2024年10月3日
10月5日から福井県の地域別最低賃金は「984円」
案件は伏せるものの、一昨日の晩に市民の方から相談の電話。
その方曰く、ある案件で市の対応に疑問を感じ、話を聞いてもらいたいと私の方に掛けてこられたとのこと。
状況を詳しくお伺いした上で、早速昨日、当該部署の方とお話ししましたところ、市では相談された方のご意向に添えるよう検討を進めているところとあり、問題が解消される方向で対応されていることに安堵した次第。
私が何か申し上げる前に、市が真摯に耳を傾け対応されていることが知れて良かった訳ですが、このように問題がすぐに解決するケースばかりではないにせよ、まずはこうして私を頼っていただいたこと自体嬉しいこと。
「議員は頼られてナンボ」と言いますが、何かお困りごとなどあれば、お気軽にご相談いただければ幸いに存じます。
さて、話しは変わり、10月は色々なものが値上がりする月であることは、新聞やニュースでお知り置きのところ。
9月30日に発表した帝国データバンクの調査結果によれば、10月に値上げが予定されている食品は2911品目。
値上げ品目を分野別にみると、ペットボトル飲料を中心とした「酒類・飲料」が1362品目で全体の半数近くを占め、続いてハムやソーセージなどの「加工食品」が673品目、「菓子」は237品目で、このうち半数超をチョコレート関連製品が占めたとのこと。
値上げの主な要因は原材料高の長期化で、そのほか物流費や円安の影響が出たとしています。
値上げはさらなる増加が見込まれる一方、年末にかけて沈静化するとの見通しもあり、今後の推移を注視する次第です。
一方、同じ値上げでもこちらは「賃上げ」。
8月29日には、都道府県別の2024年度最低賃金改定額が出そろったところであり、27県の地方審議会で、全国一律で時給を50円引き上げるとした国審議会の目安額を上回っていたところ。
これにより、福井県の地域別最低賃金は現在の「831円」から53円増の「984円」となります。
見直しは10月5日からということで、連合福井ではこれを広く周知すべく、昨晩は嶺南地域協議会の皆さんと若葉町ハーツの交差点にて街頭行動を実施しました。
【連合福井作成の「地域別最低賃金」周知チラシ】
また、チラシにもあるよう、最低賃金額は深夜勤務の場合、この額を基礎額として少なくとも深夜割増25%が加算されるほか、時間外割増や休日割増が加算されるケースもあることをご認識いただきたく存じます。
言うまでもなく、適用は正規・非正規の雇用形態に関係なく、つまりはパートやアルバイトの方もすべて対象ですので、ぜひご自身でも10月5日からの賃金をご確認いただけますようお願いいたします。
なお、福井県においては、最低賃金「984円」を満足していない場合、法令違反となりますので、雇用主の皆様におかれては十分ご留意くださいませ。
【街頭行動の様子。私からは「手取りを上げる」重要性も訴えました。】