そばの販売食数「ギネス記録」と「郷土愛」

ブログ まちづくり

福井でギネス記録誕生。
 
世界一を表す「ギネス記録」は中々にインパクトがある訳ですが、昨日、福井駅前のハピテラスで開かれた、そばの販売食数で「8時間以内に2500杯以上」に挑戦するイベントにて、企画した製粉・製麺業の宗近(福井県越前市)が5時間でおろしそば「4013食」を販売し見事認定されました。
 
実は私も所用で福井市に行く用事があり、11時頃に福井駅に到着した足で「1杯貢献を」と会場に進むも、既にハピテラスを1周囲うほどの行列ができており、最後尾では「売り切れの可能性もあり」との呼び掛けに断念。
 

【多くの人で賑わうギネス記録挑戦会場(ハピテラス)】
 
と同時に記録達成は間違いないと確信したところですが、結果「4013杯」。
 
新聞記事には主催した宗近さんの、「おろしそばというたった一つの食で、これだけ大勢の人が集まるとは思わなかった。福井県民のおろしそば愛を実感した。世代を超えて愛されているおろしそばをもっとPRしていきたい」との言葉がありました。
 
ギネス記録とこの言葉に表されるよう、「おろしそば」は福井県民に愛される自慢の食文化であり、嬉しく思った次第です。
 
用事を終えて敦賀に戻り(ちなみに、行きも帰りもハピラインは満員)、ある会社さんからお声掛けいただいていた、県外からお越しになる方々とのミーティングに参加。
 
東京や千葉、大阪などから来られた皆さんはお昼前には敦賀に到着し、その会社さんのアテンドで敦賀のソウルフードのひとつ「ヨーロッパ軒」を食した後、中心市街地から金ケ崎緑地まで散策され、私が合流した夕方時点では既に和気あいあい、意気投合された様子でした。
 
せっかくお話しするので、ぜひ敦賀のことを知っていただければと、私からは30分ほどお時間を頂戴し、「鉄道と港のまち」と言われる敦賀の歴史や北陸新幹線開業の経過などについてパワポでご説明。
 
関心をもって聞いていただいた後は、フリーで意見交換。
 
集まられた方は、SNSのスペシャリスト、リノベーション・空き家再生事業、ワーケーションに移住コーディネート、SDGs関係など、様々な分野でご活躍されている皆さんだけあって、多様な視点から、敦賀の今後のまちづくりや「推し」についてご意見をいただくことができました。
 
嬉しかったのは、実際、まちを歩き、私の話も聞いていただいたうえで、敦賀の「ポテンシャルが高い」、「伸ばしていける素材が多い」と言っていただいたこと。
 
住んでいると気付かないことも、第三者視点で見ると面白いコンテンツだったりと、改めて「他者の視点」は大事なことと感じた次第です。
 
「おろしそば」や「ヨーロッパ軒」などの食文化を含め、地元の人に愛されるのは「美味しい」ことに加え、食べれば「ホッとする」からではないかと。
 
食文化に通ずるよう、田舎の良さは即ち「安心感」。
 
ここに来れば落ち着く、リフレッシュできるといった「敦賀らしさ」を大切に、地元に住む者が「郷土愛」をもって、「今ある資源を最大限活かす」ことがやはり重要なことと感じた次第です。