ふたつの定期総会で感じたこと

ブログ 敦賀の歴史・文化

青空広がるこの週末。
 
昨日は、ふたつの団体の定期総会に出席しました。
 
ひとつ目は、自身が事務局長として参画している、敦賀の市民歴史団体「気比史学会 第48回定期総会」。
 
昭和52(1977)年設立の「気比史学会」のことや、私がこの団体の運営に携わることになった経緯に関しては、これまで何度かご紹介しているため割愛しますが、今年で47年目を迎える、連綿と続く活動に敬意を表するところ。
 
昨年に続き、主催側として2回目となる総会は、13時30分より市立図書館3階の会議室にて、会員ならびに賛助会員にお集まりいただき開催。
 
次第に従い、2023年度の事業や収支報告、役員体制の一部見直し、2024年度の事業計画、予算までを提案のうえ、ご承認いただきました。
 
なお、提案事項に対しては、活発な質疑、建設的なご意見もいただき感謝。
 
ご意見の中にもあったよう、これだけの歴史と実績を重ねてきているが故、市民の皆さんからするとやや敷居の高い、学問的な団体に映っているのかもしれませんが、設立時から変わらぬ考えは「史楽」。
 
つまりは、「地域史を楽しく学ぶ」ということであり、郷土の歴史をより広く、深く知ることの「ワクワク感」を持ちながら「探究」するということ。
 
この視点を持ちながら、「敦賀の歴史ファン」を一人でも多く増やすこと、そしてそのことは必ずや郷土愛や誇りにつながるものと信じるものであり、次代に歴史を継承する意味合いも含め、今後も工夫しながら会を運営していく所存です。
 

【総会の様子。挨拶されているのは糀谷好晃 気比史学会会長。】
 
続いて、18時30分からは、あみや旅館で開催された「令和6年度 敦賀防衛懇話会 定期総会」に出席。
 
同会の会則第2条にある「目的」は、「この会は、陸上・海上・航空自衛隊の隊員が安んじて任務に邁進できるよう民間防衛基盤の育成強化を図り、自衛隊の実施する各種行事の支援協力を行うことを目的とする。」こと。
 
私自身、ここ数年は同会の行事に参加協力する形で参画してきましたが、今回の総会にて「理事」を拝命。
 
先の目的を胸に置き、微力ながら尽力してまいる所存です。
 
総会においては、気比史学会と同様、事業や会計に関わる実績報告、計画について承認されましたが、会長からは、自衛隊福井地方本部全体の入隊者についても言及。
 
令和元年度に98人であった入隊者は、令和5年度では59人(見込み)と毎年約10人づつ減少している状況であり、この危機感を共有のうえ、会員各位においても自衛隊員募集に向けた声掛けや情報発信をとの依頼がありました。
 
人口減少社会の影響、ここにもありといったところでありますが、隊員の減少は、わが国の防衛力に直結するものであることから、この点に関して十分留意のうえ、少しでも貢献していきたいと考えます。
 

【定期総会の資料一式。私たちは 国を守る自衛隊を 応援します。】
 
こうして、分野の異なる総会に出席した一日でしたが、それぞれあったのは、思いをもって活動されている皆さんの熱意。
 
両団体とも運営側に入った私ですが、今後引き続き「熱量」を持ち続け、活動に賛同する輪を広げていければと思います。