「共助と近助」は地域コミュニティあってのこと

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心積りをしていた4回目コロナワクチン接種の副反応ですが、意外や気に掛かるほどの体調変化なく、今朝を迎えています。
 
3回目の時は、ちょうど24時間を経過した辺りから発熱と倦怠感が増した訳ですが、これで36時間以上経過しているため、ひとまず安心といったところ。
 
コロナに関して言えば、今度は第8波襲来とありますが、一方、以前に岸田首相から検討指示のあった感染症法上の取扱い(2類→5類など)検討はその後どうなったのか。
 
最近はやや、その方面の議論への関心が薄れてしまっていましたが、今一度経過を追っておかねばと思う次第です。
 
さて、コロナと経済の両立、いわゆる「ウィズコロナ」が叫ばれるところ、中々再開に踏み出せていないのが地域単位の行事。
 
私の住むひばりヶ丘町では、役員会や班長会議などは実施しているものの、お祭りや敬老会、新年会など飲食を伴うものに関してはやはり、再開を見送りここまで経過しているところです。
 
そうした中、コロナ禍においても継続すべきと取り組んできたのは「防災訓練」。
 
とはいえ、一ヶ所に大勢が集まる避難訓練は控えつつですが、町の災害対策本部設置から町内全戸の安否確認までを行う訓練を年一回続けてきており、昨日も開催したところ。
 
私は副区長として、区長補佐の役割にて参加しましたが、9時に地震発生との想定のもと、災害対策本部の設置、本部の指示に従い各班長で分担しての全戸安否確認、防犯部による被災状況パトロール、防災部による器具点検、福祉部では開館避難時の物資確認など、それぞれの役割と行動を確認しました。
 

【地震発生とともに会館に集合した各役員。この後、災害対策本部を設置。】
 
わが町では、安否確認で無事の場合、「黄色リボン」を玄関周りに掲示するとしていますが、本日掲示されていた割合は約70パーセント。
 
この数字をどう捉えるかですが、やはり全員参加が望ましいことからすると、より参加率を高めるため工夫をしていかねばと認識する次第です。
 
先日、視察をした熊本県球磨川水害の際、お年寄りの命がギリギリのところで助かったのは「上へ行け、上へ行け」と近所の方々が垂直避難を呼び掛けたからだと伺いました。
 
また、8月に福井県内であった豪雨でも、甚大な被害のあった南越前町で、浸水に気付いたお隣さんの「逃げるぞ!」の呼び掛けで危機を逃れたとの話しもありました。
 
こうした実例を聞いて思うのは、災害発生時に重要なのは何を置いても地域内、ご近所同士で助け合う「共助と近助」だということ。
 
地域の対応力を高める秘訣は、訓練のみならず、やはり根幹となるのは日頃のコミュニティ。
 
いわゆる良好なご近所付き合いあってこそと思う次第です。
 
そうして思えば、お祭りにはお祭りの(結束力を高める)、敬老会には敬老会の(お年寄りの顔を知る)意味合いというのは単に楽しむだけでなく、町内の災害対応力を一層高めることにつながるものとも認識するところ。
 
昨今、全国各地で多発する自然災害ですが、「まさか」はわが町にも起こり得るとの想定のもと、まずは自助、そして共助と近助で対応力を高めるべく、引き続き、地域の一員としての役割を果たしていきたいと考えます。

百聞は一見に如かず 〜球磨川水害が残した大きな爪痕〜

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敦賀市議会では昨日、議員説明会並びに研修会が開催されたところですが、私の方は随分以前に予定を入れていた件があったため、そちらを優先させていただきましたことご容赦願いたく。
 
さて、その件とは、熊本県に出向いての情報交換会と災害対策に関する視察。
 
まず情報交換会については、母体の原電労組政治活動委員会役員とともに、熊本県電力総連さん並びに島津哲也・熊本市議会議員と、お互いの政治活動や組織・職場との連携などについて共有を図るというもので、コロナ禍前に四国電力総連さんに伺って以来の開催。
 
ちなみに、島津議員は私と同じ一期目の当選同期で、議員に成り立てに受けた研修でご一緒して以来、普段よりSNS等を通じ、良い意味で刺激し合う関係でありますが、昨日改めて直接お会いし、日常の細かな議員活動などをお伺いするに、見習うべき点が多々あり、私にとっても組織にとっても大変有意義な場となった次第。
 
なお、ともに来年4月に選挙を迎える者同士でもあり、今後もお互いに切磋琢磨しながら、それぞれのまちの発展に貢献していければと思います。
 
情報交換会の後は、かねてより島津市議にお願いしていた災害対策視察のため八代市へ。
 
熊本市から南に車で移動のうえ、現地では大倉裕一・八代市議会議員にも合流いただき、令和2年7月に発生した球磨川での大規模水害について、詳細なご案内並びにご説明をいただきました。
 
車で球磨川沿いを上がると、一級河川でまさに清流のロケーションで、あのような災害があった川とは信じられませんでしたが、2年を経てなお、国道や護岸は、あちらこちらで復旧工事が続いていたほか、鉄道路線の損壊、残されたままの浸水家屋が当時の壮絶さを物語っていました。
 

【3本の橋が流されたうちの1箇所。両岸に橋脚だけが残された姿に唖然としました。】

【以前は蒸気機関車も走らせていたJR鉄道(赤い橋)。復旧手付かずの理由は、第3セクターでの運営、赤字路線であるということ。】

【甚大な被害のあった坂本町付近。球磨川が90度以上に屈折しており、正面(護岸修理されている場所)にぶつかった流れが行き場を失い、道路標識の上まで水で溢れ返ったとのこと。】
 
車中並びに要所で停車し大倉市議から話しを伺うに、線状降水帯の動きが予想できず遅れた(と言える)行政の災害対応、濁流渦巻く中、危機一髪でお年寄りの命が救われた救出劇のこと、さらには甚大な被害のあった坂本町では、上流のダム撤去が行われた一方、行政が設置した「さかもと復興商店街」にて地元の皆さんが奮闘されている状況も拝見することが出来ました。
 

【プレハブの店舗で運営している「さかもと復興商店街」。写真は左から大倉・八代市議、島津・熊本市議、私。】
 
とりわけ、「さかもと復興商店街」の会長さんともお話しすることが出来ましたが、自らが大変なご苦労をされているにも関わらず、地元商工会議所青年部としてこの災害の教訓を広く伝えるべく取り組まれている姿に胸を打たれました。
 

【災害の状況を知ってもらうべく作成されたタペストリー】
 
まさに「百聞は一見に如かず」。
 
ここに来なければ分からなかった「リアル」がありました。
 
ひとたび大災害が起これば、公共機能の移転や住民の生活を一変させることになるなど、先の長い復興半ばの姿に考えさせられることばかりの約3時間でありました。
 
敦賀市も本年8月の豪雨で被害を受けたばかりですが、「まさか八代で起こるとは思わなかった」との言葉が物語るとおり、自然災害はいつわが町を襲うやも知れぬとの想定のもと、高い危機意識とリスク想定のもと、確実な備えにつなげねばと再認識した次第です。
 
最後に、大変お忙しいところ対応いただきました熊本県電力総連の皆さま、そして島津市議、大倉市議のご両名に心より感謝申し上げます。

台風対応で感じた「近助」の大切さ

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嵐が去った静けさとは、まさにこのことか。
 
台風14号の接近に伴い、福井県内には19日午後3時35分に暴風警報が発表され、以降警戒が続いたところですが、夜半に本県を通過、午前3時には暴風域がなくなり、5時現在では新潟県南西を進んでいるとのこと。
 
ここ敦賀は、ポツポツと雨が降っているものの、虫の音が聞こえるほどの静寂さが戻り、やや安堵する次第です。
 
台風14号に対して敦賀市は、一昨日に自主避難所の開設を決め、昨日10時にプラザ萬象など市内6ヵ所に設置。
 
私の住んでいる粟野地区でも粟野公民館で開設とあって、9時頃準備状況を確認しに行くと、受付やホールの設営が行われていたほか、その後、市の物資班が毛布や非常食などを運搬してこられ、受け入れ体制が整う過程を確認することができました。
 
またこれと並行して、我が町内ではご高齢の夫婦が避難をしたい(できれば近場で)との連絡があったことを受け、区として会館を避難所開設することを決定。
 
午後2時にご夫婦を会館まで送迎、役員も集合のうえダンボールベッドの設置や生活用品を整えたほか、停電に備え懐中電灯まで準備しておくなど、あらゆる想定のもと準備をした次第。
 

【ダンボールベッド組立の様子】
 
なお、町内での避難所は、私の住むひばりヶ丘町以外に、若葉町と金山が開設したとあり、恐らく同じような対応がされたのかと認識するところです。
 
また、非常食などに関しては、区長から市に連絡のうえ、先にありました粟野公民館に運搬されたものを分配いただく形で入手。
 
何でも市に「持ってきて」と要請するのでなく、地区の拠点まで運ばれれば、後は必要な町が取りに行けば良いとの考えの方が、まさに非常事態の際には合理的かと感じた訳ですが、この辺りは市の災害対策連絡室の会議の中でも指示があったようであり、この手法も知見として残しておかねばとメモしたところです。
 
会館には町内の民生委員さんも心配して来られていましたが、市からの連絡を受け、担当する独居老人などおひとりお一人に電話連絡をしたと聞きました。
 
こうして、自身も一連の対応に参加し、肌で感じたのは「近所」のあたたかさと「近助」の大切さ。
 
この日避難されたご夫婦は、私も幼少期からお世話になっている方で、皆が「オッちゃん、オバちゃんのために」と「あれが要る、こうした方が良いんじゃないか」と知恵を絞る姿に、これぞ地域のコミュニティと感じた次第です。
 
今回、役員にとっては実地訓練になったこともあり、経験したことを次に活かせるよう、一般質問で市に意見した「防災対策のPDCA」を我が町内でも回していく所存です。
 
まだ土砂災害のリスクなど予断を許さない状況ではありますが、災害対策連絡室設置以降、昨夜20時からの第4回まで会議を開催され、現況共有や対応の確認を行われた市の幹部の皆さま大変お疲れ様でした。
 
今朝もこの後7時から会議開催とのことでありますが、市民の安全と安心、災害に強いまちづくりに向け、引き続きの対応を宜しくお願いいたします。

北陸自動車道下り線(敦賀IC〜今庄IC)の通行止めが解除される

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本日は日本最初の原子の火が灯った日。
 
1957(昭和32)年8月27日午前5時23分、茨城県東海村の日本原子力研究所に設置されたウォーターボイラー型炉1号(JRR-1)にて行われた臨界実験が成功。
 
これにより、インドに次いでアジア2番目の原子炉稼働国となったとあります。
 
この歴史的な日から65年を経て今がある訳ですが、世界唯一の戦争被爆国でありながら「原子力の平和利用」の道を選択し、科学技術の英知を結集して日本の将来を切り拓いた、先人の思いと取組みに改めて敬意を表する次第です。
 
さて、科学と土木で分野は違えど、こちらも高い技術力に敬意を表するのは、8月5日の記録的大雨で被害を受けた道路河川の復旧について。
 
20日には南越前町大谷付近の国道8号線で続いていた片側交互通行が規制解除となったばかりですが、昨日は、敦賀市大比田と南越前町河野村を結ぶ「しおかぜライン」及び「県道今庄杉津線」の南越前町今庄-敦賀市山中間が通行止めを解除しました。
 
県道今庄杉津線に関しては、大規模な崩落状況を自分の目で見た感想からして、同様に崩落したであろう区間をこの短期間で復旧されたことが信じられないところですが、このスピード感たるや本当に驚くばかりであります。
 
交通寸断された道路で、残るは北陸自動車道下り線(金沢方面)敦賀ICー今庄IC間の通行止めでしたが、ちょうど本日午前6時に解除するとNEXCO中日本が発表。
 
今頃は、通行が開始されていることかと思いますが、同区間では、敦賀トンネル南坑口付近で、道路区域外からの土石流による大規模な土砂流入が発生し、その後は道路区域内に流入した堆積土砂の撤去、渓流部への緩衝土のうの設置および道路区域外からの土砂流入を防ぐための防護壁の設置などの応急対策工事を実施し、この度、1車線運用ではあるものの、通行止め解除に至った次第。
 

【敦賀トンネル南坑口付近の災害発生時、現在の状況写真(NEXCO中日本ホームページより)】
 
なお、本復旧については、今後、福井県などの関係機関による対応と連携を図りながら、道路区域内に残る土砂撤去などを進めるとしており、その間に安全を確保しながら暫定的な2車線運用が可能か検討していくとされています。
 
これにより、敦賀IC~今庄IC間21.5kmのうち、葉原トンネル南坑口付近~敦賀トンネル南坑口付近までの追越車線規制を行う4.1km区間は、規制速度50km/hとなりますので、利用される皆さまはご注意いただけるようお願いたします。
 
現場の復旧状況に関し、私自身はNEXCO中日本ホームページに掲載されている応急対策工事のページにて拝見してきましたが、5日の災害発生以降、昼夜もお盆期間も問わず献身的に作業にあたれた様子が浮かび上がるようであり、こうして今日を迎えるに至ったことに感謝申し上げる次第です。
 
完全復旧までには今暫し時間を要しますが、この先も安全第一で作業を進めていただきますよう宜しくお願いいたします。
 
 →北陸自動車道(下り線) 敦賀トンネル坑口付近の応急対策工事について【NEXCO中日本】

使命感あふれる復旧作業に心より感謝

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福井県内は昨日、15時36分に勝山市に出された大雨警報(土砂災害)を皮切りに、その後、嶺南では敦賀市及び美浜町、嶺北では全域に同警報が出されました。
 
また、坂井市やあわら市など嶺北の一部地域では、土砂災害・洪水警戒情報が出されるなど、他の市町とはいえ心配が尽きず、気象情報や災害情報収集にあたる時間を過ごした次第。
 
ちょうど勝山市で警報が出された時間、私のほうは所用で若狭町に向かって車を運転していましたが、黒い雲が覆ったと思った途端、ワイパーを最速にしても追いつかないほどの土砂降りの雨となり、夕立ちの域を超えた、まさにゲリラ豪雨の怖さを思い知りました。
 
幸い、事故等もなく良かった訳ですが、危機管理の面から言えば、あれだけの降雨の場合には、駐車場のある場所に一旦避難するなどすべきであったと反省した次第。
 
いずれにしても、こうした場合は不要不急の外出をしないこと、決して無理をしないことが最善の対応かと思いますので、以降、自分自身も気をつけたいと思います。
 
さて、8月5日に福井県を襲った記録的大雨の影響は、まだまだ大きな爪痕を残したままであり、主には南越前町、また大動脈の主要幹線道路においても必死の復旧作業が続けられているところ。
 
主要幹線道路の最たるは、県内南北を走る北陸自動車道と国道8号線ということになりますが、まず約2万立法平方メートルにも及ぶ土砂が流出し、現在も通行止めとなっている北陸自動車道(上り線)敦賀トンネル坑口付近では、土砂の撤去に始まり、土砂の流入を防止するための大型土のう設置、土留め杭・横矢板、仮設排水溝、ワイヤーセンサー(土砂崩れの早期感知のため)設置などの応急対策工事が進められています。
 
8月18日の段階では、土留め杭81本のうち、59本の施工が完了したとあり、今月下旬の規制解除に向け、今も献身的な作業が続けられています。
 

【土留め杭・横矢板設置工事の状況(NEXCO中日本ホームページより)】
 
なお、同区間の応急対策工事詳細は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →北陸自動車道(下り線) 敦賀トンネル坑口付近の応急対策工事について【NEXCO中日本】
 
また、報道で既にご承知置きと存じますが、南越前町大谷で片側交互通行を継続していた、もう一方の大動脈「国道8号線」に関しては、20日0時をもって規制を解除。
 
全線通行可能となりました。
 
復旧にあたっては、私も国土交通省福井河川国道事務所のTwitterをフォローのうえ、作業の様子や交通規制の詳細(渋滞情報など)を拝見しておりましたが、こちらも早期開通を目指し、夜間も作業を進めるなど、必死の様子がヒシヒシと伝わってきた次第。
 


【同事務所Twitterに掲載されていた復旧工事の様子】
 
以前にこのブログで県道今庄杉津線や国道365号線及び河川の復旧に関してもお伝えしたところでありますが、土木の世界のダイナミックさや工事のスピードに驚くとともに、それを可能にする復旧にあたる皆さんの高い使命感と技術を痛感した次第です。
 
こうして一日も早い災害からの復旧にあたるインフラ産業に対しては、電力関連では「電力マン(スピリット)」、鉄道関連では「レールマン」と呼びますが、道路河川の関係は何と呼ぶのでしょうか。
 
いずれにしても、災害発生以降昼夜を問わず、またお盆期間も顧みず献身的に作業にあたっていただいたことにより、ここまでの復旧となりましたことに最大限の敬意と感謝の意を表するとともに、この先も安全第一で工事を完遂いただけますよう心よりお願い申し上げます。

経験を最大限活かし、来週の大雨に備えよう

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東北地方北部を中心に降り続く雨。
 
家屋浸水や交通機関への影響、さらには収穫時期を迎える農作物への被害と、目を覆いたくなるような惨状となっており、南越前町で目の当たりにした光景を思えば、住民の皆さんの苦悩、落胆の気持ちは痛いほど分かるもの。
 
言葉でしか表せないのが忸怩たるところでありますが、隣町と同様に被災された東北の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
 
さて、気象に関しては、台風8号が現在日本の南を北寄りに進み、今日の日中に東海や関東甲信地方の太平洋側に最接近し、上陸する見込みとなっています。
 
気象庁は東海地方に線状降水帯が発生する可能性があるとの予報を発表し、大雨による土砂災害や浸水、河川の増水、暴風や高波に警戒を呼びかけており、こちらは大きな被害とならぬよう願うばかりです。
 
また、前線の影響で、東北ではまたもや北部を中心に13日も激しい雨が断続的に続く恐れがあるとしており、これまでの大雨で地盤が緩み土砂災害の危険度が非常に高くなっているとして、厳重な警戒を呼びかけるところ。
 
さらに先の予報を見てみると、来週は太平洋高気圧の勢力が今週に比べて弱く、前線は東北付近に停滞せず、17日にかけて南下するとみられており、活動は活発な状態が続く見込みとなっています。
 
ウェザーニュースによると、北陸から山陰、九州北部にかけての日本海側を中心に、局地的に激しい雨の降る可能性があり、現時点では雨の強まるエリアやタイミングなどに不確実性があるものの、北陸の各地や滋賀など、一度大雨被害が出た所で再び雨の強まることも考えられるため、最新情報の確認が必要としています。
 

【17日朝までの12時間予想雨量(ウェザーニュースより)】
 
先週金曜日の大雨では、幸い大きな被害を免れた敦賀ですが、あの時点で既に、避難指示を発令する「警戒レベル4」に達していたことを強く認識しておかなくてはなりません。
 
来週の雨に向け、市の災害対応に関しては、気象情報の早期把握はもとより、前回の気づき事項や至らなかった点を速やかに反映のうえ、万全の体制で事態に備えていただくことをお願いする次第です。
 
なお、自分の身は自分で守るとの基本原則の観点から、地域住民の皆様におかれましても同様、決して「自分は大丈夫」と思うことなく、同じく「備え」を徹底いただくよう重ねてお願いいたします。

南越前町災害ボランティアへ

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昨日は、先週の大雨で被災した隣町「南越前町」へ。
 
6日から同町社会福祉協議会が募集している災害ボランティアに個人で参加してきました。
 
これから参加しようという方、関心のある方も多いと思いますので、本日は活動の一端をご紹介したいと思います。
 
まず、敦賀からは10日に通行止めを解除した国道365号線を通り現地に向かいましたが、大雨から6日経ってなお濁流、大木横たわる河川、大量に土砂が流出したであろう山肌の痕跡に被害の大きさを感じざるを得ませんでしたが、この短期間で、よくぞ通行可能なまでに復旧いただいたと、改めて復旧作業にあたられた関係者の皆さんに感謝した次第です。
 

【仮復旧された国道365線(上流に横たわる大木あり)。こうした箇所がいくつもありました。】
 
普段良く利用するこの道は、清流のせせらぎを感じながらの峠道、徐々に視野が広がり、日野川を横目に走る、私の好きなドライブコースでもありますが、先の状況に加え、道路や家屋まで茶色に染まり、一変してしまった隣町の景色に、運転していて思わず涙が溢れてきました。
 
8時過ぎにボランティアセンターが開設されている旧今庄中学校に到着すると、まずグラウンドに運び込まれた災害ゴミの多さに驚きました。
 

【家電や家具など綺麗に分類された災害ゴミ】
 
8時30分の受付開始を前に、既に多くの方が参集していましたが、開始の合図の後、Googleフォームで事前申込みした列と当日申込みの列に分かれ受付、活動にあたってのオリエンテーション、資機材の補充(基本、皆持参ですが)などを済ませ、活動場所へ向かうバス待ちをしていると何と、敦賀の同級生、そして元福井県電力総連会長の同志と出会い、とりわけ同じ半日コースに並んでいた元会長とは再会を喜びつつ、その後の行動をともにしましたが、こうして同じ思いでこの場所に集ったことを頼もしく感じました。
 


【受付の状況。私は、Googleフォームで事前登録しておりましたので左の列へ。】
 
活動は、5人1チームで行いますが、私は先の元会長、3人で参加の親子の方と編成をし、リーダー役を務めることに。
 
ボランティアセンターで説明を受けた活動指示書に基づき、バスで活動先のそば道場近く大門地区に送っていただき、そこからは徒歩にて、活動場所のお宅に伺い、そちらでご挨拶。
 
老夫婦がお二人で暮らすお宅で、家屋の浸水は免れたものの、周囲の側溝や納屋が泥で埋まったとのことで、そちらの泥かきをお願いしたいと依頼内容を確認し、親子の3人組とそれぞれ分担のうえ作業を開始。
 
9時過ぎの時点で33℃の暑さに加え、ぬかるんだ足場、スコップ一杯でも重い泥は堪えましたが、こまめに休憩を取りつつ、3時間掛けてやっと側溝の泥かきを完了。
 
次に降雨があってもこれで排水可能と、小さな達成感がありました。
 

【ようやく泥を取り除けた側溝。写真は、元会長に撮影いただきました。】
※被災された方のお気持ちに配慮し、被災状況の写真は撮影しておりません。
 
途中、被災宅のご夫婦とは様々なお話しをしましたが、大雨が降った当時の危機迫る状況や抱えている不安はやはり直接聞かねば分からぬもの。
 
不安事項はボランティアセンターに伝えることや、最後、ご夫婦には「近いのでまた来ます」とお声掛けをしお別れしました。
 
その後は、迎えの依頼、ボランティアセンターに戻ってからは、リーダーが活動報告(事故の有無や活動継続の必要性など)をし、一連の活動を終了。
 
行動をともにしたチームのメンバーとは、互いに労い合うとともに、とりわけパートナーの元会長とは思いをともに、今後も連携を図ることを誓い合い、別れた次第です。
 
ここまでが、活動のご報告となります。
 
結びに、自分が行ってもいない間は控えておりましたが、福井県民の皆さん(コロナ禍を考慮し、ボランティアは県内限定としているため)にお願いです。
 
昨日の状況を見る限り、支援の手は長期に亘り必要なことは明らかと認識しました。
 
決して無理の無い範囲で結構ですので、南越前町への支援にご協力をお願いするとともに、ボランティアに参加可能な方におかれましては、以下のリンクよりお申込みいただければ幸いです。
 
 →災害ボランティア活動の詳細・申込みはこちら(南越前町社会福祉協議会HPより)
 
以上、ひとつでも参考になればと、長々ご報告させていただきましたが、今こそお互い様の「助け合いの精神」発揮。
 
福井県民の団結力で、ともに立ち上がりましょう。

県道今庄杉津線の崩落現場から学んだこと

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熱戦が繰り広げられている「夏の甲子園」。
 
昨日は、地元から福井県代表として出場の敦賀気比高校が1回戦を行い、同じ北信越地区の高岡商(富山)に13―3で快勝し、2回戦に進出しました。
 
次の相手は興南(沖縄)との激戦を制した市立船橋(千葉)となりますが、一戦必勝で勝ち抜き、地元敦賀のみならず、甚大な大雨の被害を受けた福井県に元気を与えることになればと願うところです。
 
さて、連日お伝えしている大雨被害に関する情報ですが、11日に運行再開するとしたJR北陸本線以外の交通機関に関し、国道8号の南越前町-敦賀市間については、国土交通省福井河川国道事務所が9日午前5時に通行止めを解除すると発表しました。
 
但し、南越前町大谷の一部区間は片側交互通行となるとのこと。
 
また、中日本高速道路も同じく解除見込みを発表。
 
北陸自動車道下り線敦賀IC―今庄IC間については「8月末頃」、上り線の敦賀IC―武生IC間は8月10日とのことであり、こちらも連日繰り返しとなりますが、一日でも早い復旧に向け最大限のご尽力をいただいている関係者の皆さんに対し、心からの敬意と感謝を申し上げる次第です。
 
この国道8号線と北陸自動車道はまさに福井県の南北を走る大動脈であり、これらを含む敦賀と嶺北を結ぶ道路5本全て(国道365号線、県道今庄杉津線、しおかぜライン)が寸断される状況となった訳ですが、昨日はそのうちの1路線、県道今庄杉津線の崩落現場を大比田区長と確認してきました。
 
区長は既に、崩落のあった谷伝いに大比田地区までつながる「大川」の土石流災害を懸念され、入念に現場の状況を確認されていたところですが、過去の経験を踏まえた災害リスクを最も把握している地元の方のご案内、説明は本当に勉強になりました。
 
併せて、県道までの取付道路を上るとちょうど県土木の方がおられ、大雨のあった直後から復旧対応にあたっている現場、あるいは下流にある国道8号線までに2箇所設置されている砂防ダムの設計思想などについても伺うことができました。
 
この県道は、国鉄の旧北陸本線が通っていた道で、崩落現場はちょうど3つのトンネルが重なるビューポイントの間、「芦屋隧道」入口(敦賀方面より)だった訳ですが、道路が見事に抜け落ち、想像を遥かに上回る規模の崩落であったことに驚くばかりか、先にあった2箇所の砂防ダムがほぼ満杯まで埋まり、土砂災害防止としての機能が果たされたことを確認することができた訳ですが、裏を返せば、この砂防ダムがなかったら…と思うと背筋が凍る思いとなった次第です。
 
参考まで、以下に状況写真を掲載します。
 

【芦屋隧道側から見た崩落現場。途中で道路が無くなっています(左手のクレーンが設置されている場所は、観光者向けに市が設置した駐車場で、ここに迂回路を通すとのこと。】

【谷に沿って流れる土砂。この先にひとつ目の砂防ダムあり。】

【崩落現場から見る旧北陸本線トンネル郡の眺め(本当はもうひとつ敦賀側のトンネルと合わせ、3つが重なる眺めに)】

【ひとつ目の砂防ダムを下流より見る。この高さ分が土砂で埋め尽くされ、丈夫には流木が引っ掛かっている。】

【ふたつ目の砂防ダムを上流側より見る。同じくここまで土砂で埋まり流木が堆積している(県土木によると流木は撤去する予定とのこと)。】

【砂防ダムからつながる「大川」。国道8号線の下をくぐり、大比田区、敦賀湾へとつながる土石流指定河川が、この状態で本当に助かったと感じた次第。】
 
なお、土砂で埋まった砂防ダムですが、県土木の方の説明では、この後堆積したとしても土砂の速度を低下させるよう設計されているとのことであり、いま取り除く必要性はないとの考えを聞き、改めて土木の世界の奥深さ、ダイナミズムを感じた次第です。
 
こうしてリアルな現場を確認し、実際にこの場で起きたこと、どのような仕組みで土石流を防止し、それは過去の経験の上にあるということをまざまざと学ぶことができました。
 
こうした学びを次への備え(災害リスクの高まりを意識)にするとともに、市内各地にあろう経験と対策をひとつでも多く確認していければと思います。
 
なお、取付道路や河川周辺及び砂防ダムにアクセスする道の草刈りを定期的に行なっていただいているのは大比田区の皆さんであり、日頃からの災害意識の高さあっての取組みに敬意を表する次第です。
 
結びとなりますが、大変暑い中、快くご案内いただきました大比田区長、お忙しい中説明いただいた県土木ご担当の方、厳しい環境の中で復旧にあたっていただいている現場の皆さんに改めて感謝申し上げます。
 


【帰りに確認した大比田の隣、杉津の浜辺。拡大してみると、大きな岩の回収作業にあたっているのが分かりますが、この上流の谷には砂防ダムが無いというのもひとつの事実。】

南越前町にて応急給水活動支援開始

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残した爪痕が大きいだけに、連日この話題に触れざるを得ない大雨の影響について。
 
福井県の南北で交通寸断となっている各交通機関に関しては、災害発生以降、必死の復旧作業が続いているところですが、まずJR北陸本線についてJR西日本は7日、運転を見合わせていた北陸線敦賀―武生駅間について、11日の始発から運転を再開すると発表。
 
普通列車、特急サンダーバード、しらさぎとも運行するとのこと。
 
また、南越前町大谷第一トンネル付近の土砂崩落のため通行止めとなっている国道8号の越前市-敦賀市間について、国土交通省福井河川国道事務所は同じく7日、今週前半を目処に通行止め解除できるよう作業を進めていると発表。
 
同日正午から、通行止め区間を南越前町桜橋交差点-敦賀市大比田交差点(9.4キロ)に短縮するとともに一部を規制解除し、緊急車両のみ通行可とするとありました。
 
なお、緊急車両のみ通行可能となったことを受け、県ではJR武生―敦賀駅間で、8日朝から災害時緊急バス(無料)を運行するとあり、代替輸送手段の確保が図られるところです。
 
(投稿後追記)
災害時緊急バスの件については、本日新聞が休刊日ということもあり、杉本福井県知事などは自身のTwitterなどで情報の拡散に努めておられます。敦賀市のホームページなどを見る限り、今朝の段階でこうした情報には一切触れられていませんが、交通寸断の起点、当事者となっている敦賀市としていかに市民の皆さんに情報を発信していくのか、市民生活に直結する問題と考えますが如何に。
 
被災写真で見る限り、直感的に「当面無理」と感じたこの被害に対し、こうして迅速に復旧対応にあたられた関係者の皆様に改めて敬意と感謝を申し上げる次第です。
 
ここまでは交通インフラについてでしたが、何より欠かせない生活インフラについて、5日に災害救助法の適用がされた南越前町では、今なお広い範囲で断水が続いており、町は5箇所に給水所を設け対応を続けているところ。
 
そのような中、応急給水活動支援のため、敦賀市から上水道課の職員3名と給水車(加圧ポンプ付き4トン車)及び先導車を派遣することを決め、7日11時30分に出発したとの連絡がありました。
 
敦賀市からの給水活動支援はこれまで幾度も実績があるところであるほか、7月2日の敦賀市防災訓練ではまさに、私も実際の給水訓練にて、パックに詰め込んだ冷たくて美味しい敦賀の水を自ら体験してきたばかり。
 
今頃は活動の真っ最中かと思いますが、生命並びに生活に欠くことのできないライフラインである「水」が南越前町の皆さんに行き渡ることを願うとともに、暫し続くであろうこの支援活動に対し、派遣された敦賀市職員の皆さんの奮闘を心から応援する次第です。
 

【7月2日の給水訓練の様子。自慢のひとつである「敦賀の水」で、お隣町にも貢献できればと。】

大きな爪痕を残した記録的大雨は福井県南北を分断

ブログ 防災

広島に原爆が投下されてから今日で77年。
 
犠牲になられた方に対し深く哀悼の意を表するとともに、この出来事を決して風化させないこと、さらには核兵器廃絶に向け世界の中で役割を果たしていくことが、長い人類の歴史において唯一、原子爆弾による被害を経験した日本のなすべきことと、思いを再確認する次第。
 
そうした思いのもと、本日執り行われる平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)に合わせ、静かに黙祷を捧げることといたします。
 
さて、人為的な原爆が残したものとは種類を変えますが、こちらは自然災害の「爪痕」。
 
一昨日、昨日と東北から北陸地方に大きな被害をもたらした記録的大雨は、ここ敦賀市にも襲来。
 
昨朝には、記録的短時間大雨情報が発表されたほか、市内中心部を流れる「笙の川」の水位が一時「氾濫危険水位」を超えるなど、極めて緊張高まる状況となりました。
 
8時50分には、笙の川の氾濫恐れありとする「警戒レベル4相当情報」が発表、9時15分には自主避難所が開設されたため、私もプラザ萬象、松原公民館へと足を運び、対応状況を確認するほか、プラザ萬象では、実際に避難されて来られた方とも会話をし、リアルな現場を把握した次第。
 
笙の川については幸いにも、その後雨足の弱まりとともに水位が低下。
 
結果大事に至らずホッとした訳ですが、特に急傾斜地においては緩んだ地盤による土砂災害への警戒を維持するところです。
 
また、この間、東浦地区の区長さんとも連絡を取り合う中で、国道8号線が通行止めで大渋滞していると聞きましたが、次第に道路を始め、JRも大変な状況となっていることを確認(今朝確認した最新状況は以下の通り)。
 
◉国道8号線
→ 南越前町大谷で斜面崩落が発生したため、越前市白崎町~敦賀市田結を全面通行止め
 
◉北陸自動車道
上り武生IC〜敦賀IC間、下り木之本IC〜武生IC間は通行止め
 

【土砂が流れ込んだ敦賀府県トンネル付近(NEXCO中日本ホームページより)】
 
◉JR北陸本線(敦賀〜武生駅間)
→8月9日まで運転見合わせ
 

【線路が冠水した今庄駅構内(JR西日本ホームページより)】
 
他の県道なども通行止めとなっており、言わば木の芽峠を境に福井県内の南北が分断された状況となっています。
 
これだけの被害につき、どれも復旧の見込みが立っておらず、通勤・通学(夏休みで幸い)や物資輸送するにも大きな迂回を要するなど、様々な影響が生じているところであり、引き続き事態の把握に努めたいと思います。
 
敦賀に大雨が襲来すると予測された時点からの時系列と市の対応を今一度整理する必要がありますが、自分で確認する中では、「警戒レベル4」となった時点での避難指示のあり方、災害情報としての市民への周知の方法、そして一番感じたのは、河川周辺を始め、住民の皆さんの意識がどうであったか(まだ大丈夫の意識)という点。
 
この辺りに関しては、落ち着いたであろう週明けにでも、危機管理対策課に確認をし、次のこうした事態に備えておきたいと考えます。

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