2019年10月28日
芸術の秋、身近なアーティストの作品が満載
市内では、地元粟野公民館では「粟野地区文化展」、プラザ萬象では「敦賀市民文化展」が開催されているということで、昨日も選択したのは「芸術の秋」。
まず、冒頭の作品。
粟野地区文化展で目に飛び込んできたこの大仏は、なんとボールペン1本で描かれたもの。
実際、離れて見ると大仏が浮かび上がってくるような立体感あるもので、繊細で緻密なラインと発想に驚きました。
このような作品のみならず、書道、水墨画、手芸、トールペイントに写真など、粟野公民館でのクラブ活動で培った様々なジャンルの力作が展示。
中には、知り合いの方のお名前もあり、何だか嬉しい気持ちになりました。
その後は、初の文化祭の梯子でプラザ萬象へ。
敦賀市文化協会創立60周年記念と併せて開催される市民文化祭は59回目を迎える伝統的なもの。
ここでは書道、水墨画、絵画、写真に加え、俳句や盆栽まで多岐に亘る作品が展示。
粟野地区と較べスケールの大きい作品が多く、迫力がありました。
いずれの作品も素晴らしいもので思わず感嘆の声の連続でしたが、気に止まったのは俳句のブース。
時世を表す作品も興味深く詠ませていただきましたが、この一句は元気に運転していた頃の原子力発電所に思いを寄せる先輩が詠まれたものかと推測したところ。
会場を出る際、水墨画を描く会社のOBの方とお話しするに、社員時代から定年以降に続けられるような趣味をと描き続けてきたことが、今や一芸になるとともに、趣味を通じ多くの仲間が出来たと生き生きとした表情で話されていました。
確かに、会場にいらっしゃった皆さんは和気藹々、豊かな表情をされており、年齢は何のそのといった感じでありました。
このようなお姿を拝見するに、文化・芸術面の活動をしっかりとバックアップしていくことも、生涯イキイキ人生を過ごしていただくための取り組みであると肌で感じた一日となりました。