8月1日は「水の日」

ブログ 敦賀の自然

猛暑日(35℃以上)が続く敦賀。
 
今朝はめずらしく曇り空、日中予想気温も33℃となっています。
 
こう書いていて思いましたが、慣れとは怖いもので、35℃を下回っていれば「今日は涼しい」と思う自分がいました。
 
私のほかにも、そう感じてらっしゃる方がいらっしゃるのではと思うところですが、月は変わり、今日から「夏本番」の8月。
 
一方、お便りを書く際の時候の挨拶は、梅雨明けから本格的な夏の暑さを迎える7月が「盛夏の候」や「猛暑の候」を用いるのに対し、立秋を境に秋へと移り変わる8月は、立秋前までは「晩夏の候」や「残暑の候」、立秋以降は「残暑」の季語を使い分けるとあります。
 
もはや、時候の挨拶も期(季)ズレを補正しないといけないのではと思うところですが、秋の音色が訪れるのを心待ちに、この夏を乗り切ってまいりましょう。
 
さて、今朝も散歩をしていると、田んぼの畦を流れる用水路の水量がかなり目減りしているのが気になるところ。
 
そう思えば、雨はいつから降っていないのか…。
※(後述)気象庁データを調べたところ、7月17日に5.0ミリ降ったのが最後でした。
 
この先の2週間天気予報を見ても、傘マークは皆無であり、田んぼへの影響や水不足が心配されるところです。
 
そうした中にあって、今日8月1日は「水の日」。
 
水の大切さや水資源開発の重要性に対する国民の関心を高め、理解を深めるため、昭和52年の閣議了解により政府が定めたもの。
 
年間を通じて水の使用量が多く、水についての関心が高まる時期である8月の初日(8月1日)を「水の日」とし、この日を初日とする一週間(8月1日~7日)を「水の週間」として、水に関する様々な啓発行事を毎年実施しています。
 
また、「水の日」は、平成26年に制定された水循環基本法において、国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日として位置づけられており、「水の日」ならびに「水の週間」には、国・地方公共団体・事業者・民間の団体が連携して、例年、水の大切さに関する普及啓発活動を全国的に実施しています。
 
偉そうにこう書きながら、これまで私も認識不足だった訳ですが、国においては、国民に「水の日」を広く知っていただくため、令和3年7月には国土交通大臣が、ポケットモンスターの「シャワーズ」を「水の日」応援大使に任命するなど、より多くの人に「水の大切さ」や「健全な水循環」について考えていただけるよう工夫されています。
 

【今年度の啓発ポスター。シャワーズが前面に出ています(国土交通省HPより引用)】
 
また、「日本を青く染めて、『水の大切さ』を考えよう」をキャッチフレーズに、令和2年からは、地方公共団体・事業者・民間の団体等の協力を得ながら、全国各地の施設を、「水」を連想させるブルーにライトアップする取組も行われ、今年は全国192箇所、大阪・関西万博の大屋根リングでもブルーライトアップを実施するとのことです。
 
なお、先に「年間を通じて水の使用量が多く」と書きましたが、今年はそうも言っていられないところ。
 
「渇水」のワードが頭をよぎる8月となっておりますので、「水資源の大切さ」を思い、「節水」を励行すると同時に、連綿と地域の「水を守る」あるいは「守ってこられた」方々に感謝する。
 
私自身は、そうした「水の日」にしたいと思います。