2020年10月20日
withコロナ時代の新幹線開業に向けて、敦賀の「アツい」3週間が始まる
興業収入が公開から最初の3日間だけで46.2億円、観客動員数324万人、いずれも土日・平日の過去最高を記録。
これは、16日に公開されたアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の数字ですが、テレビアニメから人気に火がつき、漫画の単行本の発刊部数は累計1億部を超える「空前のブーム」となっているもの。
作品のストーリーや時代背景などから、人気は子どもからお年寄りにまで及んでいるのが特徴だそう。
これだけ多くの皆さんが共感するものですので、自分も映画館に足を運び体感したいと考えていますが、何かコロナを吹き飛ばすかのようなパワーを感じる次第です。
さて、やや強引ながら、この「鬼滅の刃」の人気やパワーなどと結びつけて考えますと、敦賀市ではこの週末以降、3週連続で大きなイベントが開催されます。
このコロナ禍でイベント開催か!と思われる方もいらっしゃるとは存じますが、withコロナの時代に突入し、Go-To旅行にイートなどの経済施策にもあるよう、そこは行政であろうと民間であろうと十分な感染対策(入場口の制限、入場者受付・検温、人数により入場制限など)を施しながら開催していくということでご理解いただきたく。
まず、1週目の10月24日(土)、25日(日)に掛けては、敦賀駅西地区(駅に向かって右手の空き地ゾーン)社会実験実行委員会が主催しての「敦賀駅西地区 社会実験」。
※敦賀駅西地区土地活用事業者と敦賀市が協力
北陸新幹線敦賀開業に向けて、本年3月に公表した駅西地区のゾーンニング(エリアの使い方)に基づき、エリアの中央に整備される「公園・広場」の整備後の民間活用を想定した社会実験として、ケータリングやスカイランタン打ち上げ、親子広場や本を使ったワークショップなどが行われます。
→→→詳しくは、リンク先の敦賀市ホームページにてご覧ください
2週目の11月1日(日)は、国道8号空間利活用イベント(社会実験)。
こちらは、敦賀市が主催、先般整備を終えた国道8号2車線化により創出された公共空間(拡張した歩道エリア)において、「国8空活」と題した利活用イベントを開催するというもの。
イベントでは、気比神宮前交差点では22店舗が参加しての「OSANPO SANDOU」(飲食や雑貨ブース)、本町通り沿いでは「まちなか音フェス」とした音楽イベントやフードフェス、さらに17時30分からは気比神宮境内においてライトアップフェスと興味をそそる内容。
なお、社会実験として行うということで、新たに出来た空間の使い方提案や、利用者等へのアンケートを通じての課題抽出を通じ、「より使いやすく、もっと楽しい」魅力的な空間づくりにつなげていくとしています。
→→→詳しくは、リンク先の敦賀市ホームページにてご覧ください
最後の3週目は、11月3日(火・祝)の「人道の港敦賀ムゼウム」リニューアルオープンです。
こちらに関しては、これまでに何度もご紹介していることもあり内容は経過や内容は割愛しますが、既に市民内覧会なども行われ、いよいよオープンとなります。
→→→詳しくは、こちらも敦賀市ホームページにて
当日は、10時からのオープニングセレモニーの後、12時より一般開放されるほか、午後1時30分からは、きらめきみなと館にてポーランド広報文化センター所長による講演会やパネルディスカッション、さらには金ヶ崎緑地などでは「人道ウィーク」や「日本遺産(鉄道・北前船)」に因んだ誘客多角化促進事業に関わるイベントも催されます。
また、この日の夜からは「ミライエ」も始まり、港と星空、そして光のコラボレーションが彩りを添えてくれます。
このように、これから11月中旬に掛けては、敦賀駅から金ヶ崎エリアに掛けての賑わい創出、動線をどう描いていくか、市民の皆さんに楽しんでいただけるエリアにしていくためのヒントやアイデアを頂戴出来る機会として、私自身、大いに楽しみにしているところであります。
これら事業の整備目的は、北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりというのが大きな部分としてありますが、これに伴う絶好の機会は、コロナ禍にあっても前を向き、市民の皆さん自身が楽しみ、自分たちでまちを盛り上げていく機運を高める契機でもあると考えます。
ちなみに、私の持論は「そこに住む人(市民)が笑顔で楽しんでいれば、周りから自然と人(他市町からの観光客)は集まる」であります。
そうした思いを押し付けてはいけませんが、皆さまにおかれましては是非現地に足を運んでいただき、まずは楽しんでいただくこと、そのうえで、これからの敦賀や将来構想など、思い浮かんだ感想などは私まで頂戴出来ればと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
【一昨日、夕陽に照らされる新幹線車両基地工事用の大型クレーンの姿に、力強く未来に進む敦賀の姿が重なり合いました(一昨日、赤信号停車中に撮影したもの)】