダーギャップ指数とは、世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表しているもので、「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で評価し、男女格差を示す指標
 
また、併せて、白銀交差点及びアルプラザ平和堂をご利用の皆様に対しては、チラシ入りのティッシュ配布をしたところですが、ここでも周知したのは「女性のための「連合全国一斉集中労働相談ホットライン」。
 
連合では、6月4日(火)~5日(水)の2日間、9時から対応時間を19時まで延長して「女性のための労働相談ホットライン」を実施します。
 
電話番号は、「0120-154-052(フリーダイヤル、行こうよ、連合に)」
 
秘密厳守・相談無料にて、専門の相談員が対応しますので、働く上で女性が抱える悩みや不安、職場で起きている問題などがありましたら、一人で悩まず、ぜひ「連合福井」へご相談ください。
 

【活動を終え、参加された嶺南地協の皆さんと。お仕事上がりのところ大変お疲れ様でした。】

【私もマイクでお話しを】
 
なお、前述のジェンダーギャップ指数に関しては「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)の2023年版によれば、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位で、前年(146カ国中116位)から9ランクダウン。
 
順位は2006年の公表開始以来「最低」で、分野別にみると、政治が世界最低クラスの138位。
 
男女格差が埋まっていないことが改めて示された形となっています。
 
国別にみると、1位は14年連続アイスランドで、スコアは0.912と、146カ国中唯一0.9を超え(ジェンダーギャップの90%以上を解消した)、2位以降はノルウェー、フィンランド、ニュージーランド、スウェーデンと続き、最下位はアフガニスタンで、指数は0.405。
 
日本の総合スコアは0.647で、前年(0.650)と比べてわずかに後退。
 
G7(主要7カ国)をみると、ドイツ(6位)、英国(15位)、カナダ(30位)、フランス(40位)、米国(43位)、イタリア(79位)と続き、日本(125位)は最下位。
 
アジアでもフィリピン(16位)、シンガポール(49位)、ベトナム(72位)、タイ(74位)などが上~中位につけ、日本は韓国(105位)や中国(107位)も下回ったとのこと。
 
順位や指数を並べると愕然としますが、とりわけ、女性活躍推進のためには、(夫婦間で言えば)互いに尊重、思いやりをもった上で、育児や家事などに男性がより一層参画(一緒にやるという意味)することが必要不可欠であり、そのためにはやはり、国の制度拡充はもとより、大きな社会運動にしていかねばならないと思うところ。
 
そのことがまた、結婚や子育てが「負担」ではなく「楽しい」と思える、真の少子化対策などにもつながると考える次第です。