議会の「ハラスメント防止」について議論が前進

ブログ 敦賀市議会


 
写真は、昨朝の辻立ちポイントから望む敦賀湾。
 
黄砂のせいでしょうか、朝だというのに夕陽がさし込むかの景色はどこか幻想的。
 
水曜日恒例の名子での辻立ちは、頼りになる分会委員長と一緒でしたが、こうした景色を背景に、何かと会話をしながら元気良く活動した次第です。
 
その後、午前中は議員説明会、午後は議会運営員会に出席。
 
議員説明会では福祉保健部より、令和7年度から11年度を期間とし策定された「敦賀市地域福祉計画」ならびに「敦賀市こども計画」について説明を受けました。
 
また、議会運営委員会では、議会の「ハラスメント防止」について。
 
以前より継続協議をしている事項に関し、昨日は、条例案各条項の意味合いを記載した「逐条解説」、同じく条例案において「別に定める」とする事項等について規定する「要綱」を確認しました。
 
議会運営委員会の委員は、他の委員会と同様、先の3月定例会初日に改選したため、新たな委員構成で本格協議するのは昨日が初めてだった訳ですが、委員長から逐条解説を1条づつ読み上げる形で協議を進めました。
 
協議では例えば、第2条に規定するハラスメントの「定義」に関しては、包括的に対応できるよう表記している原案に対し、「パワーハラスメント」や「セクシャルハラスメント」など分かりやすい表記にしたほうが良いのでは。
 
各項でハラスメントの意味合いが重複していることで、逆に複雑になっているのではないかなど、議員あるいは他者にとっての分かりやすさの視点も重要とのご意見があり、改めて協議することにしました。
 
また、議会内に置く「ハラスメント対策委員会」の運用や同委員会から議長に報告する際の内容、結果して「氏名の公表」をする際における相談者のプライバシー保護に関する点などについても、それぞれ規定する意味合いやどうあるべきか委員間協議を行ったところ。
 
私ももちろん議論に参加をしましたが、こうして一つひとつ丁寧に、建設的かつ本質的な議論をするのが、「言論の府」である議会の姿であると、(語弊があるかもしれませんが)嬉しくも楽しい委員会の場になった次第です。
 
なお、議論の状況も踏まえ、本条例案の議会への提出時期については委員長から、「次の6月定例会を目途」とする考えが示され、これに皆「異議なし」。
 
ターゲットを決めて、引き続き協議することとしました。
 
こうして議会運営員会の議論は軌道に乗るところですが、大事なことは「議論のプロセス」のなかで、全議員の「ハラスメント防止」に対する意識、認識を共通のものにすること。
 
昨年の9月定例会にて提出された、同条例案や決議案が否決となった「プロセス」を強く念頭に置き、今後も対応にあたる所存です。