副議長就任にあたってのご挨拶

ブログ 敦賀市議会

ブログでお伝えしました通り、昨日、令和6年第2回(6月)敦賀市議会定例会が開会。
 
開会に先立ち、10時からは「全国市議会議長会及び北信越市議会議長会 永年在職職員表彰状伝達式」があり、敦賀市議会からは山本貴美子(きよこ)議員が在職25年の表彰を受けられました。
 
山本議員におかれては、欠かすことなく続けてきた一般・代表質問回数は100回を迎えるほか、詳細且つ丁寧な議案審査は議会の中でも有名であり、会派や所属政党の違いは置き、長年に亘る真摯な活動に敬意を表する次第です。
 
その後、本会議を開会。
 
諸般の報告がされた後、本会議を休憩し、正副議長から辞職願いが提出されたことを受け、議会運営委員会にてその後の運営を協議。
 
本会議再開後は、議長辞任の件を日程に追加、議会に諮った上で議長選挙を行い、選挙では市政会の中野史生議員が15票(有効投票22票中)を得て、議長に選出されました。
 
続いて、副議長に関しても同様の手続きで進められ、選挙では私が同じく15票を得て、副議長に選出いただきました。
 
既に多くの方より、メールや祝電などにてお祝いの言葉をいただいており感謝申し上げます。
 
なお、私にとっては身に余る光栄であり、就任にあたっていただいた挨拶の場では次のように述べた次第です。
 
<山本たけし 副議長就任にあたってのご挨拶(全文)>
 
市民クラブの山本武志でございます。
副議長の就任にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
まずもって、ただいまは、皆様のご推挙を賜り、副議長の任を拝しましたことに感謝申し上げます。与えられた責務の重さを十分認識のうえ、議長を補佐し、公平・公正且つ円滑な議会運営に努めるとともに、市民の皆様にとってさらに身近で開かれた議会となるよう向け尽力してまいります。
 
さて、敦賀市においては、人口減少、少子高齢社会という大きな課題に直面するなか、その改善に向け様々な施策に取り組む一方、古くは古墳時代より大陸と開かれた敦賀港は現在、鞠山南地区の拡張が進められるとともに、明治17年の長浜〜金ヶ崎間全線開業から140年を迎えた鉄道に関しては、この3月16日に北陸新幹線が開業し、まさに歴史の転換点を迎えました。
先人たちが連綿と築き上げてこられた、「鉄道と港のまち敦賀」は、今やこうして全国に誇る人流と物流の拠点として期待されるところであり、愛する郷土敦賀が、将来に亘って発展を遂げるため、二元代表制のもと、議会と市長双方が、互いにリスペクトし合い、建設的な議論によって、その実現に進むべく、議員の皆様とともに取り組んでまいる所存です。
 
結びとなりますが、議員各位、ならびに米澤市長をはじめ、理事者の皆様のご協力をお願い申し上げ、副議長就任にあたってのご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
以上
 

【演壇にて、副議長就任のご挨拶(RCN議会チャンネルより、視聴者提供)】
 
「過去に学び 未来に期待し 今日に生きる」の信条のもと、自分の思いとしての肝は、「議会と市長双方が、互いにリスペクトし合い、建設的な議論によって…」という点であり、「敬意、尊重」を意味する「リスペクト」は、普段の議会運営はもとより、過去にBCP関連で行政視察した自治体(実際、豪雨で被災された)から、とりわけ災害対応をする際に重要なのは「議会と行政の関係」で最も重要なこととして挙げられたことであったことなども念頭のうえ、挨拶に取り込んだもの。
 
挨拶で述べたよう、課題と期待が入り混じる現況において、緊張感ある二元代表制のもとで、期待を現実のものに、課題を解消・改善に向かうべく、自身も与えられた任の中で役割を果たしていく所存であり、今後引き続き、皆様からのご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
 
選挙を終えた後は、通常の議事に戻り、市長案理由説明から専決処分など10件の報告事項、9議案の提案、質疑までを行い、閉会した次第。
 
一夜明け、今日の議会は補正予算審査のための予算決算常任委員会(全体会→分科会)。
 
所属する文教厚生分科会では、これまでの分科会長から委員として慎重審査に努めてまいります。