9月定例会閉会。考えは伝わらず。

ブログ 敦賀市議会

昨日、33日間に及ぶ9月定例会が閉会しました。
 
以前にも述べました前年度決算の審査を本定例会に前倒し(これまでは12月定例会)したことにより、議案としてのボリュームが増えたことから、予算決算常任委員長の委員会報告が35分にも及ぶなど審議内容の濃さも表されたものとなりました。
 
また、最終日に追加議案として提案のありました、市庁舎建設に係る約2億4千万円の増額補正予算に関しては、スペックダウンを図ったうえで、二度に亘る入札不調の要因分析を踏まえつつ、市場の材料、人件費の高騰などの分を見込み、起債として計上したもの。本プロジェクトは既に進行していることに加え、国の財源が当て込める期間内に行うべきものであるとの判断から、認めるものとしました。
市民の皆さんには、その点ご理解いただきたく存じます。
 
当初提案の補正予算案に関しては、「人道の港敦賀ムゼウム」に関する指定管理者選定委員会運営費25万7千円に関し、今定例会を通じた議論では、責任を持って指定管理者を指揮監督する立場の市としての運営管理方針や有識者からなる「新ムゼウム利活用検討委員会」にて挙げられた懸念事項に対する具体的な対応策が説明されていないことから、理事者と議会の議論が不足しており、現時点においては判断出来ないとの趣旨から修正案が提案されました。
私も修正動議を提出した立場から、本会議場において同趣旨からの賛成討論をさせていただきました。
 
修正案は、賛成多数で可決されたものの、閉会にあたっての市長のご挨拶では、「説明は尽くしてきたがご理解いただけなかったことは非常に残念」としたうえで「この結果を真摯に受け止め、直営方式を検討していく」とのありました。
 
市民の皆さんに誤解なきようお伝えしておかなければ、あたかも議会が市長に反発しているかのように捉えられては、私自身全くもって心外なため、敢えて申し付けるとすれば、私が討論の場で述べた通り、本件に関しては、「決定者である議会として議論が尽きていないので判断出来ない」ということであり、「指定管理者制度導入が全くNO」とは一言も申し上げておりません。
 
ですので、真摯に受け止めていただくのは、今一度のご説明と議論の場を切に望んでいるということであることを最後にお伝えするとともに、真意を理事者の皆さんにご理解いただけるよう引き続き対応したいと思います。
 
市民の皆さんには大変、分かりづらく申し訳ございませんが、その点ご理解とご容赦のほど宜しくお願いいたします。
 
次なる12月定例会は、11月26日開会。
今日から準備スタートです。