改めて、議会は「言論の府」であり

ブログ 敦賀市議会

6月定例会も中盤を迎えた敦賀市議会。
 
昨日は、付託される議案がなかった産経建設常任委員会以外の総務民生、文教厚生の各常任委員会が開催されました。
 
私が所属する文教厚生常任委員会では、福祉保健部所管の条例改正案と契約議案、市立敦賀病院所管の損害賠償に関わる議案の計3件について審査。
 
審査にあたってはどの議案であってもそうですが、必要性や内容・費用の妥当性、そこに至るまでのプロセスや根拠を質疑によって明らかにすること、そのことを議事録に残すことが議員の責務と思い臨んだ次第です。
 

【文教厚生常任委員会に付託された案件と次第】
 
また、委員長から委員になって心掛けているのは「討論」を行うこと。
 
議決権を有する議員にとって、自らがどのような考えに基づき「賛否」を判断したかを述べることはもとより、考えの異なる委員と意見を交わすこと、さらには同席している理事者にも聞いてもらうことは、議会の役割において極めて重要であり、「委員会中心主義」を謳う敦賀市議会であればなおのこと、活発化せねばならないことと以前から考えるところ。
 
昨日も、やまびこ園改修工事に関わる契約案件について、賛成の立場で討論をしましたが、議会は「言論の府」であることを念頭に、今後も行動で示す所存です。
 
なお、この契約案件における質疑では、入札額が設計額と極めて近い(入札率99.99%)ことも踏まえ、「談合」との言葉を用いて発言された委員がいらっしゃいましたが、先に述べた「言論の府」の立場からすれば、公の場で直接的な言葉で理事者に疑いをかけることは果たして良いのか。
 
例え話であったとしても、別の言葉を選択できたのではと思った次第です。
 
いずれにしても、議員はいかなる時も、発する言葉に責任(言葉を選ぶ)を持たねばならないことはもとより、併せて申し上げれば、本会議や委員会の場はもちろん、開会前や休憩中も含め、冗談や笑い声が飛び交うようでは、秩序と礼儀、緊張感ある議会であるとは言えません。
 
常に市民から選ばれた議員、公人であるとの認識のもと、自らを律した言動に務める所存です。
 
さて、定例会のほうは今日から特別委員会。
 
本日は「原子力発電所特別委員会」、明日は3月定例会で新たに設置した「新幹線開業後まちづくり特別委員会」が行われます。
 
その後は、20日に予算決算常任委員会全体会(補正予算採決)、25日には本会議にて委員長報告から採決まで。
 
同じく会期末を迎える国会は政局の様相を呈してきていますが、こちらは最後まで慎重審議にあたってまいります。