2024年 敦賀市議会「議会報告会」を開催

ブログ 敦賀市議会

昨日の福井新聞記事。
 
<以下、記事引用>
敦賀市の各種団体代表でつくる市原子力発電所懇談会は15日、市役所で開かれた。
原子力規制委員会が再稼働を認めない不許可処分を決めた日本原電敦賀発電所2号機に関し、委員からは今後の原電の対応を住民に丁寧に説明するよう求める声が上がった。原電は23日から12月15日にかけて、市内の全戸と周辺4町の区長宅計約2万6千戸を訪問し、審査結果の概要や再申請を目指す原電の方針を説明する考えを示した。
原電は1997年から立地住民との訪問対話活動行っており今回で23回目。グループ会社社員を含め約500人が2人1組で各戸を訪問し、パンフレットを配るなどして再稼働に向けた意志をアピールする。
懇談会では委員から「規制委から非常に厳しい結果が示されたが事業者としてしっかり取り組んでほしい」と原電の姿勢を支持する声が聞かれた(引用終わり)。
 
先般、不許可処分を受けてあった米澤光治 敦賀市長のコメントと併せ、再稼働に向けて頑張れという、原電へのエールに感謝すると同時に、その期待に応えられるよう、粉骨砕身の思いで取り組むまねばと身の引き締まるところです。
 
さて、原電の「訪問対話活動」にもあったよう、議会(議員)においても、地域住民の皆様との直接対話を通じて活動をご理解いただくと共に、「より開かれた、より身近に感じる」存在であることが重要と考えるところ。
 
そうした観点から、敦賀市議会では「議会基本条例」第4条(市民参加及び市民との連携)7項の「議会は、市民に対する議会報告会を年1回以上開催して、議会の説明責任を果たすとともに、市政に対する意見交換を行い、これらの事項に関して市民の意見を聴取して広報広聴の充実を図るものとする。」との定めに則り、これまで開催しています。
 
今年度は、より多くの方にお越しいただけるよう、平日夜と休日午前の2回開催(議員も2グループに分けて)。
 

【(再掲)議会作成の開催案内チラシ】
 
11月15日(金)には約20名の方にお越しいただき既に開催していたところですが、私は昨日16日(土)午前中の報告会に出席してまいりました。
 
場所は、市立図書館3階研修室。
 
9時前より、議員及び議会事務局の皆さんで会場準備・設営、リハーサルを行った後、10時30分より開催しました。
 
参加いただいた10名を少し超えるくらい(カウントするのを忘れていました)の皆様には、休日にも関わらず足を運んでいただき感謝。
 
報告会は、広報広聴委員会の大石修平副委員長の司会のもと開会。
 
中野史生議長の挨拶に続き、第1部では、議会の仕組みや予算決算常任委員会ならびに各分科会、議会運営委員会、総務常任委員会より審査のトピックスをご報告。
 
なお、議会運営委員会からは、議会改革のひとつとして導入につなげた「タブレット導入」や実施に向け検討を進めている「常任委員会のインターネット放映」などについてもご紹介。
 
こうしたことに取組んでいることもご理解いただければと思います。
 
報告に対する質疑では、ふるさと納税の委託料(手数料)、公共施設の利用状況(費用対効果の観点)、議会のタブレット運用に関する点についてご質問があり、それぞれ回答しました。
 
続く第2部では、「みんなで考える敦賀の防災」をテーマに意見交換。
 
計画では2グループに分かれてディスカッションする予定でしたが、参加者数からそのまま分けずに実施。
 
意見では、原子力災害発生時の安定ヨウ素剤配布(例:学校や学童に置いてほしい)、市の防災訓練が複合災害への対応となっていないのでは、市内在住外国人がどの町に住んでいるかまで把握してほしい(災害時に区から声が掛けられない)、こども食堂と防災をどのようにつなげていくか、避難弱者をどう避難させるか、能登半島地震の際に顕著になった避難場所が空いていない問題など、多くのご意見をいただきました。
 
基本的にはご意見を伺うとしつつ、議会で議論されたことや市の取組みとして進めていることについては回答し、ある程度ご理解をいただいたところです。
 
なお、頂戴したご意見は、すべて議会として受け止め、精査をした上で今後の政策提言や議会活動につなげていくこととしておりますので、15日にいただいたご意見と併せ、議会として検討を進めてまいります。
 
こうして意見交換を終え、報告会は12時前に閉会となりましたが、参加された皆様にとって、この報告会が少しでも「開かれた議会、より身近に感じる議会」につながったのであれば幸いです。
 
自身としては、労働組合役員時代から大事にしてきたことは「Face to Face」の活動であり、コロナを経験して「対面」で話しができることが一層重要と感じたことを思い返した次第。
 
今後もこのような機会を含め、対面での活動を大切に、議会の一員として役割を果たしてまいります。
 
結びに、15日・16日の両日、報告会に参加いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
 
ありがとうございました。