2025年3月28日
茨城の同志お二方が敦賀へ
ここ最近、頻発している山林火災。
発生から6日目となる愛媛県今治市を中心とした山林火災では、焼損面積(27日午後2時半時点)およそ442ヘクタール、住宅や倉庫などあわせて21棟が焼け、現在も今治市と西条市のあわせて3848世帯、7494人に避難指示が出ているとのこと。
まずもって、山林火災の被害を受けた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
必死の消火活動に加え、昨晩から降る雨によって鎮火することを願うところですが、加えて心配されるのが停電(火災範囲に鉄塔あり)。
北陸電力送配電(株)からは、火災による広範囲の停電に備え、社員44名、高圧発電機車等の車両計22台を派遣し、迅速な応急送電要請への対応準備が行われましたが、四国電力送配電(株)によれば、一昨日以降、他電力会社からの応援を含め、発電機車約100台を周辺エリアに受け入れており、このうち3台は消火活動用に必要な個所へ配備を行っているとのこと。
【全国から集結した発電機車(四国電力送配電のXより引用)】
また、これらの運転に必要な燃料も十分に確保するとともに、停電が発生した場合に、各発電機車によって速やかに送電できるよう事前の確認・準備を徹底するなど、万一の場合に鋭意備えているとあり、何かあった時は「お互いさま」と、電力供給を守る誇りをもって全電力で支え合う体制を心強く思う次第です。
さて、遠方から集結いただいたという点でいえば、一昨日からは茨城県より、労組役員時代からお付き合いのある東京電力労働組合組織内議員の佐藤昭雄・水戸市議会議員、当選同期で日頃から連携いただいているUAゼンセンの奥谷崇・土浦市議会議員のご両名に、敦賀発電所及び美浜原子力緊急事態支援センターをご視察いただきました。
以前から、旧知のお二人にお越しいただくことを懇願していただけに、今回の来敦を心から嬉しく思うところであり、行程の一部ではありましたが、私も同行させていただいたところです。
視察に関しては、一昨日は敦賀発電所1号機の廃止措置、敦賀発電所2号機構内や破砕帯調査現場に加え、敦賀3,4号機建設予定地まで。
【3月26日 敦賀原子力館前にて(左から2人目が奥谷議員、中央が佐藤議員)】
昨日は、福島第一原子力発電所事故を踏まえ設立された美浜原子力緊急事態支援センターにて、その役割の説明、原子力災害発災時に遠隔で支援するロボットや重機等をご覧いただきました。
【3月27日 美浜原子力緊急事態支援センターでの視察の様子(上は遠隔操作ロボット、下はドローン訓練)】
また、移動の道中には、茨城県で課題となっている原子力発電所事故時の避難計画や原子力防災に関して意見交換もでき、私にとっても大変貴重な機会となりました。
なお、本件を紹介した私のXポスト(投稿)に奥谷議員からは、「皆さんのご説明を聞き、現場の最前線で電力産業に関わる誇りや、安全に対する意識の高さに感動しました。これからも日本の産業や、私たちの暮らしを支えてください。よろしくお願いします!」とのコメント。
視察を通じ、このように感じていただけたことは大変嬉しいことであり、対応いただいた方々をはじめ、現場の皆さんにこのお言葉を届けたいと思うところです。
改めて、お二方におかれては公務多忙のなか、目的意識をもってここ敦賀までお越しいただいたことに心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
【まさに「わが同志」のお二人。引き続いての連携をお願いいたします。】