2021年11月19日
安心して年末年始を迎えるためにワクチン接種を
福井県では、昨日も新型コロナウイルスの新規感染者は「ゼロ」。
県内で新規感染者の発表がないのは9日連続となったほか、新型コロナウイルス感染により、宿泊療養施設で療養していた1人が退所したことにより、県内で病院や宿泊療養施設に入っている患者もゼロになったとのことで、こちらの「ゼロ」は昨年の10月5日以来約1年1ヶ月ぶりとのこと。
手放しという訳にはいかないものの、医療従事者を始め行政関係者の皆さんのご負担を思えばやはり、ホッとした気持ちになるものです。
この感染状況の落ち着きについて、国立感染症研究所によれば、全国の新規感染者数(報告日別)は、今週先週比が0.87と減少が継続し、直近の1週間では10万人あたり約1と、昨年の夏以降で最も低い水準が続いていることに加え、新規感染者数の減少に伴い、療養者数、重症者数や死亡者数も減少が続いている状況にあるとのこと。
新規感染者数の年代別割合では、60代以上が2割弱まで上昇する一方、10代以下が2割程度で横ばいが続いているほか、実効再生産数では、全国的には、直近(10/31時点)で0.84と1を下回る水準が続き、首都圏では0.96、関西圏では0.80となっています。
また、今後の見通しと対策に関しては、全国的に新規感染者数は非常に低い水準となっているが、感染伝播は継続している。一部の地域では、夜間の滞留人口の増加が続くほか、飲食店や施設等でのクラスターの発生や感染経路不明事案の散発的な発生による一時的な増加傾向が見られるが、継続的な増加傾向を示す地域はない。今後、年末に向けて気温が低下し、屋内での活動が増えるとともに、忘年会、クリスマスやお正月休み等の恒例行事により、さらに社会経済活動の活発化が想定される。今後の感染再拡大も見据え、現在の低い水準の感染状況を維持していくことが重要。
ワクチンの2回接種完了者は全国民の約75%となり、12~19歳でも7割超が1回接種済となった。接種率をさらに高めるため、未接種者へのワクチン接種を進めることも必要であり、自治体においては、ワクチン接種に至っていない方への情報提供を進めることが求められる。あわせて、12月からの追加接種に向けた準備を進めていくことも必要。一方で、ワクチン接種が先行する諸外国において、中和抗体価の低下等によるブレークスルー感染や大幅な規制緩和の中でのリバウンドが発生している状況もあることから、対策の緩和を進める際には留意が必要。また、新たな変異株の発生動向についても、引き続き、注視していくことが必要。
11月16日のコロナ分科会で示されたワクチン・検査パッケージの活用により、将来の緊急事態措置やまん延防止等重点措置等の下においても、飲食やイベント、人の移動等の各分野における行動制限の緩和を可能とすることとされているが、ワクチン接種済者でも感染する可能性があることや、ワクチン接種済者からワクチン未接種者への感染等の可能性が完全に排除されていないことにも留意することが必要。
とあり、さらに世界に目を向けると、1日当たりの新規感染者がこれまでで最も多くなっているオランダやオーストリアなど、ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、規制を再強化する動きも出ているなど、まだやはり楽観視できる状況にまでは至っていないと言えます。
前述にもありました通り、ワクチン接種に関しては12月からの追加接種に話題がシフトしつつあるものの、ここ敦賀においては継続して、未接種者への呼び掛けを行うと同時に、昨日はホームページ上で12月分の接種予約案内がされました。
→→→敦賀市のワクチン接種ページはこちらから
敦賀市の1回目接種済者の割合は、10月末時点で8割を超えてはいるものの、ご自身の身を守ることはもとより、確実な集団免疫獲得の観点からも、一人でも多くの方にワクチン接種にご協力いただければと思います。
これから向かう年末年始を穏やかにご家族と過ごすためにも、何卒ご理解のほど宜しくお願いいたします。
【12月分のワクチン接種予約案内ページ。お近くに未接種の方がいらっしゃいましたら是非お声掛けのほど。】