市役所通りに北陸新幹線あらわる

ブログ まちづくり

ここ数日は季節感のない投稿が続いておりましたが、早や7月に入り1年の折り返し点が過ぎました。
 
今年の前半戦は、新型コロナに忙殺された感は否めませんが、感染予防への警戒は怠ることなく、少しは気持ちにゆとりを持てる後半戦にしていきたいものです。
 
さて、7月に入り、レジ袋の有料化が話題になっているところですが、鉄道の分野では1日から営業運転をスタートした、東海道新幹線としては6代目の車両「N700S」が話題となっています。
 
13年ぶりのフルモデルチェンジとなるこの車両は、JR東海がこれまでに開発した技術を結集させた車両で、「N700S」の「S」は「Supreme」(シリーズ中最高の車両を意味する)の頭文字からとったものとのこと。
 
現在の「N700A」からの改良点としては、まず外観では、先頭部分が若干、左右にエッジを立てた形状になっている「デュアルスプリームウィング形」という形状が採用されていて、これまでより騒音や揺れを低減させています。
 
次に、ヘッドライトには東海道新幹線としては初めて「LEDライト」を採用、走行の基本性能に関しては、営業最高速度は時速285キロとこれまでと変わりませんが、試験走行では時速360キロを超えるスピードを記録、ブレーキシステムも改良され、地震発生時のブレーキ距離は「N700A」よりも5%も短縮されるなど進化しています。
 
さらには、自然災害などで停電しても自力で走行できるバッテリーを搭載していて、停電で一旦停止しても避難しやすい場所まで簡単に移動することが出来ることや、車内環境は、これまで窓際の席にしか無かったコンセントがすべての座席のひじ掛けに取り付けられたほか、リクライニング機能はより快適な座り心地を追求した結果、背もたれに連動して座面が数センチ沈み込むようになるなど大きく改善されているとのことです。
 
セキュリティー対策も強化され、防犯カメラは車両の両端だけだったのが天井部分にも設置され、1両当たり6台に増設されるなど、こうして改良点を見るだけでも「S」の意味合いが良く分かり、「乗ってみたい」とワクワクします。
 
(JR東海の東海道新幹線N700S紹介ページを以下にリンクしますので、興味のある方はご覧くださいませ)
→→→「JR東海N700S新幹線デビュー」のページはこちらから
 
こうして、新車両の説明をしましたのは、実は私、約2年前まで9年間東京での単身赴任生活をしており、ほぼ毎週のように東海道新幹線を利用していた際、現在の「N700系」に乗れるだけでもその快適さや乗り心地が嬉しかったことを思い出したからであります。
 
めっきり新幹線を利用する機会は少なくなりましたが、さらに改良を加えた「シリーズ史上最高の車両」となれば、次の利用機会には必ず「N700S」狙いで乗車してみたいと思います。
 
続いての新幹線ネタと言えば、地元敦賀まで延伸する北陸新幹線。
 
1日の市長定例会見でも紹介されたように聞いておりますが、2023年春に向けて徐々に気運を高めるべく、いよいよ街角にも北陸新幹線が登場してきました。
 

 
掲示場所は、どこだかお分かりでしょうか?
 

 
そうです。市役所通り交差点の庁舎工事に伴う仮囲い部分であります。
 
この横4.2メートル、縦1.8メートルのPRシート、どこかで見たことがあるとお思いかと存じますが、既に敦賀駅に併設のオルパークに掲出しているものと同じものだそうです。
 
私は、いかにも新幹線が飛び出してきそうなこのデザインが好きなのでありますが、街中に1枚でもこうした掲示物が現れるだけでも、市民の皆さんに新幹線開業の息吹を感じてもらえるのではないかと思うところであり、このブログも含め、話題を広めていければと思います。
 
気運を高める点については、オルパーク内の待合所や市役所1階ロビーに設置されているデジタルサイネージに開業PR画像を流していたり、今後、市役所から送付する封筒の広告欄に開業デザインを取り込むなど、徐々に皆さんも目にされるようになろうかと思います。
 
冒頭の「N700S」は約2年もの間、試運転に試運転を重ね完成したものだそうです。
 
敦賀開業まではあと約2年8ヶ月。
 
「敦賀史上最高のおもてなし」に向け、市民の皆さんとともに「総力を結集」して着実に準備を進めるのみであります。