生徒への愛情こもった「学びたいむ・つるがっ子」

ブログ 新型コロナウイルス

我が家の大学3年生になる娘も名古屋から自宅に戻って早や1ヶ月半。
 
配信されてくる時間割を元に、PC画面を通しオンライン授業を受講している姿は、高校時代と変わらないように見えてやはりどこか寂しげ。
 
一昨日、敦賀市は新型コロナ感染拡大に伴い、生活が困窮する大学生等に対し、特別奨学金制度創設により支援することを専決処分で決定したところでありますが、現在検討されている国の支援も含め、こういった理由で学業を断念せざるを得なくなる学生を一人でも救うとともに、何よりも一日も早いキャンパスライフの再開を切に願うところです。
 
さて、福井県内の学校教育に関しては、臨時休業中の児童・生徒の家庭学習を支援するため、県独自の学習動画「ふくいわくわく授業」を、福井県教育委員会のYouTube及び嶺南ケーブルネットワーク「つるがチャンネル」において配信・放送がされています。
→→→→→ふくいわくわく授業はコチラをクリック
 
また、敦賀市においては、敦賀市校長会が、長引く休校期間において、児童生徒の「もっと学びたい!」「早く授業がしたい」という願いを大切に、市内の小中学校の教員が協力した学習動画「学びたいむ・つるがっ子」が制作され、昨日11日より嶺南ケーブルネットワークにて放送されています。
 

 
番組は、小学校1〜6年、中学校1〜3年の各教科毎に編成され、月から金は小学校・中学校ともに60分程度の番組を1日3回繰り返し放送、土曜日は小学校のまとめ放送、日曜日は中学校のまとめ放送となっていて、見逃してもどこかで見れる形になっています。
※嶺南ケーブルネットワークのポータルサイトでも視聴出来ます。
→→→→→嶺南ケーブルネットワークHPはコチラをクリック
 
ちなみに、会期中以外はテロップが流れているのみの「議会放送チャンネル(地上デジタル放送093チャンネル)」を使用。
知らなかったのですが、議会チャンネルは、ケーブルテレビの契約をしていなくても視聴が可能なチャンネルということで、これも都合が良かったようです。
費用対効果を考えれば、どんどん使っていただければと思うところ(私が偉そうに言うことではありませんが…)
 
昨日、帰宅後にちょうど番組を見ることが出来たのですが、拝見した「中学2年英語」は松陵中学校、「中学2年体育」は粟野中学校の先生が制作担当だったようで、特に体育については、若い男女の先生が、ふくい国体のテーマソングに合わせリズム体操を踊る様子が動画で流れるというものでした。
 


 
やや照れながら、はにかんだ笑顔を浮かべ踊る先生の姿はどこか微笑ましく、テレビ画面を通じ、その様子は生徒さんや保護者の皆さんにも伝わったのではないかと思う次第であり、短期間でこれだけの教科分を制作された市内各学校の教員の皆さんには敬意と感謝の気持ち表するところです。
 

 
もちろん、この学習動画で従来授業をカバー出来るものではない訳ですが、私には、先生方が生徒への愛情を込めて「皆んな元気か〜?」「学校で待ってるよ〜」と呼び掛けているように聞こえ、これは学校と各家庭をつなぐ休校中のコミュニケーションツールであると認識した次第。
 
これに留まらず、先般の登校日に際しては、先生方が各ご家庭を訪問し、課題や連絡事項を直接届けるなど、対面でのコミュニケーションも図っておられ、頭の下がる思いです。
 
本格的な学校再開時期については、まだ不透明な訳でありますが、このような先生と生徒のパイプのもと、笑顔と元気いっぱいで校門をくぐる日が来ることを願って止みません。
 
これまでに経験したことのない感染症対策と並行しながらの学校生活に向け、先生方も相当な緊張感があると思いますが、ここは全てを学校任せにするということではなく、保護者の皆さんや地域の皆さん、もちろん自身も含め協力し合い、大切な子ども達を見守っていきましょう。