2019年8月23日
議会運営委員会 行政視察(2日目:桐生市)
北陸初の夏優勝を掛けた決勝戦。
星稜高校は惜しくも敗れ準優勝となりました。
期待が大きかっただけに残念な思いはありますが、準優勝自体スゴいことであり、星稜ナインには心より拍手を送りたいと思います。
さて、視察2日目の昨日は、敦賀と同じ「球都」であり、篠原涼子の出身地でもある群馬県桐生市を訪問。
「議会改革」として桐生市議会が取り組む、市民、とりわけ若年層参加のまちづくりについてお話しを伺いました。
※球都と呼ばれるのは、千葉県木更津市、愛媛県松山市を含め全国で四市とのこと
桐生市議会の取組み項目は、大きく4つ。
以下に取組みトピックスを記します。
①議会報告会・意見交換会
・市民参加のまちづくり促進に向けた取組み。
・桐生市を8つの地域に分け、定例会ごとに順次巡回開催。
・22名の議員は全員出席し、運営も議員自ら実施。
・大学生にも参加を呼び掛け、次第に若年層の参加者も増加している。
②まちづくり討論会
・団体や学生を対象に開催。
・桐生市の良いところ、悪いところは?との問い掛け方式にしたところ、活発に意見が挙がるようになった。
・桐生商業高校ビジネス研究部との討論内容は、その後市長提案にまで発展した。
・若い世代のSNS利用は、圧倒的にTwitterが多いことが把握出来たため、議会としても従来のメルマガ、Facebook等に加え、Twitterでの発信を開始した。
③議会モニター制
・平成29年に議会改革調査特別委員会にて提案。
・試行を経て今年度より本格運用開始。
・15歳から70歳代までの12名がモニターとして参加。
・一年任期の中で、本会議や委員会、議会だよりなどの広報を含め、市民の視点からの意見を頂戴する。
・モニター同士の意見交換(2回/年)も開催している。
④職場体験
・桐生商との討論を基に、常任委員会との議論を継続し、市長への提言まで実施した例もあり。
⑤職場体験受入れ
・議会の役割を体験してもらうことを目的に導入。
・高校生や大学生などに参加いただき、委員会の設営補助や会議録の文字起こし、キッズページの作成などを通じ、若い世代に議員活動を知ってもらうことにつながっている。
・インターンシップ実習生など、最近では進んで手を挙げて参加される方も増えている。
このように、議会の民意吸収機能として、これ以上無いのでは?と思うほどのフルスペックの取組み内容であり、広報広聴委員会に所属する者として大変刺激を受けました。
視察最終日の本日は静岡県磐田市を訪問します。
最後までしっかり学び、情報収集に努めます。