阪神・淡路大震災から27年

ブログ 防災

8000キロ以上離れた日本にも潮位変化をもたらしたトンガ沖の海底噴火。
 
驚くことにこの潮位変化は、火山の噴火による空気の振動「空振」が影響したとのこと。
 
火山の大規模な噴火で空気が一瞬で押され(気圧高に)、海上で気圧が高くなると海水面を押し下げるため、押された海水面が元に戻ることで盛り上がり、津波をもたらしたのではないかと専門家は分析しているそう。
 
当初、気象庁からの情報が混乱したのもこの関係のようですが、こうした発生メカニズムを知るに、とてつもない自然エネルギーの大きさを感じたところです。
 
そして何より、噴火から一夜経って以降も被害の詳細が把握されていないトンガの状況が心配であり、被害が最小限に留まっていることを願うばかりです。
 
さて、この週末はこうして、自然の脅威を感じつつ過ごした訳ですが、今日は阪神・淡路大震災からちょうど27年の日となります。
 
1995年1月17日に発生したこの地震は、ここ敦賀でも突き上げるような揺れを感じたことや阪神高速の倒壊シーンなど現地の衝撃的な映像は、四半世紀を経ても未だ記憶に新しく、恐らくこの後も忘れることのできない、いや忘れてはならない出来事なのだと思うところです。
 

【地震により倒壊した阪神高速。この光景を決して忘れてはならない。】
 
改めて被災状況を振り返るに、6434人の犠牲者、全半壊家屋約25万棟、10兆円を超える甚大な被害であった訳ですが、一方この震災は「負の遺産」だけでなく「正の遺産」も残しています。
 
「正の遺産」で最も大きいのは、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれているよう、阪神・淡路大震災では延人数で167万人ものボランティアが参加されたとあり、これをきっかけに災害ボランティアが定着。
 
東日本大震災では550万人のボランティアがあったなど、大きな復興の助けとなりました。
 
また、阪神・淡路大震災を教訓とし大規模災害に対応するため、高度な救出救助能力を有する隊員と装備で編成される消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が1996年12月に東京消防庁に発足し、その後は国内の大規模災害だけでなく海外の地震・森林火災・噴火災害・豪雨被害などへも派遣されていることなど、救急活動を行う組織的な対応にも反映されたことも「正の遺産」と言えるかと思います。
 
こうして、甚大な被害をもたらした大震災という大きな負の出来事に直面しつつも、日本人はこうして正の力に変えるとともに、何よりも秩序を守り、災害ボランティアに行けずとも、現地の方々を気遣う気持ちをカンパやメッセージに変え、助け合い、支え合って乗り越えてきたことを誇りにも思うところであります。
 
この後、阪神・淡路大震災発生時刻の午前5時46分を迎えます。
 
発生時刻に合わせ、兵庫県内各地では鎮魂の祈りが捧げられるとのことであり、私も黙祷により、犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げるとともに、今なお深い心の傷や後遺症を抱えて暮らす方々に対し、深くお見舞いを申し上げたいと存じます。
 
そして、大震災から27年となる今日。
 
この出来事を決して風化させることのなきよう、今一度、防災意識を高める日とすることは言うまでもありません。。

「戸締まり用心、火の用心」を合言葉に「年末特別警戒」実施中!

ブログ 防災

いよいよ年の瀬も迫り、今日は官公庁や多くの民間企業でも「仕事納め」。
 
この「仕事納め」に関しては、「仕事納め式」や少し仕事を早めに切り上げての「納会」などが恒例でありましたが、特に「納会」に関しては、一年の締め括りを職場内で慰労し合う、どこかホッとする雰囲気が好きだった私からすると、新型コロナによりほとんどの企業で中止としていることは、やはり寂しい気がするもの。
 
堅い話しで言えば、勤務中に飲食すること自体が企業コンプライアンス上どうなのかと叫ばれる時代の風潮ともあいまって、コロナを契機に、このままこの風習自体も無くなってしまうことも懸念する次第です。
 
一方、歓迎することとして、「仕事納め式」や「納会」があるから最後の日まで出勤しなければならないとの、ある種「縛り」のような考え方を見直すこと。
 
とりわけ、今年のように、27日、28日を休むことができれば大型の年末年始休みとなる場合など、いわゆる「ブリッジホリデー」を積極的に推奨することは大変良い取り組みと思うところですが、昨日ニュースを見ていると、働き方改革の一環で、和歌山県では、ひと足早く24日に県庁の「仕事納め」をし、必要な業務は28日まで続ける一方、職員に年末年始の積極的な長期休暇取得を促すことを目的とした取組みを行なったとのこと。
 
県庁では午後5時から、仁坂知事の訓示を庁内テレビ放送で各部署に流し、「年末年始に英気を養い、来年また県民のために頑張ってほしい」と述べたほか、実際、有給休暇を取得し28日から休みに入るという職員は「しっかりリフレッシュして、新しい気持ちで来年も頑張りたい」と話す様子が流れるなど、まさにこうした意識にもつながることが取組みの効果と感じた次第です。
 
なお、この年末年始も関係なく勤務される職種の方に対しては敬意を表しつつも、働き方改革はやはりトップリーダーの旗振り次第で、より進むものと考えるところです。
 
さて、私ごととなりますが、仕事納めとは逆に、昨晩から始まったのが、町内の「年末特別警戒パトロール」。
 
例年わが町内の年末特別警戒には、27日から30日までの4日間日替わりで毎回約60〜70名の方が参加され、3班体制で2回パトロールにあたっていましたが、今年も昨年に引き続き、コロナ感染に配慮をし、人数も区役員と防災部に限定のうえ、回数も20時からの1回としての実施としています。
 
もちろん、パトロールの合間の楽しみであった「豚汁」に「やかん酒」も無しということで、やや寂しい気もしますが、本来目的は「防犯・防火」の呼び掛けであると気持ちを引き締め直し、拍子木を合図に大きな声で「火の用心!」とパトロールしてまいった次第です。
 

【町内会館前に年末特別警戒体制を設置した様子】
 
今朝もまだ吹雪が続く敦賀市内であり、オミクロン株への警戒ともあいまって、今年もまた例年と違った緊張感がある訳でありますが、皆様におかれましては、何を置いてもこの年末、交通安全の「注意一秒、けが一生」に加え、「戸締まり用心、火の用心」の言葉を合言葉に防犯・防火にご留意のほど宜しくお願いいたします。
 

気温が上がらない「最強寒波」、路面凍結には十分ご注意を!

ブログ 防災

「今期最強の寒波」の言葉通り、降雪もさることながら、とにかく寒い日が続いています。
 
それもそのはず、敦賀観測所のデータでは、昨日の最低気温マイナス0.2℃、最高気温は2.7℃と差はたったの2.9℃しかなかったことに納得した次第。
 
昨夜からの積雪はそれほどでもなかったようですが、それでも早朝から除雪車の音が聞こえてきており、今日もフル稼働で対応されていることに感謝するところです。
 
昨日も知人(市役所近くのマンションにお住まいの方)のFacebookで、早朝にも関わらず市役所3階の一室だけ明かりが灯っている写真とともに、雪の対応をしている部署ではないかとの投稿を拝見しましたが、まさにその部屋は、位置関係からして道路河川課さんと思われ、以前にお聞きした話しでは、こういった降雪予報となれば体制を組んで庁内待機のうえ、除雪の統括指示や市内の道路状況パトロール、市民からの電話対応などにあたられるとのことであり、こうしている今現在も含め、昼夜分たぬ対応により安全・安心を守っていただいていることに感謝する次第です。
 
除雪に関しては、交通機能維持の観点から主要幹線道路から優先して対応することはお分かりいただいていることと存じますが、業者ごとにエリアを決め、限られた人的・物的資源(除雪車)でフル稼働しているとは言え、どうしても限界というのがありますので、細かな筋道までの除雪に時間が掛かることは何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
 
降雪による道路事情については、敦賀市のホームページを見ると、国道8号(下り線 敦賀市疋田(疋田交差点)以南から)で集中的な除雪作業を行うため27日2時45分から6時00分までの間、通行止めとなっているほか、北陸自動車道では上り線(米原方面)敦賀ICから米原JCTまでの間、舞鶴若狭自動車道では下り線若狭美浜ICから敦賀JCTまでの間を除雪するとあります。
 
また、鉄道に関しては。JR小浜線が除雪作業のため、始発から昼ごろまで運転を取り止めると昨日のうちに発表しています。
 
運転再開は東舞鶴駅―小浜駅間が正午ごろ、敦賀駅―小浜駅間が午後2時ごろの見込みとしており、交通機能障害とまでは行かないものの、こうして安全を優先のうえ、前広にアナウンスをされることは、利用者にとっては計画性をもって対応できることにつながるため理解するところであります。
 
この雪に関しては、昨日もお隣石川県の白山市内では、乗用車が道路脇にある電柱に衝突する事故があり、車を運転していた60歳の女性が死亡、鳥取自動車道では大型トレーラーが動けなくなったことを起因とし、約4時間に亘り立ち往生が発生するなど、各地でも事故や交通機能の麻痺となっていることを踏まえ、やはり細心の注意を払っての行動や判断が必要と改めて認識する次第です。
 
昨日から続く「大雪警報」ですが、福井気象台の発表によると、福井県嶺南地方では本日のお昼ごろまで警戒とあります。
 
とは言え、相手が自然だけに予断は許しませんが、とにかく気温が低いことを思えば、特に「路面凍結」には慎重に慎重を期して行動せねばなりません。
 
1秒の油断で、穏やかな年末年始を台無しにすることなきよう、ともに注意して過ごしましょう。
 

【昨朝の我が家前。15時ごろには綺麗に除雪していただき感謝。】

火災に交通事故、そして雪。今一度気を引き締めて過ごしましょう。

ブログ 防災

全国ニュースで大きく取り上げられている大阪市北新地のビル火災。
 
午前10時20分頃に119番通報があり、同45分頃にはほぼ消し止められたとのことですが、8階建てビルの4階フロア約20平方メートルが燃え28人が負傷、このうち27人が心肺停止という大惨事となりました。
 
大阪府警は放火の疑いがあるとみて捜査しているとのことですが、どんな事情があったにせよ、罪のない人の命まで奪う行為は断じて許されるものでなく、またお亡くなりになられた方々に対しては只々ご冥福をお祈りするばかりです。
 
一方、この火災発生とほぼ同時刻、福井県内では北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で50台以上が絡む多重事故が発生。
 
福井県警や消防によると、6人が病院に運ばれ、1人は足の骨を折る重傷、他の5人は首や頭に軽いけがをしたものの命に別条はないとのこと。
 
トンネル内の少なくとも24ヶ所で追突事故が発生したとあり、警察やネクスコ中日本によると車両からのオイル漏れが確認されていて、路面が滑りやすくなっていたということで、事故との因果関係が極めて高いと推察されるところです。
 

【敦賀トンネル内での事故の様子(FBCインターネットニュースより引用)】
 
ニュースでは、事故に巻き込まれた男性が当時の状況を「福井北インターから路面が油だらけだった。武生ぐらいからオイルの量が増えて、トンネル内に入ったら滑ってブレーキが全く効かなかった」と説明。
 
また同じく女性ドライバーは「トンネルに入る前からオイルの臭いがずっとしていた。全くブレーキが効かなくてサイドブレーキで止まった」と話しており、異変に気付きながらの事故発生を防ぎようがなかったのか、自分ならどう行動したかと考えた次第。
 
この事故により、19時前に全線解除となったものの、上り線の武生インターチェンジ(IC)―敦賀IC間、下り線の敦賀IC―今庄IC間が一時通行止めとなり、交通網にも大きな影響が出た1日となりました。
 
また、火災に話しを戻すと、ここ敦賀でも12時00分頃に同市岡山町2丁目付近において建物火災が発生。
 
消防車が出動し、約10分後には終息したとの情報が入り安堵したものの、こちらも他人事と思わず警戒せねばと認識した次第です。
 
そして夜半からは今年最強の寒波による雪予報。
 
夜間もアラレが窓を叩く音が聞こえていましたが、今朝起きるとうっすらと積もる程度。
 
今のところ事故情報はありませんが、路面凍結に加え、今後も雪マークとなっているため、まずは不要不急の外出を控え過ごすことが肝要と思う次第です。
 
つらつらと物騒なことばかり申し上げましたが、こうした事案発生の都度、いかなる状況にあろうと迅速に対応されている警察や消防の皆さんに最大限の敬意と感謝を表しつつ、私たちがすべきことは、「自分の身は自分で守る」との意識のもと、少しでも火災や事故の発生リスクを低減するため行動すること。
 
年末の交通安全県民運動における注意事項、さらには年末警戒の意識を高め、この後に控える年末年始を穏やかに過ごせるよう、ともに気をつけて過ごしていきましょう。

12月11日〜20日は「年末の」交通安全県民運動!

ブログ 防災

時折激しい雨が降った昨晩ですが、町内では今年最後の班長会議を開催。
 
以前の班別常会(班ごとに区への要望や意見をお伺いする場)で挙がったご意見に対する区の対応方針説明を始め、年末27日から30日に掛けて行う「年末警戒パトロール」、年明けの「ドンド焼き」などについて確認しました。
 
班別常会の件については、さながら労働組合役員時代と同様、職場(町内)の生の声を聞いて職場(町内)環境改善につなげるものであり、こうして区民の皆さんとともに課題意識を共有するということは非常に大切なことと改めて感じた次第です。
 
そして、今年も早や残り20日ともなり、恒例の年末警戒パトロールということですが、コロナ禍前は各班から大勢が集い「火の用心!」の声掛けを2回巡回、インターバルの休憩時にはヤカン酒に豚汁をすすって暖まるのが楽しみのひとつでもありましたが、昨年に引き続きそれはなし。
 
区役員と防災部を中心に1回のみ巡回ということとなったものの、町内全体が穏やかに年末年始を過ごせるよう本来の火災予防呼び掛けをしっかり行いたいと思います。
 
さて、もう一方の年末警戒といえば、こちらは交通安全。
 
12月11日から20日に掛けては「年末の交通安全県民運動」が実施されています。
 
「ゆっくり走ろう雪のふる里北陸路」を北陸三県の統一スローガンに掲げ取り組まれているこの運動ですが、「運動の重点と取組み」を次のとおりとしています。
 
【運動の重点と取組み】
(1)高齢者の交通事故防止
(2)夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
(3)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(4)雪寒期の交通事故防止
(5)飲酒運転等の危険運転の防止
 
どの項目も重要なことに違いありませんが、ここ最近の県内の傾向を見るに、自分なりに特に留意すべきは(1)と(2)ではないかと。
 
とりわけ(2)に関しては、真っ暗になる退勤時間に昨日のような雨が降り、さらに対向車のライトが重なると極めて視界不良に陥り、実は私もヒヤッとしたことがあります。
 
歩行や自転車に乗車する側も然りでありますが、「慎重に慎重」を期して、「かもしれない運転」を心掛けていかねばなりません。
 
火災も交通事故もひとたび発生すれば、この年末どころか一生を棒に振ることになります。
 
この県民運動を契機に、今一度、運転の基本を思い返し「事故ゼロ」で過ごせるよう、皆で意識を高めていきましょう。
 
※「年末の交通安全県民運動」ポスターを添付しますので、是非お目通しのほど宜しくお願いいたします。

玄関先のイエローリボンは「無事」の証

ブログ 防災

北朝鮮による拉致被害者家族会などが13日、東京都千代田区で国民大集会を開き、出席した岸田首相は「拉致問題は岸田内閣の最重要課題だ。私の手で必ず解決しなければと強く考えている」と決意を述べたとあったところですが、今日15日は横田めぐみさん(拉致当時13歳)が北朝鮮に拉致されてから44年となります。
 
また昨日は、昭和52年11月15日、新潟市で横田めぐみさんが連れ去られて44年となるのを前に、全被害者救出を誓う集会が同市であり、リモートで参加した母の早紀江さんは「国家犯罪で拉致された日本人を連れ帰さなければならない。知恵を働かせ、力を合わせ、解決に導いていただきたい」と政府に要望したとのこと。
 
めぐみさんに関する情報は、北朝鮮にいるということ以外はほとんどなく、被害者家族の高齢化などもあって焦りは募るばかりですが、それでもなお、早紀江さんらは再び抱き合う日を「希望を持って待っている」と言い切られています。
 
岸田首相も力強い言葉で、問題の解決に向けた決意を言い切りましたが、私たち国民ひとり一人も決して他人事と思わず、風化させないことに全力を挙げねばと思う次第であります。
 
さて、前置きが拉致問題となりましたが、決して軽んじている訳で無いものとご理解いただいたうえで、その解決の意思を示す「ブルーリボン」に対し、本日は「イエローリボン」の話しとなります。
 
晴天に恵まれた昨日午前中は、私が住む町内では「防災訓練」を行いました。
 
9時の発災想定のもと、区役員、防災部や防犯部を始め各専門部、各班長が開館前に集合、災害対策本部設置を宣言した後、町内全戸の「安否確認」を行いました。
 

【開館前に集合した様子】
 
本来であれば、町内にあるグラウンドへの避難訓練までを行うところですが、昨年に続き今年もコロナ禍に配慮し、避難で集合することは見送ったものの、それでもやはり全員参加の形で防災に対する意識啓蒙、実際の訓練を継続することは非常に大切なこと。
 
今回の訓練は、発災後、各戸で安否確認をしていただき、「自分の家は無事」との状況を玄関先に「イエローリボン」を掲示することで状況表示、それを班長さんが確認しに回るというもの。
 
また、防災部は班長さんのバックアップに回るほか、災害機材の点検、福祉部は救急機材の点検、防犯部は町内避難ルートの安全確認と、それぞれの役割ごとにテキパキと行動されていました。
 
私はというと、副区長という立場から、災害対策本部長である区長の補佐として、各部との連絡や訓練の状況をホワイトボードに書き出す役割を担わせていただきました。
 
こうして訓練は迅速な対応のもと進み、全ての安否確認を終え、再集合するまで44分(発災時間より)。
 
町内500軒中、イエローリボンが掲示されたお宅は378軒(75.6%)との結果となりました。
 
数字だけで言えば、昨年は82.4%であっただけに、約7%下がったことに対しては分析、評価が必要となりますが、それでもこうして多くの町民の皆さんが意識を持って参加いただけたと受け止めるところです。
 
来年こそは、コロナ禍から脱し、通常ベースの実働訓練ができることを願うところですが、1年に1回とは言え、町内を挙げて訓練することの意味は大変大きいものがあるため、私自身、役員の一人として、例えば高齢者や障がいのある避難行動要支援者の避難体制をより具体的にどうするのかなど、実効性あるものにしていくための改善を図っていければと思います。
 
冒頭の拉致問題に関して、私もブルーリボンバッジを常に襟元に着けていますが、その思いは「奪還」とともに「問題を風化させない」との意思表示であります。
 
種類は異なれど、訓練でのイエローリボンも災害に対する意識を忘れないようにとの意思が込められています。
 
イエローリボンのほうは、使う機会が無いに越したことはありませんが、こうして町内の皆さんと防災について考え、意識を高めることによって、皆で助け合う「共助」と「近助」のある災害に強いまちとなるよう、自身も汗をかいていきたいと考えます。
 

【我が家の玄関のイエローリボン。使うのは訓練だけにしておきたいところです。】

福井県「交通死亡事故多発警報」発令中

ブログ 防災

全国的に激減した新型コロナウイルス感染者ですが、昨日はここ福井県もゼロ。
 
これで新規感染者がなかったのは4日連続となります。
 
こうした状況においても県は、県外往来や飲食等の場において決して対策を緩めないよう呼び掛けを続けておりますが、私も次の波を抑え、終息に向かうための鍵はこの秋から年末に掛けての期間ではと思うことから、引き続き基本的対策のご協力をお願いする次第です。
 
一方、注意報や警報が全面解除されたコロナとは逆に「警報」発令されたのが「交通事故」。
 
福井県警察本部においては、元々この時期に交通死亡、重傷事故が多発することから警戒情報を出し注意を呼び掛けていたところですが、11月に入り福井県内で交通死亡事故が3件相次いだことを受け、県は4日「交通死亡事故多発警報」を発令しました。
 
13日までの10日間、県警による指導取り締まりやパトロールを強化するほか、街頭啓発などを行うとしており、発令は10月13日に続き今年2度目となります。

【福井県警察による啓蒙チラシ】
 
福井新聞によると、県内では、10月28日に福井市で車同士が衝突し、同乗していた女性が死亡。11月3日には同市で歩行者の女性が車にはねられ、4日は越前町で車と衝突した自転車の男性が亡くなった。3人はいずれも65歳以上の高齢者だった。
 
警報期間中は、全17市町で薄暮時間帯に一斉街頭啓発を実施。運転者には、車載テレビを見ながら運転しないことや早めのライト点灯を呼び掛ける。高齢者には反射材を無料配布し、着用を促す。
 
県県民安全課によると、10~12月は例年、薄暮時間帯の死亡・重傷事故が増える傾向がある。昨年は10月9人、11、12月各5人が死亡。今年は10月5人、11月は2人が亡くなっている。特に高齢者が亡くなるケースが目立つという。
 
今年の死亡事故死者数は4日午後5時現在で21人(前年同期比10人減)。重傷者数は3日までの速報値で138人(同2人増)となっている。
 
とありました。
 
私も昨日18時頃、ミライエを見に金ヶ崎方面まで運転していると、薄暮(を通り越し真っ暗だったか)でただでさえ見にくいところに加え、対向車のライトが重なると、交差点などでの横断者が非常に見づらく、ヒヤリとする場面も体感したところです。
 
もちろん加害者としてだけではなく、被害者となる可能性もあります。
 
交通安全も感染症対策と同じで、肝心なのは「基本ルールの遵守」と思いますが、先般県警のホームページに掲載された警戒情報には、事故の特徴や運転時のポイントが分かりやすく書かれていました。
 
一瞬の気の緩みや不注意をなくすことはもとより、今一度そうした傾向や注意点を念頭に置きながら家族や知人にも呼び掛け、一生を棒に振ることのなきよう警戒して過ごしたと思います。

敦賀の水道は、資源も人も「貴重な宝」

ブログ 防災

秋晴れが戻った昨日の敦賀。
 
朝夕はめっきり涼しくなったというのに、まだ半袖短パンで寝ている私が言うのも何ですが、皆さまにおかれましては体調管理に十分ご留意のうえお過ごしくださいませ。
 
さて、昨日は「世界は熾烈なエネルギー獲得競争だ」と書きましたが、同じ分野の話しで、13日に国際エネルギー機関(IEA)が公表した世界エネルギー見通しで、脱炭素に向けては年間4兆ドル(約450兆円)の投資が必要との見解が示されました。
 
現状の3倍以上にあたる投資水準にあたるそうで、再生可能エネルギーや水素などへの投資を加速させる必要性を説き、先進国を中心に脱炭素への投資が増える一方、新型コロナウイルス禍の経済対策(エネルギー需要増)として石炭火力発電所が建設されるほか、中国など新興国を中心に石炭の利用が増えるなど逆行する動きもあり、IEAは2021年の排出量の増加幅はリーマンショックの際に次いで過去2番目の大きさになると見ているそう。
 
目標としての脱炭素は理解するものの、ここでもやはり背に腹を変えられない、低廉で安定した電力供給をいかに確保するかこそ、真の世界の潮流であると認識しておきたいと思います。
 
こうして、どちらかと言えば経済的需要との見方をしてしまいがちですが、そもそも電力は人々の生活に関わるラインラインであり、無くてはならないもの。
 
また、同じライフラインで重要なのは「水」でありますが、先般、市役所にお勤めの方が投稿されたFacebookにて、今月3日、和歌山市で水道用の橋の一部が崩落して大規模な断水が発生した件を受けて、敦賀市の職員2名が給水活動を支援するため現地に派遣されていることを知りましたが、その後任務を終えて帰敦し、13日には敦賀市長に活動の成果を報告したとの新聞記事がありました。
 
Facebookでは、応援給水に派遣されたのは、上水道課の職員2人と給水車ということで、当時断水は解消しましたものの飲用には使えない状況であることを踏まえ、15日まで応援給水の予定とありましたが、既に帰敦されたところを見ると、予定より早く飲用可のレベルにまで復旧されたことと推察するところです。
 

【現地で災害復旧対応にあたる敦賀市上水道課の職員さんと給水車(上記のFacebook投稿より)】
 
別のニュースでは、和歌山市の断水は、約6万戸が影響を受ける大規模なものとなる中、敦賀市から派遣のお二人は、4日間に亘って和歌山市内の4つの小中学校で給水活動を行い、水を求めて集まる大勢の市民への対応を行ったとしたうえで、水を入れる容器を持っていない市民が多かったため繰り返し使用できるポリエチレン製の「応急給水袋」が非常に役立ったことなどを報告されました。
 
また、現地の市民からの感謝の言葉を励みに活動を続けたことなども伝えていました。
 
現地に派遣された敦賀市上水道課の課長補佐は「今回の活動を通して、敦賀市でも老朽化した水道管への対策に取り組んでいくことが改めて大事だと感じました」と話したとありました。
 
市長からは「給水支援お疲れ様でした。ゆっくり体を休めてください。」との労いの言葉が贈られたともあり、私も全く同感。
 
こうして、敦賀でのご経験と技術を生かし、重要なライフライン復旧に寄与されたことを労うとともに、一市民としても大変誇りに思うところです。
 
ちなみに、敦賀の水道事業に関しては、過去に私もブログ掲載しており、一言でいえば「敦賀の水は安価で安心、貴重な宝(財産・資源)」でありますので、関心ある方はぜひ、以下リンクからお読みいただければと存じます。
 
 →→→国民の生命を守る「自衛隊」と「水道事業」(2020年2月16日ブログ)
 
 →→→考えを知ってもらうために【敦賀市水道事業給水条例の一部改正】に対する討論全文(2020年3月27日ブログ)
 
 →→→令和3年10月より上下水道料金改定。使用者公平負担の原則に則り、何卒ご理解を。(2021年8月23日ブログ)
 
なお、最後の課長補佐の言葉にあった「水道管の老朽化」に関しては、全国の自治体に共通する課題といえ、ここ敦賀市においても2020年に策定された「敦賀市新水道ビジョン」の中に以下のように記載されています。
 
◉施設の耐震化
基幹管路(給水上、重要な役割を果たす管路)の耐震適合率(耐震管に加え、良い地盤に布設された比較的耐震性が高い管路を含めた耐震化の指標)は、平成27年度で59.8%(全国平均37.2%)となっていましたが、簡易水道事業の統合により分母となる管路の延長が増えたことで33.2%となり、また、大規模地震を踏まえた布設地盤の見直しにより、平成28年度には 18.0%となりました。
現状では、市街地部に液状化の危険度の高いエリアが広範囲に及ぶ一方で、市内全域に非耐震管が布設されており、中でも強度の低い塩化ビニル管等の老朽管が多く残っています。
今後は「施設耐震化計画」に基づき、災害時に重要となる病院等の施設など、給水の優先度が高い施設への配水管について、塩化ビニル管や老朽管から耐震性能を有するダクタイル鋳鉄管等に布設替えすることが課題です。
 
とこのように、大規模地震にも備えた耐震化が重要とあり、こうした事業を行うためにはもちろん相応の費用が掛かる訳ですが、先に述べた祖先から脈々と大切に継承されてきた「貴重な宝」を後世に引き継いでいくためにも、使用者公平負担の原則に基づき、ご理解とご協力をお願いいたしたく存じます。
 
最後になりますが、facebook投稿には続きがあり、上水道課の職員さんが日本水道協会で「直送ポンプを用いた施設配合」と題し、増圧ポンプ設置による送水ポンプ場及び貯水池の廃止により、統廃合を行わなかった場合と比較し、建設改良費で2億円以上の削減、運転維持管理は年間200万円以上の削減となり、経営面で大きなメリットを生むことが出来たと研究発表したところ、高評価され機関新聞にも掲載されたとありました。
 
先人たちが知恵と工夫で守ってこられた「安くて美味しい敦賀の水」、そしてこの「水道マンスピリット」(私が勝手に呼称)は、こうして現役世代にも引き継がれていることを嬉しく、そして頼もしく感じた次第です。
 
災害時はもとより、生死に関わるライフラインは何と言っても「水と電気」。
 
そのライフラインを守る「電力マン」の一員として「水道マン」にエールを送るとともに、分野は違えど互いに切磋琢磨をし、より安心で安全な環境づくりに貢献出来ればと考え、本日のブログを閉じさせていただきます。

首都圏「最大震度5強」の地震で露呈したこと

ブログ 防災

ここ数日は青空広がる天気が続き、視覚的には大変気持ちが良いものの、昨日の敦賀の最高気温は28.9℃(13時55分)。
 
10月に入ってからはネクタイをしているため、余計に暑いと感じる訳ですが、とはいえ二十四節気の「寒露」を過ぎ、10月22日頃までの期間は、夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃なのだそう。
 
確かに、日中は多少暑いものの空気が澄んだ秋晴れ、朝晩の冷え込みも気持ち良い程度で、夜は見上げるとクッキリ輝く月が見られるとあって、一年でも最も良い季節ではと思うところ。
 
こうして暦の節目節目で季節の移り変わりを感じること自体、日本固有のものかとも思いますが、快晴予報の今日一日も大切に過ごしていきたいと思います。
 
さて、天候の話しとは少し違いますが、この1週間は6日は青森県三八上北で、翌7日には埼玉県南部で最大震度5強の大きな地震が発生しました。
 
特に首都圏で発生した7日22時41分の地震は、8日時点の負傷者が1都4県で計43人に上り、うち4人が重傷。
 
鉄道や水道などのインフラに関しては、鉄道の運休により、主要駅には同日未明まで帰宅困難者があふれたほか、JR東日本では7日深夜以降、新幹線と在来線16路線で運休や遅れが生じ、計約36万8千人に影響。
 
水道に関して東京都内では、水道管23ヶ所で漏水被害が確認され、都水道局によると、水道管の損傷はなく、いずれも空気を抜くための弁からの漏れで、8日早朝までに修復したとのことですが、「この規模で一斉に漏水が起きたケースは過去になかったはず」(都担当者)との見解のもと原因究明を進めているとのこと。
 
それでも朝方までに全ての修理を完了させ、復旧したことは現場力の賜物だと思う訳ですが、ちなみに厚生労働省によると、東京都の水道管のうち、法律で定められた耐用年数である40年を超えているのは16.2%に上るとのことであり、都によると、今回の漏水の原因も経年劣化による不具合だった可能性があるとしています。
 
また、インフラ以外では、高層ビルやマンションではエレベーターの停止が相次ぎ、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で、利用者の閉じ込め事案が28件発生したそう。
 
こちらは、28件という数字をどう見るかにもよるので事実としてあったに留めます。
 
今回の地震を受け、都市防災の専門家は、「首都圏の直下地震ではあまり注目されてこなかった長周期地震動が大きく生じ、インフラへの被害が生じた可能性がある」と分析したうえで、「首都直下地震を見据え、こうした建造物を点検し直し、各家庭でも家具を固定するなどの備えをしっかりとする必要がある」と訴えています。
 
先の鉄道インフラに戻ると、今回は新型コロナウイルスの影響や深夜の地震発生ということで、まだ乗客は少なかったほうですが、これが東日本大震災時のように昼間の活動時間中であったらと思うと、さらに影響は増大していたものと推測するに、「都市部の脆弱さ」はまだまだ改善に至っていないものと感じた次第です。
 
気象観測、予測技術は年々精度を高めており、降雨や降雪、台風などはある程度、心づもりをして備えることが出来ますが、地震だけはそういう訳にはいきません。
 
であるがために対策も難しい訳ですが、被害・影響を少しでも小さくするには、やはり家屋、インフラ設備を含めた耐震化などハード整備、次にバックアップ機能の整備や避難などソフト面ということになろうかと思います。
 
いつ起こるか分からないばかりでなく、どこで起こるか分からないのも地震。
 
至近の2つの地震も対岸の火事と思わず、ここ敦賀市にも置き換え考えておきたいと思います。
 

【耐震といえば敦賀市役所。来年1月からは、半世紀前に建設された現庁舎(写真手前)から免震構造を備えた新庁舎(奥)での運用となります。】

「秋の交通安全県民運動」展開中!〜自身のヒヤリハット事例より〜

ブログ 防災

昨日は「秋分の日」にちなみ、「暑さ寒さも彼岸まで」と書きましたが、夏を思い出したかのように、全国では30度を超える地点もあったようです。
 
とはいえ、朝夕の涼しさ、虫の鳴き声、そしてなんと言っても、一段と日が暮れるのが早くなってきており、やはり季節の変わり目を感じる今日この頃。
 
そのような中、9月21日(火)から9月30日(木)までの10日間は、全国的な運動と連動し、福井県においても「秋の交通安全県民運動」が展開されています。
 
既に多くの方がブログやSNSなどで協力を呼び掛けている中で恐縮ですが、福井県のホームページを見てみると、本運動の主唱は福井県交通対策協議会、実施機関・団体として福井県や福井県警察、福井県教育委員会、市町および福井県交通対策協議会の構成機関・団体となっており、まさに県全体で取組んでいるもの。
 

【今年度の啓蒙ポスター】
 
具体的な「運動の重点と取組み」では、「1.子どもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保」など4つの項目を挙げている訳ですが、冒頭述べた早い日暮れなどを考えると、季節柄、特に留意しておきたいのが、「2.夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上」です。
 
私ごと、しかもローカルな体験談となりますが、昨日18時過ぎの出来事。
 
お通夜に参列するため、車でバロー敦賀店(市野々)前のT地路付近を通ると、ユニクロ方面からの対向車、バローから出てくる車、アオキ側から出てくる車の3つのライトが交錯する向こうに何と、対向車の陰からご高齢の方が乗った自転車の陰が現れました。
 
薄暮の時間は過ぎ、既に真っ暗になったT地路、しかも錯綜する状況から、私も十分警戒、一旦停止したため、何事もなく自転車も横断を終えた訳ですが、もし私がスピードを緩めることなく、このT地路に突っ込んでいたらと思うと背筋が寒くなりました。
 
確かにここはバローとアオキの間には横断歩道があり、まさに県民運動の取組みで言えば、2番のケースに該当する訳ですが、「歩行者優先」の認識を強く持ち、「だろう運転」ではなく、常に「かもしれない運転」でリスク想定する運転を心掛けねばと痛感した次第です。
 
ちなみに、運動の取組みのあと2つは、
3.自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底
4.飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶
となっています。
 
「注意1秒、けが一生」とは良く言いますが、実際に加害者、被害者どちらの立場になったとしても、加害者であれば、一生懸けても償い切れない心の傷、被害者であれば自身の心身はもとより、ご家族などへの心身の負担は計り知れないばかりか、失われた命や肉体の機能は戻ってはきません。
 
便利な自動車は、時に「凶器」になります。
 
しかも勝手に「凶器」になるのではなく、すべて操作するドライバーの慢心や不注意、技術不足がそうさせてしまうのであり、今一度そのことを肝に銘じるとともに、自分だけではなく、まずは身近な家族、そして職場や地域で認識共有することが、この県民運動の趣旨にあると思うところです。
 
なお、県民運動における「交通事故死ゼロを目指す日」を9月30日(木)としています。
 
ゼロリスクはこの世にないと言いますが、ほぼ人為的に発生する交通事故死は、皆の意識、取組みでゼロにできると思いますので、是非とも皆さまも、この運動週間にご留意いただくとともに、醸成した高い意識のもと、今後も運転にあたっていただきますようご協力を宜しくお願いいたします。
 
本日は、自分への戒めも含めて呼び掛けさせていただきましたこと、ご理解いただければ幸いです。
 

【参考まで、「運動の重点と取組み」も掲載いたします】

« 古い記事