「顔は笑顔で後ろ手に棍棒」の国際社会

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最大の関心事である米−イランの軍事衝突は米が報復攻撃を見送ったことで、最悪の事態は当面避けられたとの報道。
 
両国首脳のやり取りは過激なるも、イランはイラク米軍施設攻撃の際も数日前から予告、実質的に米側に犠牲者はなかったうえ、「反撃しなければ対米攻撃は続けない」との書簡を送るなど、水面下ではしたたかな情報戦と想像を絶する駆け引きが行われたことが伺える。
 
国際社会は「顔は笑顔で後ろ手に棍棒」の世界であると以前に教わった。言うまでもなく、笑顔は外交、棍棒とは軍事力を表す。
 
このようななか、日本のエネルギーにとって生命線とも言えるシーレーンを航行する船舶を守るため海上自衛隊の中東派遣は予定通り行われる。
入念な情報収集や図上演習のもと派遣される自衛隊の皆さんに対して感謝の念と安全な任務遂行を願うと同時に、隊員の安全確保に向けた根本的な法整備の重要性を改めて思うところである。