海ごみゼロプロジェクト2024 in敦賀

ブログ 敦賀の自然

6月は「男女平等月間」である旨、以前にご紹介しましたが、もうひとつの取組みは「環境月間」。
 
これに伴い、市民総ぐるみ環境美化運動「クリーンアップふくい大作戦!」と題し、敦賀では一斉拠点活動として、6月2日に「気比の松原クリーンアップ」が行われたところ。
 
また、この期間に合わせ、市内の各地区や町内でも、環境美化運動に取り組んでいただいており、多くの市民の皆さんの清掃奉仕があって、海岸やまちが綺麗に維持できていることに改めて感謝する次第です。
 
さて、深刻なごみ問題と言えば、最近では「マイクロプラスチック」にあるよう「海洋ごみ」がありますが、日本財団と環境省では、増加し続ける海洋ごみ対策事業の一環として、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2024」を実施。
 
「海ごみゼロウィーク」とは、今年で6年目を迎える取組みで、海洋ごみ問題の周知啓発とともに、海洋ごみの流出を少しでも防ぐことを目的として行われ、昨年度のキャンペーンでは、全国約1,100カ所で46万人以上が参加したとあります。
 
敦賀では、昨日午前中に、NPO法人THAP(タップ)が主催し「海ごみゼロプロジェクト2024in敦賀」が行われ、私も昨年に続いて参加。
 
9時より主催者代表あいさつ、趣旨説明やごみ回収に関する説明の後、早速海岸に下り、大比田〜横浜の海岸を清掃してきました。
 
※この日の参加者は120名(主催者発表)
 

【開会式の様子(主催者あいさつは、THAPの池田理事長)】
 
1袋1種類の分別を徹底のうえ、漂流ごみを回収しましたが、一番多かったのはペットボトルのキャップやプラスチック片、ルアーやロープなどもありましたが、開会式の説明でもあったよう、元をたどれば、こうしたものはすべて人間が河川の上流から流したものであり、何とも悲しい気持ちになったところです。
 
なお、冬場にはサーフィンができるほどの波となる大比田〜横浜海岸ですが、それはつまり北西からの強い風と波をもろに受ける位置にあるということであり、ごみの量は即ち、そのことを物語っていた訳ですが、約1時間強の時間ではあったものの、皆さんのご協力のもと多くのごみ回収ができた次第です。
 

【清掃活動の様子】

【回収した漂流ごみ(主催者発表では軽トラ7台分あったとのこと)】
 
強風の中でしたが、プロジェクトを主催されたTHAPの皆さま、参加された多くのボランティアの皆さま大変お疲れ様でした。
 
なお、私にとって幼少期の海水浴といえば、父の出身地でもあるここ大比田海岸。
 
思い出の海岸であり、夕陽が素晴らしく綺麗に見えるこの海岸を美しく維持すべく、恩返しの意味も込めて今後も活動に参画していく所存です。
 

【思い出の詰まった大比田海岸。今後も美しく。】
 
結びに、海ごみゼロウィークのホームページにこのような記載がありました。
 
世界中で増え続ける海洋ごみの問題。2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるともいわれています。
海洋ごみの約8割は、陸(街)から川を伝って海に流れ出したものとされることから、海洋ごみを減らすには海だけでなく街でも活動することが重要です。日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを行う。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。この行動は日本の誇りであり、世界の模範となる。そして、一人ひとりの行動が、海の未来を守ることにつながる。
いまこそ、行動を起こそう。日本から世界へ、海の未来を変える挑戦を。
 
街角での小さなごみ拾いひとつが、日本の海を守ることにつながりますので、皆様におかれましても引き続き、ご協力のほどお願いいたします。