関西敦賀交流人会、東京敦賀人会、東海敦賀人会の「一斉帰郷」を大歓迎

ブログ 敦賀の歴史・文化 活動報告

「二足の草鞋(わらじ)を履く」とは、元々、江戸時代に博徒が十手を預かり、賭博などを取り締まる捕吏をも兼ねたことを言い、両立し得ないような二つの職業を同一人が兼ねることを意味するもの。
 
「両立し得ない」というとオーバーなのですが、昨日の私は気比史学会の事務局長と市議会副議長の「二足の草鞋」にて、関西敦賀交流人会、東京敦賀人会、東海敦賀人会の「一斉帰郷歓迎行事」に出席しました。
 
敦賀市では、敦賀にゆかりのある方々で構成された3つの会の皆さんが年に一度、日にちを合わせて「一斉帰郷」される行事を毎年続けられており、関係者であたたかくこれをお迎えしているところ。
 
今回は、「一斉帰郷」のイベントとして、気比史学会が「ミニ歴史講座」のオファーをいただき、糀谷好晃会長とともに対応するとともに、歓迎昼食会には敦賀市議会の正副議長がお招きいただき、これに出席した次第。
 
まずは、北陸新幹線が開業したことにより、東京からは「かがやき」、関西からは「サンダーバード」、東海からは「しらさぎ」と、三者三様のルートで結節点の敦賀に帰郷されたことに、改めて交通の要衝であることを感じつつ、遅延なく無事に到着されたことに安堵したところ。
 
到着後、プラザ萬象の会議室で開催した「ミニ歴史講座」では、5月のNHK大河ドラマ「光る君へ」(越前編)パブリックビューイングに併せて行った「平安時代の敦賀」をややアレンジ。
 
講師に糀谷会長、私はパソコン操作のアシスタント役で約40分間お話ししました。
 
大河ドラマにも登場した「松原客館」や「深坂古道」を中心に、敦賀の歴史をご紹介しましたが、皆さん熱心に聞いていただくとともに、終了後には「こんな歴史がある、すごいまちだと知れて良かった」との感想もいただき嬉しい限り。
 

【ミニ歴史講座の様子。講師は糀谷会長、前列右端が私。】
 
ご一行様はその後、氣比神宮を参拝され、歓迎昼食会場の「リラ・ポート」へ。
 
敦賀市からは、市長を始め副市長、教育長、議会からは正副議長、商工会議所会頭、各高校の校長先生に同窓会・OB会長までが参加をし、敦賀市内を一望できるロケーションのもと、「お帰りなさい」とテーブルを囲みました。
 
そして何と、偶然テーブルの対面に座った彼は、中学時代からの同級生。
 
何とも嬉しい再会に感激した次第です。
 

【歓迎昼食会場の様子。窓から見えるのは新幹線駅や敦賀湾。】
 
この歓迎昼食会。
 
お伺いするに、以前は常宮神社で敦賀市の職員さん達が自ら料理を奮っていたそうで、昨日も部長以下、総務部の多くの方々が対応される姿を拝見するに、各方面で活躍され、敦賀に対し応援やご支援をいただいている郷土出身の皆さんへの敬意、感謝の念が表れているものと感じた次第です。
 
議長と私は次の公務のため、後ろ髪を引かれる思いで途中退席しましたが、今日からの3連休に続き、来週はお盆。
 
暫し、郷土の空気をゆっくり味わっていただければ幸いに思います。
 
なお、公務のほうは、福井市役所で開催の「福井県市議会議長会 令和6年8月定期総会」。
 
議案として、それぞれの課題を踏まえた、各市からの要望事項を承認した後、県や中央要望活動について確認しました。
 

【福井市議会 全員協議会室で開催された「福井県市議会議長会」の様子】
 
各市の要望事項を拝見するに、まさに地域の課題解消、発展に向けたものばかり(当たり前ですが)。
 
敦賀市議会からは、「北陸新幹線の整備促進」と「原子力政策と原子力発電所立地地域の安全確保」の2件を挙げましたが、両件ともまさに「郷土の発展」に資するもの。
 
先の敦賀交流人会、敦賀人会の皆さんからあった「郷土に対する期待」も胸に置き、その実現に向け私も、微力ながら尽力する思いであります。