4名の「入党」と「確認書」の重み

ブログ 政治

本日はまず、気比史学会のPR告知から。
 
月1回のペースで開催しています『ミニ歴史講座』。
 
今月は18日(日)10時30分より、駅前の知育・啓発施設「ちえなみき」2階にて行います。
 
4月に続き、今回のテーマも『太平記と敦賀』に置き、前回扱いきれなかった地元の武将「瓜生保」にスポットを当て、地域史の観点から読み解いていきます。
 
詳しくは、以下「ちえなみき」のホームページにてご確認ください。
 
 →ちえなみき「5月のイベント一覧」はこちら
 
なお、この講座の目的は、広く多世代の市民の皆様に敦賀の地域史を知っていただくこと。
 
そのため、場所もオープンスペースとしていますので、ぜひお気軽に、パート参加大歓迎ですので、お越しいただければ幸いです。
 
さて、多くの人を集めたいといえば、夏の参院選に向けた候補者擁立。
 
選挙に立てずして党勢拡大なしとの思いで、各政党がそれぞれ準備を進めるところ、国民民主党では一昨日、同党で以前、憲法調査会長を務めた山尾(現在は菅野)志桜里元衆議院議員、日本維新の会に所属していた足立康史元衆院議員と立憲民主党に所属していた須藤元気元参院議員、自民党に所属していた薬師寺道代元参院議員を比例代表の公認候補者とする旨決定、発表しました。
 
いずれも議員経験のある即戦力と見る一方、過去に山尾氏は不倫疑惑報道、足立氏は維新在籍中、国民民主党の支持母体である労働組合を批判、須藤氏は新型コロナウイルスワクチンや原子力発電所に否定的だった発信などがあり、国民民主の掲げる政策と異なっていたことに対し、SNS上では疑念や反発の声が。
 
なお、この点に関しては、入党にあたって、党とご本人との間で『確認書』を取り交わしており、その内容は以下となります。
 

【公開された国民民主党入党に際しての「確認書」(玉木雄一郎代表のXポストより引用)】
 
ご覧いただくとおり、確認書は公認内定取り消しのほか、国会議員の当選後に国民民主を離れる場合は議席を返上する、つまり議員辞職することも盛り込まれたほか、個別の論点では、憲法改正に関しては緊急事態における国会機能維持などの議論を進め、エネルギー安全保障の観点から(敢えて特出しで)原子力発電所の必要性を認めるとしています。
 
玉木氏は自身のXで、確認書を改めて公開したうえで「須藤元気さんにも確認書に署名してもらいました」と述べています(須藤氏ご本人も自身のXで発信)。
 
他党も含めた過去の事例をひも解くと、「確認書が反故」にされる懸念はぬぐえないなどの声があるものの、ご本人が基本方針に同意した上で、党として決定した以上、私のような党所属議員としては、異論や違和感を抱く支持者に対して丁寧に、説明責任を果たす必要があると考えるところです。
 
なお、過去にあった言動や考えを改め、もしくは見直し、新たに挑戦しようとする人を認めない社会に、私は反対です。