2020東京オリンピック閉幕

ブログ 東京オリンピック

8月9日。
 
今日は、広島に続き、76年目を迎える「長崎原爆の日」。
 
新型コロナウイルスの感染防止を図るため、昨年に続き参列者数を例年の1割程度に縮小し、10時45分から長崎市の平和公園で平和祈念式典が開催されます。
 
長崎の原爆投下の前日、8月8日には模擬爆弾がここ敦賀市にある東洋紡績の工場に投下されたとあって、その関係性から複雑な思いが募るもの。
 
広島と同じく、今日も黙祷に合わせ、長崎の地において犠牲になられた方へ鎮魂の祈りを捧げるとともに、恒久平和と核兵器廃絶を願う日にしたいと思います。
 
さて、こうした日を前に、17日間に亘り熱戦が繰り広げられたスポーツの祭典「東京オリンピック」が閉幕しました。
 
全ての競技を終え、日本は史上最多となる27個の金メダルを獲得し、3位に躍進するとともに、メダル総数(58個)も過去最多を記録するなど、文字通り「快進撃」と言えるものでした。
 
最終日の昨日、男子マラソンでは、出走106人中30人が途中棄権するという壮絶なレースの中、大迫傑選手が6位入賞。
 
この大迫選手に関しては、佐久長聖高で出場した高校駅伝から、名門早稲田大学に入学後は箱根駅伝での活躍、その後実業団を辞して単身でアメリカに渡り、中長距離界のカリスマ、ファラー選手などと肩を並べ、オレゴンプロジェクトで厳しい鍛錬をする様子をずっと見てきた私(instagramでのフォローですが)としては、「何かやってくれる」との期待を込め応援していましたが、2位集団との差16秒は最後まで埋まらず。
 
大迫選手だから「あきらめず何かやってくれる」と期待してしまった訳ですが、このオリンピックをラストランとし、現役引退をする覚悟を持って走り切った大迫選手がレース後語った言葉は「今日は100点」。
 
また、73位となった服部勇馬選手は、意識朦朧とした様子でゴール。
 
車椅子で運ばれる事態となりましたが、重度の熱中症であったとのこと。
 
支えてくれた方や同僚やライバル、そしてオリンピックに出られなかった選手のためにも絶対にゴールに辿り着くとの思いで走り切ったとの思いを述べた服部選手の走りからは、日の丸を背負うことの重さ、体力や技術を超越した凄まじき世界を感じた次第です。
 
このオリンピック期間を通じ、各競技で様々な成功と失敗、栄光と挫折、そうしたものを見てきましたが、結果がどちらであっても常に前を向くアスリート。
 
オリンピック開催前には、競泳女子の池江璃花子選手の「スポーツの力で日本を元気に!」との言葉を紹介しましたが、私自身がそうであるよう、日本全体がそうした気持ちに包まれた17日間であったと思います。
 
そして、外国メディアが「大きな金メダルがあるとすれば、大会をあたたかく支えてくれた日本のボランティア、関係者に掛けてあげたい」と語ったよう、まさに各国選手団からも称賛される「おもてなし」で支え、無事に大会を終えることが出来たのは、ボランティアの皆さんや警察や消防などを含むエッセンシャルワーカーの方々のお陰であり、心から感謝を申し上げます。
 
閉会した今日からは、東京オリンピックに対する様々な評価やコメントがされることとは思いますが、私自身としては、自国での先に述べたような大会が開催されたことを誇りに思うところであり、その思いを原動力に前に進むべしと考える次第です。
 
新型コロナウイルス感染拡大の収束は未だ見通せず、緊急事態宣言下にある「東京」に、205カ国・地域から約1万1千人もの選手が集い、「絆」が育まれました。
 
差別や貧困など、コロナ禍によって世界ではさらに分断が顕在化している中で、数々の制約を乗り越えて開催したことは、「コロナ禍で初めて世界をひとつにするイベント」であったことは間違いないことであり、後世に残すレガシーとも思うところ。
 
歴史を振り返れば、1964東京オリンピックの後、日本は敗戦から立ち上がり、高度成長で世界に冠たる国となりました。
 
2020東京オリンピックの後は、人類が経験したことのないコロナ感染という未曾有の事態からどう立ち上がっていくか。
 
そう思えば大事なのはここからであり、今日から気持ち新たにスタートしたいと思います。
 
改めてとなりますが、様々な声がある中、大会の準備から運営までを支えていただいた関係者の皆さん、世界中のアスリートの皆さん、本当にお疲れ様でした、そして沢山の感動をありがとうございました。
 

【2020東京オリンピック閉会。次はパリで!】

「渡らぬバトン」に夢潰え。「届かぬワクチン」に落胆す。

ブログ 新型コロナウイルス 東京オリンピック

今東京大会まで、日本選手が誰ひとり出場できていなかった陸上女子1500メートル。
 
「お家芸」とは真逆にあるようなこの競技に出場権を得たばかりでも快挙ですが、予選、準決勝と世界のトップ選手にも怯まぬ「攻める」走りで決勝まで駒を進めてきた田中希実選手。
 
昨晩の決勝でもこれまで同様の魂の込もった走りを見せ、堂々の8位入賞。
 
ゴールタイム3分59秒95は、準決勝に次ぐ自己2番目の好タイムで、地元開催の五輪で世界との距離を一気に縮めて見せました。
 
そして、残した言葉は、「今までの常識を覆すというか、自分の中の常識も覆すこともできた。本当に五輪という舞台が大きかったかなと思う」。
 
息を切らしながら、いつも通り最後にトラックに一礼し終えた顔は、本当にやりきった充実感に満ちていたように見え、自分に限界を設けずチャレンジする勇気をもらいました。
 
そして、その後に行われた注目の男子400メートルリレー決勝では何と1走の多田選手から2走の山縣選手へバトンが渡らず途中棄権という「まさか」の結果。
 
レース後のインタビューで、桐生選手、小池選手達も声を揃え「攻めた結果」との言葉を述べていましたが、バトンパスのミスがないよう、受け手が動き出すタイミングを通常より遅らせる安全策を採った5日の予選は、1組3着で通過はしたものの、38秒16のタイムは決勝に進出した中で一番遅い9番目。
 
金メダルを狙う「リレー侍」としては、「思い切り勝負を懸けなければ勝てない」と考え、タイミングを早める「攻める」バトンワークで臨んだことは自然の流れであったと思います。
 
写真を見ると、多田選手が思い切り伸ばした右手のバトンが、山縣選手に届かなかったのは、数センチ。
 

【指先には触れたかのようなバトン。つながらぬバトンとともに金メダルが潰えた瞬間。】
 
「攻めた」ことは、裏付けに基づいて、世界の頂点に立つために4人が採った作戦であり、部外者は結果論で述べてはいけないと思います。
 
逆に、ギリギリの選択をせねば勝てないのが世界の舞台で、走力と技術を極限まで高め、チャンレジをしたこのリレーチームに拍手を送りたいと思うところです。
 
それにしても、やはり人生には「まさか」が潜んでいることを痛感する訳ですが、今回のような悔しさがまた人を強くするのだと感じて止みません。
 
さて、五輪からは多くの感動と学びを得るところですが、新型コロナウイルスは落胆と嘆きが出るところ。
 
昨日の福井県は、新たに35名の感染者と発表。
 
ここ最近の感染拡大を受け、県独自の「緊急事態宣言」が出されました。
 
期間を8月24日までとし、県内全域の飲食店に対し、11日から24日までの営業時間を午後8時までに短縮するよう要請するなど、単に注意を呼び掛けることだけではない対応となっています。
 
ここ敦賀市においては、7月末から連続して新規感染者が確認されるとともに、4日からは9人、10人、10人と二桁に届く感染者数となっていることを踏まえ、昨日も市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、現況の共有、今後の対応などが確認されたところです。
 
出席された二州健康センターからは、特徴として県外、夜の街由来がほとんどであること、原子力事業者は関連会社も多く、県外の社員が出勤される車内などでの感染リスク、学校関係は大事に至っていないが、早めに検査をし対応していくなどの考えが話されていました。
 
また、渕上市長からは、状況によっては連休中でも(市の)施設を閉める場合もあるとの考えも示されるとともに、市のホームページ上で市民の皆さまに対するメッセージも発信されています。
 
→→→(渕上市長コメント)新型コロナウイルス感染症に対する市民の皆さまへのメッセージVol.17
 
新型コロナウイルス感染症に感染するリスクは誰にでもあります。感染された方はもとより、検査を受けることになった方、献身的な対応をしていただいている医療従事者の方々への誹謗中傷、事実に基づかない情報発信などは、絶対にしないでください。
感染がこれ以上の拡がりとならないよう、みんなで乗り越えましょう。市民の皆さまの御理解と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
 
17回目となる市長メッセージの最後もこう締め括られていますが、ロックダウン、敦賀封鎖のようなことが出来ない以上、市民の皆さんの連帯とご協力で乗り越えるしかないと思う次第。
 
一方、重症化を防ぐワクチン接種に関しては、供給量の見通しが立ったことから、以前に予約を再開したところでしたが、昨日、9月以降に見込んでいたワクチンの配分が半分になると連絡があったそうで、これにより9月分の集団接種および9月20日以降の個別接種の新規予約を一時停止することとなり、ホームページにもお知らせが掲載されることに。
 

【敦賀市ホームページに掲載のワクチン接種に関するお知らせ】
 
二転三転、国に振り回される各自治体の苦労たるや同情をもするところですが、本当にどうなってるのかと国には言いたい。
 
事態の収束に向けた期待でもあるワクチン供給を十分且つスムーズに、国から各自治体につなぐことは、先ほどのリレーと照らせば、言わば「バトン」であり、ここは綱渡りではなく、安全に、そして確実に届けていただきたいと切に願います。
 
感染対策をしっかりと講じ、日々お過ごしいただいている方におかれては、これまで通りの生活を引き続きお願いするところですが、そうでない方は、ふとした緩み、基本行動の欠如が、医療機関や飲食店、そして子ども達の貴重な夏休みの思い出まで奪ってしまうことに影響するとの思いを持っていただき、繰り返しになりますが、ここは敦賀の市民力で何とか乗り越えられますよう、私からもお願い申し上げ、本日のブログを閉じさせていただきます。

「悲しみなんて笑い飛ばせ」を口ずさみ、前へ!

ブログ 東京オリンピック

毎週恒例の辻立ちからスタートした昨日。
 
本格的な暑さとなる前の朝方とはいえ、敦賀湾を照らす朝日の反射具合、空の青さ、浮かぶ雲、すべてがいつもと違うと感じていた訳ですが、辻立ちを終えた8時過ぎには既に気温は30度。
 
その後もグングン上昇し、お昼には35.2度(この日の最高気温)となりました。
 

【昨朝の敦賀湾。海面のギラギラ感が「熱中症警戒アラート」の暑さを物語っていました。】
 
また、福井県内でも感染拡大が続いている新型コロナウイルスについては、28人が新規感染と発表。
 
敦賀市でも9人、学校関係者も含まれるということですが、夏休み中ということもあってか、学校から保護者への連絡が上手く伝わっていないなどとの声も耳にした次第。
 
以前にもあった市内の小中学校クラスターで得た経験は活かされているとは思いますが、この点については改めて確認しておきたいと思います。
 
いずれにしても、暑さに関しては、本日も「熱中症警戒アラート」が発表されており、引き続き、コロナとの二重リスクに警戒となりますが、ここは踏ん張りどころと一層気を引き締めて、敦賀の市民力で乗り越えていかねばと思うところです。
 
さて、気温の熱気とは別に熱戦続くオリンピック。
 
昨日もスケートボード女子の金銀、しかも史上最年少12歳のメダリスト誕生の快挙などがあった訳ですが、ここ数日の競技で本当に凄いと感じているのは陸上。
 
以前に49年ぶりに決勝進出をした男子3000m障害の三浦龍司選手のことを書きましたが、その三浦選手は、2日に行われた決勝で並み居る世界の選手、とりわけこの競技では常勝ケニヤ選手相手に食らいつく、というより堂々と渡り合っての7位。
 
この種目での7位入賞は、何と日本人初。
 
トラックのクロスカントリーと呼ばれる3000m障害が、いかに日本人にとって壁の高いものであったかが分かります。
 

【世界と互角に渡り合う三浦選手】
 
また、同じく49年ぶり決勝進出の男子走り幅跳びの橋岡優輝選手は、同じく2日に行われた決勝で、表彰台ラインの3位まで11センチという激戦を繰り広げての6位入賞を果たしました。
 
こちらは1984年ロサンゼルス五輪7位の臼井淳一選手以来、日本勢37年ぶりの入賞とのこと。
 
そしてさらに、度肝を抜かれる驚愕の走りで、テレビの前で思わず声を挙げてしまったのが、陸上女子1500mの田中希実選手。
 
予選で自らの日本記録を1秒75更新する4分2秒33をマークし、準決勝に進んだ田中選手。
 ※ちなみに、私の高校時代のベスト記録は4分5秒ですので、完全にぶっち切られています。
 
予選後のインタビューでは、勝負の準決勝に向けて「燃え尽きるようなレースがしたい」と気を引き締め直していた言葉通り、昨日の準決勝では、スタート直後からトップに躍り出、強者揃いの海外勢を従え、レースを引っ張るという堂々の走り。
 
声を挙げて応援したラスト、前を行く選手を猛追しての3分59秒19、4分を切る日本新記録とともに、この組5着で決勝進出を決めました。
 
オリンピック史上、この種目に日本勢が出場すること自体が初めてであり、そう思えば尚のこと、この決勝進出は、先に書いたよう「驚愕」の言葉がピッタリな訳であります。
 
決勝は6日。
 
田中選手はレース後、「うれしい気持ちが強すぎて、(決勝を)走るのが信じられない。五輪の空気に助けられているかな。今のような気持ちに次、いつ巡り合うか分からないので大切にやっていきたい」と前をグッと見つめていました。
 

【準決勝でレースを引っ張る田中選手】
 
周りで「日本人選手何年ぶり」などの言葉が踊る中、三浦選手も橋岡選手も、そして田中選手もオリンピック出場で満足するのではなく、体力面で劣る陸上競技で、目指すはメダルの気持ちで「日本人ここにあり」とばかりに戦う真の強さ、誇らしさを感じた次第。
 
こうして思えば、私を含め、大概の人は身近なことも然り、「自分はここまで」、「自分には無理」と限界や壁を自分自身で作ってしまっている訳ですが、それは自分の可能性を自分自身で潰してしまっているということ。
 
心の中の壁を取り払い、「自分ならできる」と思ってあげないと自分が可哀想だなと、ふと思った次第。
 
好きな歌、FUNKY MONEKY BABYの「悲しみなんて笑い飛ばせ」の歌詞にこうあります。
 
越えられない高い壁は
ぶつかってぶっ壊して
前に進んでけばいいさ oh oh oh oh
(中略)
不可能なんてないよ、可能だらけさ
絶望なんてないよ、希望だらけさ
 
オリンピックで奮闘する選手に自分の姿を重ねながら、今日もこの歌詞を口ずさみ頑張っていきます。

ブルーインパルスが描く五輪に思い寄せ、いざスタート

ブログ 東京オリンピック

猛暑が続く中ではありますが、昨日は早朝より、本日開催する「敦賀港カッターレース体験交流会」の準備作業。
 
本来、第25回目となるはずであった「敦賀港カッターレース」は、参加募集を行ったものの、コロナ禍の影響もあって5月末の募集締切段階で参加を自重されるチームが多かったことから、実行委員会として大会開催を見送りました。
 
しかしながら、大会自体の継承性や夏の敦賀港に触れていただくとの観点から、規模は縮小しつつ、一人からでも、子どもも参加できる形での「体験交流会」として開催する方向に切り替え、これまで準備を進めてきたところです。
 
体験交流会前日のこの日は、カッター2艇を会場まで移動の後、艇座(カッターを漕ぐ場所の座面)の補修塗装など、艇の手入れを行うなど準備に精を出しました。
 
本日は交流会本番を迎えますが、感染状況は落ち着いているとはいえ、コロナ対策を講じながら、カッターを通じて市民の皆さんに少しでも夏の風物詩イベント気分を味わっていただればと考えるところです。
 
さて、やはり本題は、昨日開会式が行われた「2020東京オリンピック」になりますが、1964の東京、1998の長野に続き三度目となる2020東京オリンピックで、開幕を祝う航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行が行われ、その雄姿は都内にいる知人のSNS投稿からもリアルに感じることが出来た次第。
 
この展示飛行を一目見ようと、東京都新宿区の新宿御苑には家族連れなど多くの人で賑わったそうで、その瞬間を待ち詫びた人々は、大空にオリンピックマークの「5つの輪」が描かれるのを笑顔で見守ったことが報道されていました。
 
12時40分頃、上空にカラフルな飛行機雲を引いた編隊が現れると、大きな歓声上がり、大空にオリンピックのマークを描いた瞬間には大きな拍手とともに、「ありがとう!」という感謝の声が挙がり、編隊が去った後も拍手は長いこと止まなかったとのこと。
 
思えば以前に、コロナ禍で奮闘する医療従事者を始め、全ての皆さんを励ますために、東京都内を「感謝飛行」したブルーインパルスの勇姿は今なお鮮明に記憶に残っている訳ですが、こうして人々に元気を呼び起こす力があるのがブルーインパルスであり、今回もこうして東京はもとより日本中に元気を与えたことを大変嬉しく思うところであります。
 

【東京都内の空に浮かぶ「5つの輪」。この日はあいにくの雲により、鮮明さは欠くものの抜群の技術。】
 
また開会式では、歌手のMISIAさんが、無観客の国立競技場に力強く伸びやかな君が代を響かせた他、様々な日本らしさ、趣向が凝らされたエキシビジョンが行われた後、各国選手団が入場し、いよいよ幕開けとなりました。
 
東京オリンピックに対する私自身の思いはこれまでもブログで述べてきていますので、これ以上申し上げることはしませんが、ブルーインパルスが描いた五輪と、このどこか厳かな開会式により、日本国内の雰囲気も良い方向に変化するのではないかと期待するところです。
 
私たち世代は、今後生きている間に日本で開催されるオリンピックがあるかどうか分かりませんが、次代を担う子ども達にとって必ずあるであろう次の機会の際に、「2021年には、コロナウイルスを乗り越えるオリンピックが日本であった」と誇りを持って言える、そんなオリンピック、パラリンピックになることを願って止みません。

「2020東京オリンピック」本日開会式

ブログ 東京オリンピック

昨日は、東京オリンピック開幕に先立って行われている女子ソフトボールで、延長タイブレークの末、日本がメキシコにサヨナラ勝ち、男子サッカーで南アフリカに1-0で辛勝。
 
私もお昼に放送されていたソフトボールの終盤を見ていましたが、やはり攻守の一球一球に力が入るもの。
 
スタンドの無観客もこれまでのスポーツ観戦で慣れているからか、テレビで応援する分には全く気になることはなく、見ている側にとっては、これまでのオリンピックと同じような感覚でいられそうです。
 
さて、そんなスタジアムの中とは別に、外野では東京五輪・パラリンピック開閉会式のショーディレクター、小林賢太郎氏が突如の解任、先日は開会式の楽曲制作担当だったミュージシャン、小山田圭吾氏が辞任という何ともドタバタ劇の様相ですが、思えば、さらに以前には開閉会式の演出・企画の統括役だった佐々木宏氏も3月に、女性タレントを侮辱する演出を提案して辞任したこともありました。
 
それぞれの解任、辞任理由に関しては、そうした処分に当たるものと私も思いますが、昨日の小林氏の発言については23年前のこと。
 
23年前であろうが許されざるべき発言であることは違いない訳ですが、どこか、こうしたタイミングで引きずり下ろすネタが出てくることへの疑念(そうした情報を集めている勢力?)とともに、これを大々的に報道するメディアというのは、東京オリンピック・パラリンピックに難癖をつけ、結果、日本を貶めようとしているとしか思えないのですが、そんな思いを持つのは私だけでしょうか。
 
また、政治の世界では、立憲民主党政調会長代行の川内博史衆議院議員が21日、自身のツイッターに天皇陛下が臨席される東京五輪の開会式に関し「陛下が開会式で『大会の中止』を宣言されるしか、最早止める手立ては無い」と投稿し、その後削除。
 
川内氏は投稿を削除した後、同じくツイッターで「このまま五輪に入ることは、国民にとっても世界中から集まる選手·役員等関係者にとっても感染が拡大し混乱を引き起こすだけであると、皆分かっているだろう。総理も内心では心配なはずだ。しかし、誰も止められない。この状況は異常な状況なのだ、ということを言いたかったのです」と釈明した。
 
その天皇陛下は昨日、国際オリンピック委員会(IOC)関係者との面会で、英語でこうお言葉を述べられたとのこと。
 
(前段でオリンピック、パラリンピック関係者の尽力に感謝のお言葉があったことに続き)オリンピックが長く、そして広く世界で支持されてきたのには、平和と調和というオリンピズムの精神に理由があると思います。私自身にとって、1964年の東京オリンピックの閉会式で各国選手団が国ごとではなく、混ざり合って仲良く行進する姿を目にしたことが、世界の平和を願う気持ちの源となりました。
 
東京2020大会のビジョンは、「スポーツには世界と未来を変える力がある。」です。スポーツに挑むアスリートや、そのアスリートを支える御家族や関係者の姿は、わたしたちに様々なことを感じさせてくれます。この大会は、新型コロナウイルス感染症に直面する中で迎えます。また、夏の盛りの熱波にも注意が必要です。この大会が、皆さんをはじめとする関係者の連携による感染防止対策に万全が期されることにより、アスリートの皆さんが健康な状態で安心して競技に打ち込み、その姿を通じて、新しい未来へと希望の灯火がつながれる大会となることを願います。皆様と共に全てのアスリートのご健闘を祈ります。
 
恐れ多いのですが、私も全く陛下と同じ思いであります。
 
こうした陛下のお言葉を思えば、この後に及んで「天皇陛下が中止宣言をせよ」と求めること自体、言語道断であり、投稿した議員を始め、所属する政党も然り、先に同じく我が国を貶める存在であると言わざるを得ないと、遺憾に思うところです。
 
一方、海外からはどのように見られているのかと言えば、フランスのロクサナ・マラシネアヌ・スポーツ担当相の発言にはこうありました。
 
「フランス選手団は過酷な都市封鎖の中、五輪に向けて努力してきた。日本が彼らを受け入れたことに感謝している。スポーツは心を結び、交流する力を与えてくれる。世界中が新型コロナウイルス禍を経験した今こそ、我々が最も必要とするものだ。」
 
まさに、コロナ禍で開催するオリンピックの意義ここにありの言葉。
 
紆余曲折あれど、歴史的な2020東京オリンピックの開会式が本日執り行われます。
 
開催に対して様々な考えはあれど、今日からの合言葉は、「スポーツの力で日本を、世界を元気に!」
 
コロナ感染対策然り、日本人自らが日本で開催される重要不可欠なオリンピックを貶めてしまうことのなきよう、行動する期間にしていかねばと思って止みません。
 

【再掲となりますが、写真は、敦賀市総合運動公園陸上競技場前の「一結」の碑にある、2018福井国体に出場した際の池江璃花子選手(競泳女子)のメッセージ。私はまさに、この言葉に共感です。】

様々な思いはあれど、心はやはり「おもてなし」

ブログ 東京オリンピック

世間でもすっかり定着した「オンライン会議」。
 
昨日も嶺南未来構想会議のメンバーである小浜市議、高浜町議と私とで、Zoomを使ってのミーティングを行いましたが、距離感を全く感じないノンストレスでDX(デジタルトランスフォーメーション)の取組みや最近のそれぞれの話題などについて意見交換することができました。
 
「密を避ける」コロナ感染対策として主流化してきたこのオンラインですが、忙しい方にとっては特に、最大のメリットは「時間を節約」できることではないかと思います。
 
私も最近、何が欲しいかと問われれば「時間」と思うほどですが、コロナで気づいた大切な「時間」を有効活用するためにも、アフターコロナとなっても、Zoomなどオンラインはしっかり活用していきたいと思います。
 
さて、色々な意味でにわかにムードが高まってきたのは、23日に開会式を控える東京オリンピック。
 
「色々な意味で」と書いたのはお察しの通り、歓迎ムード一色ではないことを指す訳ですが、既に日本入りしている各国選手団のほうでも南アフリカサッカーチームのコロナ感染や毛色の違うところでは、失踪を続けているウガンダの選手など想定外事象も発生し、どこか波乱含みの様相を呈しています。
 
こうした中、選手村入りしている国の中でも「何をしに来たのか」と思わず首を捻るしかない行為を続けているのが韓国。
 
大韓体育会(韓国オリンピック委員会)が、東京五輪選手村の食事に福島県産の食材が使われることを懸念、選手村近くに独自の給食センターを設置したことについて、福島県の内堀雅雄知事は19日「誤解、偏見をただし、正しく認識してもらうことが風評払拭の本質」などと述べ、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故以降、関係者が続けた努力が理解されないことに悔しさをにじませました。
 
ちなみに内堀知事の会見によれば、「本当に残念。東日本大震災と福島第一事故から10年、本県の農業者や生産者、関係者は努力、努力、努力を重ねてきた」と強調したうえで、農地の除染、安全対策、徹底したモニタリング、蓄積したデータの公表などに総力で取り組み、「世界一厳しい日本の放射性物質の基準を超えるものが玄米は6年連続、野菜果実は8年連続、畜産物、栽培山菜・きのこは9年連続で基準値を超えていない」とし、「努力の結果が科学的にデータ上、明確に示される状況」と胸を張って発言をされています。
 
まずは、こうした科学的根拠に基づかない行為で、日本のイメージを悪化させる印象操作を行なっている感が否めないのが一点。
 
次に、韓国選手団が選手村に掲げた横断幕の問題。
 
問題の横断幕は、選手村内の韓国代表宿舎の外壁に大韓体育会が掲示したもので、韓国語で「臣にはまだ5千万人の国民の応援と支持が残っております」と書かれていた訳ですが、これは、豊臣秀吉による16世紀末の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)で日本水軍と戦った李舜臣の言葉「今臣戦船尚有十二(臣にはまだ船が12隻あります)」を引用した内容とのことであり、IOCはこの引用された文言が「戦闘に参加した(李)将軍を連想させる」として、政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じた五輪憲章50条に違反すると判断し指摘。
 
大韓体育会は「日本で開催される大会だけに、選手らの戦意を高める特別なメッセージを用意した」と、政治的意図はない旨主張するも、結果17日に撤去したと発表しました。
 

【問題の横断幕を撤去する韓国選手団関係者】
 
選手村入り前には、韓国が不法占拠する竹島の問題で、東京オリンピック公式サイト上の日本地図に竹島が表記されていることに反発し、韓国内の一部政治家の間で「五輪ボイコット」を主張する騒ぎとなるなどの伏線があったうえ、文在寅大統領がオリンピック開幕直前になって、埋め難い日本との認識の隔たりがあるとして訪日取りやめを決定するなど、歴史や領土を巡って日本と対立する問題を持ち込み、日本で開催するスポーツの祭典に冷や水を浴びせているようにしか見えないのは、私だけでないかと思います。
 
とは言え、これ以上隣国の批判をするようでは、こうした行為と同列になってしまうのと、既に韓国が国際社会からどう見られているかは周知の事実と思うことから、せめて五輪憲章に抵触するような行為だけは控えていただきたいと思う次第であります。
 
一方、昨日は、各国選手団が乗るバスなどでの選手村入りを妨害する行為があり、選手村前の道路では渋滞まで発生したとのことでありますが、世界のメディアにも配信されることを思えば、こうした日本の品位を貶めるような一部過激な行動は厳に謹んでいただきたいと強く思うところです。
 
世界中が注目するコロナ禍でのオリンピック開催につき、開催国の一国民としてそれぞれが、複雑な思い、感情渦巻くのは当然のことですが、参加する選手に非はありません。
 
「やまたけNEWS」にも書きました通り、「お・も・て・な・し」で湧いた東京開催決定のあの瞬間を今一度思い返し、せめて各国の選手が競技に集中できる環境を静かに整え、応援する。
 
そのことが、世界各国からの「日本ならできる」との期待に応えることであり、私は、日本の国民性をもってすれば必ずやできることだと信じています。

スポーツで日本を元気に!

ブログ 東京オリンピック

昨日午前中は、とある方からお声掛けがあり、市総合運動公園陸上競技場へ。
 
高校陸上部時代の先輩であり、長女、長男とお世話になった学校の先生でもあるその方と競技場内の傍に腰掛け、昨年改修した真っ青のトラックを駆ける小学生や一般ジョガー、人工芝のフィールドでは、やり投げの練習をする選手達を眺めながら、気づけば約1時間半近く、幅広い分野でお話しを伺うことが出来ました。
 
少子化に伴う各少年少女スポーツの競技人口減少や教員の働き方改革とも相まって、大きな課題となってくる中学校の部活動など、前広に考え対応していかなければならないことに気づけた時間でもあり、率直にお話しいただいた先輩には感謝するところです。
 
また、競技場内で元気に走る子ども達を見るに、ハード・ソフトともに、こうしたスポーツ環境を整えることは、勉強とはまた違う、心身の健康や仲間との協調性、さらには「将来はオリンピック選手」などと夢や目標を掲げ努力する大切な場であることと改めて痛感した次第であり、今後、こうした分野にも視点を置き取り組んでいければと思います。
 
さて、スポーツ関係の話しを続けますと、話しに出ましたオリンピックに関しては、7月23日の開会式まで約40日前となっている訳ですが、このコロナ禍との兼ね合いから、開催か中止かで世論も分かれるところ。
 
決定権者であるIOCや以前にご紹介したフランスのCMにもあるよう、世界各国は「日本だから出来る」と思っているのに対し、日本国内では「こんな状況じゃ開催すべきでない」との声の方が取り上げられていて、このギャップはどこから来るのかと考えるところですが、やはり国民の多くが納得のうえ開催するためには、組織委員会や東京都、日本政府が責任の押し付け合いをするのでなく、客観的データや科学的知見をもとにした統一見解を示すことが必要不可欠と考えるところです。
 
オリンピックの開催が日本の新型コロナ感染状況にどのような影響を及ぼすかについて、正確な推計は難しいのですが、たまたまNewsweekにあった元CIA工作員が寄稿した記事によると、控えめな計算をして、オリンピック閉幕後の1ヶ月間、(感染が爆発的に広がることは避けられて)5月前半とほぼ同水準の1日7000人程度の新規感染者が発生すると仮定。
 
この場合、1ヶ月間の新規感染者の合計は21万人で、医療体制は極度に逼迫するだろうが、「崩壊」までは行かないかもしれない。
 
しかし、新型コロナの致死率は約2%と言われているので、1ヶ月で4200人が死亡する計算となり、日本では「命の価値はお金に変えられない」とはいえ、そこは合理的なアメリカ。
 
米政府は、様々な分野で安全性に関する規制を設ける際の基準にするために、複雑な計算式に基づいて人命の価値を「約1000万ドル(日本円で約11億円」と算出していて、これに従えば、1ヶ月で4200人が死亡した場合、420億ドル(約4兆6千億円)の損失という計算になるのだそう。
 
このように命の価値を金額に換算するという不愉快な計算をするまでもなく、オリンピック開催のコストが社会的・経済的な利益を大きく上回ることは明らかだろうとしています。
 
単純に数字の世界で言えばこうなるということで拝読した訳ですが、これは予測で、未来のことは変えられることが出来ます。
 
これを言うと叱られるかもしれませんが、「命と引き換えにオリンピックを開催するのか!」と叫ぶよりも、新型コロナにゼロリスクはないことを大前提に、(世界各国から信頼されている日本で)「オリンピックを開催出来るよう国民を挙げて協力しよう!」と叫んだ方が、よほどコロナ対策としても効果があるのではと思って仕方ありません。
 
なお、このように考えることの背景には、「おはなしはマスク」などの経済と両立させるコロナ対策で実効性を挙げている「福井モデル」を全国展開すれば、事態は必ずや改善出来るとの思いがあることを申し添えておきます。
 
いずれにしても、菅首相はG7で力強く「オリンピック開催表明」をしたとのことですが、国内においても強いリーダーシップと広い発信、これに伴う実効的施策の実施が不可欠とも思うところです。
 
冒頭のシーンに話しを戻しますと、競技場での話しを終え外に出ると、「2018福井しあわせ元気国体」の際に競泳会場となったここ敦賀の地に残された著名選手が書いたメッセージの碑があります。
 
暫し眺めていると、当時高校生の池江璃花子選手(競泳女子)のプレートがあり、ここに書かれていた言葉は「スポーツで日本を元気に!」。
 

 
この後予想だにしなかっであろう白血病、そして病魔との闘いを乗り越えオリンピックの出場権を掴んだあの姿と照らし合わせると、こうした選手のためにも開催してあげたいと思うのが心情。
 
やはりこのオリンピック。
 
開催した暁に得られるエネルギーというのは、これまで体感したのと同様、それぞれが前に進む、計り知れぬパワーの源になると考える次第です。
 
皆さまにおかれましては、開催の可否について様々な思いが交錯することと存じますが、こうした考えもあるということで少しご理解いただければ幸いに存じます。
 

【子ども達にメッセージを紹介すると嬉しそうに覗き込んでいました(この絵の裏側がメッセージパネル)。また運動公園にお寄りの際は、皆さんも覗いて見てくださいね。】

バッハ会長の真意、東京オリンピック・パラリンピックの真の成功とは

ブログ 東京オリンピック

東京オリンピックまで2ヶ月を切り、本来国を挙げて開催ムードが高まる時期であるところ、未だ開催可否双方の声のある国内世論。
 
私は、国際的な日本のコロナ感染状況に対する客観的な見方や選手、大会関係者が懸命に「開催」に向けて万全の準備を進めていること、さらには、開催の判断権限がIOC側にあるとすれば、あれほど一丸となって誘致した日本が行うべきは、自らギブアップしてタオルを投げ込むことではなく、最後まで開催を前提とした努力を続けることしかないと考えるところです。
 
そうした中、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が22日の国際ホッケー連盟(FIH)のオンライン総会に寄せた連盟関係者向けのビデオメッセージで、「東京大会を実現するために、我々はいくつかの犠牲を払わなければならない。(そうすれば)選手は夢を間違いなく叶えることができる」との発言が日本国内で報じられると、この「犠牲」を巡り、「(国民が)犠牲を払ってまで開催するなどとはけしからん」と一部野党やメディアが取り上げています。
 
一方、会議に出席した関係者は「犠牲」について「参加する方も今までと違った形なのでいろいろな制約があるけど、それは我慢してやるべきだというニュアンスと受け止めた」と述べているともあります。
 
バッハ会長は海外からの一般観客受け入れを断念した3月にも、日本側の意見を尊重するとしたうえで「誰もが犠牲を払わないといけない」と声明を出した際の「犠牲」の意味は、来日する関係者の削減や、選手村と競技会場など移動できる範囲の限定、コロナの影響による予選中止や渡航制限によって起きる選手選考の変更などを挙げていたことから、この22日の発言の意図も「日本国民に」ではないと受け止めるべきと思いところであり、ここでもやはり、発言の背景や全文を通して理解すること、「切り取り報道」に乗せられてはいけないものと、改めて勉強するところであります。
 
また、海外から見たオリンピックに関しては、先日、開会式にマクロン大統領が出席することを明らかにした、次期開催国フランスでは、公共放送を手掛ける企業「フランス・テレビジョン」で使用される、2021年東京オリンピック中継用のプロモーション動画(CM)が動画配信サイトで公開されました。
 
ここで登場したのは何と力士で、この力士はまわし姿、浮世絵調の世界の中でサーフィンや短距離走をしたりと軽快に動き回り、棒高跳びをして鳥居を超えるシーンもあり、最後には会場と思わしきスタジアムに着地をするとの映像となることに加え、画面両端に出るキャプションは開催地日本や選手に対するエールにも映ります。
(是非、以下の動画をご覧ください。時間は1分程度です。)
 

【フランス・テレビジョン「東京オリンピック中継用プロモーション動画」のワンシーン】
 
 →→→フランスで流れている東京リンピックのCMはこちらから(YouTube動画より)
 
この動画を作成した趣旨は、同社の公式Facebookページにて「日本の版画のイメージと、夏のオリンピックでの新しい種目が融合した『日出ずる国』への旅の招待状です」と投稿しており、東京オリンピック開催を巡っては、海外メディアから中止を提案する声も聞かれる一方、開催が予定されている以上、参加する自国の選手たちを盛り上げるべく、海外のクリエイターたちが趣向を凝らしているのも事実であります。
 
さて、改めて国内に目を向ければ、全国各地で開催されているオリンピック聖火リレーが、いよいよ今週末には福井県に。
 
敦賀市では29日の15時頃から16時10分頃まで、名勝「気比の松原」を舞台にランナーが走ります。
 

 
 →→→敦賀市HP「聖火リレー実施に伴う交通規制のお知らせ」はこちらから
 
また、オリンピック開催に際しては、ホストとして「人道の港」でつながりのあるポーランド選手団を受け入れる予定としており、そうなれば「やさしい日本人がいたまち」の思いを持って、最大限の歓迎をしたいと思うところです。
 
先に記載しましたバッハ会長のビデオメッセージでは、選手村に入る70%以上のアスリートや大会関係者がワクチン接種を受けたなどと報告したうえでこうも述べられています。
 
「東京大会がようやく間近に迫り、最後のカウントダウンに突入した。現在の厳しい状況を受け、我々は団結や多様性、粘り強さを強いメッセージとして発信する必要がある。東京はトンネルの終わりの光になる」
 
コロナ禍であっても開催する東京オリンピックの意義、その会場が「日本」であるからこそ、世界から期待されていることを今一度噛み締め、「トーキョー」のフリップで誘致を決めた時の感動やワールドカップラグビーでは「ONE TEAM」で選手を後押ししたあの大きな力を思い返し、ここは東京オリンピック・パラリンピックの真の成功に向け、私たち日本人の思いをひとつに、一致団結することを願って止みません。

出来ない言い訳、他人へ責任を求め安心しても残るものは何も無い

ブログ 東京オリンピック

「人は出来なかった、しなかったことの言い訳をしたがる、他人に責任を求め安心したがる。そんなことしても何も残らないのに。僕らはどんな時も言い訳をせず、ひたむきに自分の世界と向き合って、小さな成功のために努力し、それを積み重ねて成功に近づいていくしか無い。」
 
これは、東京オリンピック男子マラソン代表の大迫傑選手が、自身のinstagramに綴った言葉。
 
オリンピック開催に関し、出場選手に対し浴びせられる心許ない批判の声を踏まえての「大迫節」といったところですが、佐久長聖高校(長野)から早稲田大学、日清食品へと陸上長距離界のエリートコースを歩んでいた矢先、世界と渡り合うため単独で米オレゴンに渡って武者修行を積み、マラソン日本記録更新、オリンピック代表の座を掴んだ男の言葉だけに、込められた思いに共感するばかりです。
 
先般、競泳女子の池江璃花子選手の言葉も掲載しましたが、私たちに出来ることは、一番戸惑っている選手をあたたかく見守ることであり、お門違いの言葉を浴びせる「輩」にはお灸を据えたいぐらいであります。
 
さて、そのオリンピックに関しては、昨今のコロナ感染状況を踏まえ、確かに世論も別れるところです。
 
「こんな時にやるべきじゃない」とお考えの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、世界ではこれから全仏・全英テニス、サッカーでは欧州や南米選手権など大型スポーツイベントが目白押しであることや、感染者数では1桁も2桁も少ない日本は、「感染抑制がされている」と評価されていて、オリンピックを自ら返上するなら世界は仰天、絶句するだろうとの見方もあります。
 
一方、費用の面に関しては、オリンピック開催権限はIOCだけにあることから、日本の事情で中止するなら数千億円の賠償金を日本が払うことになるとも言われています。
 
お金のことを絡めると「賠償金を払ってでも止めろ」との意見にもなりますが、そもそも論に立ち帰れば、オリンピック開催国に自ら手を挙げたのは日本な訳であり、IOCや世界各国から「中止せよ」と言われない限り、開催に向け最善の努力をするというのが現時点のスタンスではないでしょうか。
 
ここでも冷静に見て欲しいのですが、「この状況で本当にオリンピックをやるのか」と罵るかのように首相に迫る蓮舫議員や声高らかに中止を主張する著名人や一部マスコミの報道を見るに、そうした勢力は、現時点で自ら開催を放棄させることにより日本の信頼を失墜させ、国益を貶めるがために行動しているような勢力にも感じます。
 
先の心許ない言葉を選手に浴びせる「輩」もけしからんのですが、後に控える衆議院選挙も念頭に、オリンピックが失敗することを政権への打撃(支持率低下)に、まさに政局のネタにしようとしているのであれば、それは「輩」レベルではない許されないこと。
 
そうした勢力にまんまと乗せられないよう、やはりここでも冷静且つ科学的に感染状況を捉え、もちろん開催に向け徹底される対策などを国民全体で共有することが肝要と考えるところです。
 
これまでのオリンピックやサッカーワールドカップ、そして記憶に新しい「ワンチーム」のラグビーがそうであったように「国民も選手とともに戦う」のは試合だけではなく、その過程に置いてもそうなのだと思うところ。
 
スポーツが与える感動や勇気の力はとてつもなく大きく、世界中にコロナ禍を乗り越える力、人々が将来に光を見いだす場、それがこのオリンピックを開催する意義であり、世界各国から信頼と期待をされ、今その役割を果たすのが日本であると、私は思います。
 
そう思えばなお、大迫選手の言葉にあるよう、「他人に責任を求め安心する」のでなく、「成功のために努力し、それを積み重ねて成功に近づいていくしか無い」との思いを共有し、オリンピック開催に向け、私たち一人ひとりが自覚して行動することが「選手とともに戦う」ことになると思って止みません。
 

【アリゾナの大地をひた走る大迫選手。決して諦めず、目標に向かってひたすらに努力を続ける選手のために、私たちが出来ることとは。】

オリンピック開催に向けて出来ることは、選手をあたたかく見守ること

ブログ 東京オリンピック

全国各地を「聖火リレー」が巡り、本来であれば徐々にボルテージが上がるはずの東京オリンピック・パラリンピックですが、続くコロナ禍とあって、開催自体に対する疑問の声のボルテージも高まりつつあるところ。
 
一方、国家を挙げた一大イベントの万全の開催に向けて、各方面では粛々と準備が進められており、警備という重要な任務を担う警察もそのひとつ。
 
ちょうど、ある新聞記事にて、警視庁オリンピック・パラリンピック競技大会総合対策本部の上野良夫副本部長の安全実施に向けた種々の対応や自身の決意を語る記事を拝見しましたが、さすが、平成31年3月から元号をまたいで令和2年2月までの約1年、皇居や首相官邸、靖国神社など管内に重要箇所を数多く抱える麹町署の署長を務め、皇位継承に伴う一連の儀式を警備する中において、警備上の難易度が最高レベルとされた「祝賀御列(おんれつ)の儀」の陣頭指揮をされた方とあって、想像を絶する「想像と準備」のもと臨む姿勢には、ただ敬服あるのみという印象を受けた次第です。
 
上野副本部長は、「起こりうる事案を最大限イメージし、具体的な準備につなげること。現在に至るまで、常に心に留めている教えです」と述べ、この大会を、警察を含む治安機関の総力戦と捉えていると語られました。
 
本番を2ヶ月半後に控え、「万全を期すのは当然として、一方で、我々の力だけで乗り切れるものでもない」と、世界中の注目が集まる一大イベントの完遂へ、都民、国民一人一人に理解と力添えを呼び掛け、自身を含む全関係者のゴールは、“何も起こらない大会”だと記事は締め括られていました。
 
賛否両論はある中ではありますが、こうして「開催と成功のために」奮闘されている方々を思えば、軽々にオリンピック開催に対しての意見を述べるべきではないと考えるところであります。
 
さて、万全の準備といえば、当然その際たるは、大会の主人公であるべきアスリートな訳ですが、こうした選手に対して、心許ない言葉をぶつけてくる「輩」はいるようで、実は大変憤りを感じています。
 
それは、これまでもエールを送り続けてきている、競泳の池江璃花子選手に対してのものであるから尚のこと。
 
Twitterを始めとするSNS上では、池江選手に対して「五輪辞退を求める」、「開催反対に声を挙げて欲しい」といった趣旨の投稿や、さらに許せないのは「悲劇のヒロインを装うのは止めろ」とまで書かれたりもしていること。
 
ここまで来ると、とても人の気持ちを持った、同じ人間とは思えません。
 
こう書いていても、沸々と怒りが込み上げてくる訳ですが、当の池江選手は投稿を受けてのコメントを以下のようにTwitte上で述べています。
 
(Twitterは1投稿100文字以下の制限があるため、池江選手は4つに分けて投稿。以下、全文掲載します)
 
いつも応援ありがとうございます。
Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓
 
今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは↓
 
私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の↓
 
期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。↓
 
長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。
 
この池江選手のコメントを見て、涙が浮かびました。
 
病を克服し、ようやく出場権を得た池江選手は、心痛めているに違いないところ、自身のことのみならず、全てのアスリートの気持ちを代弁しているかのような姿、この言葉を聞き、さらに開催可否を軽々に語ることはすべきでないこと、出来ることは「あたたかく見守ること」であることと強く心に留めた次第です。
 
オリンピック開催可否について意見があれば、決定権のあるIOCや開催国である日本政府や東京都に向けて言うべきであり、アスリートに矛先を向けるのは一番やってはいけないこと。
 
もし、身近でそういうことを仰る方がいるのなら、怒りは抑え、そうして諭すことが、アスリートを守ることにつながると思い、私自身も行動したいと思います。
 
最後に、互いに責任逃れをしているように映っては、先に挙げたような心許ない言葉は増長されるばかりと思うところであり、日本政府や東京都に対しては、コロナ禍での開催となることを踏まえ、通り一遍の言葉でなし崩し的に時間を経過させるのではなく、こうした中にあっても「東京オリンピックを開催することの意義」を明確に国民、いや全世界に向けて発信する責務があると考えます。
 
でなければ、「お・も・て・な・し」と湧いた開催決定の瞬間も台無しどころか、全て逆効果に終わる可能性すらあり、そのことが最もアスリートを苦しめることになると考えるところであり、最もやってはならないことと思う次第であります。
 

【昨夕の風景。妙な色合いの空は、私の気持ちとオリンピック開催への複雑な国民感情を表しているように感じました。】

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