2025年2月7日
議会運営委員会にて「ハラスメント防止」等について協議
本日2月7日は「北方領土の日」と福井県の誕生日「ふるさとの日」。
実は、札幌オリンピックにて、あの「日の丸飛行隊」がスキージャンプで金銀銅と表彰台を独占した昭和47(1972)年の今日は、自身の誕生日でもあり、この3つの事項が重なる日に生まれたことをどこか感慨深く思うところ。
とりわけ「北方領土の日」に関しては、内閣府の直近の世論調査において、ロシアが不法占拠している現状について「知らない」と答えた若者(18~29歳)が47%に達するとのこと。
すなわち、日本の主権が侵害された問題が風化しつつあることを表すものであり、今日を機に、この問題を今一度思い返し、四島返還を実現するとの国民総意を確認する日にせねばと考えます。
さて、話題を変え、昨日の敦賀市議会は議会運営委員会を開催し、以下の項目について協議。
1.ペーパーレス化の今後の取組について
2.敦賀市議会会議規則及び敦賀市議会委員会条例の一部改正について
3.敦賀市議会の個人情報の保護に関する条例等の一部改正について
4.ハラスメント防止について
1に関しては、同委員会内に置く「タブレット導入検討ワーキング」での検討結果を踏まえ、議案や会議資料等の完全ペーパーレスや発言通告書等のオンライン申請を令和7年第2回定例会(6月議会)から本格導入すること。 ※現在は試験導入中
2、3に関しては、手続きのオンライン化や関係法令の一部改正に伴い、上記条例の改正を行うことを確認しました。
【タブレットを用いての会議もかなり慣れてきました】
そして、4のハラスメント防止について。
検討することとした考えやこれまでの協議経過は以下の過去ブログをご覧いただきたく存じますが、昨年の9月定例会における条例案提出(結果、否決)を踏まえ、敦賀市議会としてルールづくりをすべく協議を進めているもの。
→令和6年11月19日やまたけブログ『「ハラスメント」のない議会、社会に向けて』はこちら
→令和7年1月22日やまたけブログ『議会のハラスメント防止対策は誰のため、何のためにやるのか』
昨日の委員会ではまず、前回唯一、「ハラスメントの対象範囲」を「議員間のみ」(他会派は「議員から職員」も対象とすることを前提、さらに一部会派からは特別職も含めるべき)、「ルールの形式」については「要綱で良い」(他会派は「条例」)と、異なる考えを示した市政会より、その点に関する会派内での協議結果を報告。
いずれも他の会派と考えを同じくするとあり、これにより、ハラスメントの対象範囲を「議員間、議員から職員(市長など特別職含む)」に、「条例」として整備する旨決定しました。
前回ひっくり返った“ちゃぶ台”が、ひとまず元に戻り良かったと思ったところですが、その後は議会運営委員長より、次回の委員会にて条例案の素案を示すとの考えが示され、条例名をどうするかから始まり、構成する条項、それに規定する内容の報告性について、各委員の意見を徴収。
今後は2月12日(水)の同委員会にて素案提出、会派に持ち帰ったうえで、翌週17日(月)に再度協議するところまでを確認した次第です。
以前のブログで、「議論を重ねる」というのは、何のためにやるのかの趣旨・目的や議論の前提条件を皆で共有し、前回までの協議結果を尊重しつつ、積み上げていくからこそ成り立つと述べましたが、今後は示される案をベースに、「言論の府」にふさわしい協議にしていかねばと。
なお、昨年の9月定例会で、議員提出のハラスメント条例案を協議した際、反対する理由としてあったのは、「議論のプロセスを経ていない」、「全議員に関わることなのに議会内での合意形成がされていない」。
※ちなみにわが会派は主に、規定する内容に考えの相違があるとし反対。
→参考まで『やまたけNEWS(第22号)』をご覧ください
今こうして、一歩づつプロセスを踏んで議論をしていますが、重要なのは、議員全員が同じ認識をもって、「自分ごと」として議論に参加いただくこと(会議に出席するとの意ではなく)。
そうした思いのもと、現在副議長という立場にあることを肝に銘じ、引き続き、自身の役割を果たす所存です。