2024年9月1日
9/7 第40期敦賀市民歴史講座(第3講)を開催します
昨日の福井新聞にも掲載された、北陸新幹線敦賀開業前後の敦賀市内の主な観光施設、交通機関の各種数値比較。
本年3月16日の敦賀開業から①5ヶ月間、②前年同期における入込客数の比較では、観光施設全体で149.49%(開業2ヶ月時では154.51%)、交通機関では128.32%(同137.34%)で、前回公表した開業2ヶ月時に引き続き堅調に推移しているとありました。
なお、観光施設で最も伸び率が高いのは鉄道資料館(205.58%)。
また、人道の港敦賀ムゼウムも174.48%、赤レンガ倉庫148.91%と、敦賀の歴史が保存される施設に足を運んでいただいていることを嬉しく感じる次第です。
これら施設を所管する市のまちづくり観光部では、今後も引き続き調査を続け、新幹線効果が持続するよう中長期的な経過を確認していくとしており、今日から始まる「敦賀まつり」にも市内外より多くの方にお越しいただき、敦賀の歴史や伝統、つまりは「宝」をご覧いただく、真の「観光」につなげていければと思うところです。
さて、歴史に関して言えば、敦賀まつりの盛り上がりも借りながら、今週末は気比史学会主催の「第40期 敦賀市民歴史講座(第3講)」を開催します。
今回のテーマは『足利一門桃井氏について 〜越前・若狭に残された足跡〜』。
講師には、歴史YouTubeなどでも人気の高い、射水市新湊博物館 学芸係長の松山 充宏氏をお迎えし、以下の通り開催いたします。
◉日 時:9月7日(土)14時〜
◉場 所:市立図書館3階 研修室
【第3講の開催チラシ(当会副会長作成)】
中世の変革期とされる南北朝時代、下野(栃木県)を本拠とし、京都で新たに室町幕府を開いた足利氏は、国内の安定を図るために一門の武将を各国の守護に登用しました。
これらの武将のうち、斯波氏・畠山氏・一色氏は幕府を支える守護大名となった一方、吉良氏・石塔氏・上野氏のように、幕府の内紛や政争の影響で守護職を失った家もありました。
今回の講座では、守護職を失いながらも将軍の重臣として家名を長く保った桃井氏を取り上げます。
上野(群馬県)を本拠とし、伊賀・若狭・越中守護となった桃井直常(もものいただつね)の足跡を中心に、その子孫が北陸地方のうち若狭・越前(福井県)と越中(富山県)に残した伝承を紹介します。
敦賀ともゆかりの深い桃井氏。
「武将」というと戦国時代を思い浮かべますが、「南北朝武将ファン」も多くいらっしゃるとのこと。
今回は、南北朝まで時代をさかのぼり、悠久の歴史を振り返りますので、奮ってご参加いただければ幸いに存じます。